NHK札幌放送局

ほっとニュース通信(45)【瀬田宙大】

瀬田 宙大

2019年2月15日(金)午後3時43分 更新

【メタ認知】自らを別の立場から見て認識すること。 茂木さんと話をしていて #北海道のここがえーぞ というSNS発信の結果生まれる“えーぞ北海道ツイートマップ”は北海道を俯瞰する新たなツールになるかもしれない―その可能性を強く感じました。

去年9月の地震後、SNSを中心に広がりを見せた「元気です北海道」。その進化版ともいえるのが#北海道のここがえーぞ という共通ハッシュタグを用いたFUKKOツイート旅。茂木さんはこの取り組みに賛同して北海道の旅をリアルタイムでツイートしました。

“#は心と心をつなぐ架け橋”
これまでハッシュタグを積極的に活用してこなかったという茂木さん。今回の旅での発見は“#”は共通の話題をつなぐだけではなく、人の心もつなぐものだということだといいます。インタビューでも「ソーシャルメディアの持っている可能性は本当に大きく、特にハッシュタグは脳の記憶をたどったり、連想をたどるという意味においてもいい仕掛け。旅をつぶやきながら、ハッシュタグ検索をすると多くの人が同じハッシュタグでつながっていて、大きなプロジェクトに参加している一体感があった。心が通じ合うような感覚に近い」と話していました。

“えーぞ北海道ツイートマップ”は応援の気持ちが詰まった復興応援地図
SNS上に#北海道のここがえーぞ というハッシュタグをつけ、位置情報を付加したその発信は近くFUKKOツイート旅の特設HPで地図上にまとめられます。応援の気持ちの集合体が地図としてまとめられることについて茂木さんは「北海道を応援したいと思う人が旅行をする上での参考にもなるし、何かをしたいと考えている人に『こんな関わり方があるよ』という情報提供にもなる。さらに多くの人の視点が積み重なった地図を見たとき、北海道の人たちが意識していない、新たな魅力を発見するきっかけになるかもしれない」と期待を込めて話していました。

茂木さんもこの取り組みについて「声を掛け合い、旗を振り、みんなで力を合わせると何かが生まれる。そして、大きな力になるということを、改めて確認するとともに、もっと大事にしたいと思わせる機会だった。災害は1度起こると元に戻るのは大変なこと。いろんな人の力が加わらなければなかなか実現できない中、SNSが当たり前になった現代においてはプラットフォームを確立し、旗振り役さえいれば復興を手助けする新たな形になるのではないか」と可能性を話していました。

今回お話を伺っていて思ったのは、発信する時点で、情報を取りまとめるときのことをどれだけ意識できているか。それが問われていると感じました。1億総メディア時代ともいわれる現代は情報があふれかえり、必要な情報にたどり着く前に力尽きる、おぼれやすい時代でもあると思います。発信が急増する災害時はなおのことです。そうした中、灯台のような目印をいかに埋め込むのか。NHK北海道の公式ツイッターをもっている私たちも考えてなければならないと思いました。

FUKKOツイート旅を運営する「元気です北海道応援プロジェクト」の事務局は、#北海道のここがえーぞ がついたツイートをもとにした地図の公開を前に2月16日(土)午後6時に位置情報とこのハッシュタグをつけた発信を一斉にしてほしいと呼びかけています。私も北海道で暮らすひとりとして、北海道の魅力を再発見し、多くの人に届ける取り組みの盛り上がりと成果に期待したいと思います。

それでは、また(^^)/


(2019年2月15日)


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