2013年02月28日 (木)おはなしのくにクラシック「アイヌ神謡集・おもろそうし」 スタジオリポート


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おはなしのくにクラシック 第20回は「アイヌ神謡集・おもろそうし」と題して、北海道と沖縄に伝わる文学を紹介します。番組全体の語りを務める俳優の石田ひかりさんと、アイヌ語朗読の木原仁美さん、三線演奏の照喜名朝國(てるきなともくに)さんにお話を伺いました。

石田さんは、出演の依頼が来たとき「北と南、日本の中で一番離れている文化を紹介するなんておもしろそう!ぜひやりたい!」と喜んで引き受けたそうです。お母さんが沖縄出身で親戚も多いことから、沖縄は自分の居場所のように感じるという石田さん。今回、琉球の服を着て「我ながらやっぱり似合う!と思いました」と笑顔で語ってくれました。また、今回番組タイトルの背景に使っているアイヌ文様の刺しゅう作品は、石田さんが義理のお兄さんから結婚祝いにもらった物だとか。そんなことからも琉球とアイヌの両方に縁を感じているそうです。

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アイヌ語の朗読を担当した木原さんによると「アイヌ語がテレビで流れることはほとんどないので、 良い機会を与えられたと思ってがんばりました!」とのこと。アイヌ神謡は俳句のように韻文なので、声に出して読むとリズムが心地いいんだそうです。「番組を見た子どもたちがこのフレーズを口ずさんでくれればうれしいです」と話してくれました。

三線演奏者の照喜名さんによると、琉球の音楽の基本的な音階はドミファソシド(レラ抜き)だそうです。「試しにピアノなどでドミファソシドを繰り返し演奏してみてください。沖縄にいる気分になれますよ」とのことでした。さらに、琉球古典音楽は600年の歴史があり、皆さんが親しんでいる『花』や『涙そうそう』などの原点なのだそうです。みなさん、知っていましたか?

 

番組では、まず「アイヌ神謡集」の冒頭を飾る「銀の滴降る降るまわりに」という物語を紹介します。木原さんによる「シロカニペ ランラン ピシカン・・・」というアイヌ語と、石田さんによる、その部分の日本語が、掛け合いで朗読されます。

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続いては沖縄の民謡です。カメラは、石田さんがアイヌの衣装から沖縄の衣装に変えながらスタジオを移動する姿を追います。スタジオの風景は、北の大地から一変して南国の明るい雰囲気に変わります。そこでは照喜名さんが三線の演奏をしていて、石田さんはその音色を背景に「おもろそうし」におさめられている歌を朗読します。

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日本の北と南ではぐくまれてきた、独特な文化。この機会に子どもたちと、それぞれの地で語り継いできた人々の思いを感じてみてはいかがでしょうか?

最後に石田さんから、番組を見る子たちへのメッセージをいただきました。「アイヌと琉球は、衣装も音楽も全然違うから、『どうしてだろう?』って引っかかってくれたらいいですね。さらにそれをスル―せずに、図書室でアイヌや琉球の本を借りてみたり、自由研究のテーマにしてくれたりしたら、とてもステキだと思います。昔の人々が語り継いできたことに興味を持って、受け継いで、大切にしてほしいですね」。

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おはなしのくにクラシック 「アイヌ神謡集・おもろそうし」
〈Eテレ 3/4(月) 午前9:15~9:25〉
〈Eテレ 3/11(月) 午前9:15~9:25〉(再)

投稿者:デジタル教材スタッフ | 投稿時間:10:00

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