NHK札幌放送局

WEBニュース特集 5月子どもの変化に注意

北海道WEBニュース特集

2019年5月13日(月)午後4時13分 更新

10連休が終わりました。中には、連休明けに憂鬱な気持ちになったり、やる気がでなかったりという人もいるかもしれません。いわゆる「5月病」になりやすいこの時期、特に注意してほしいのは子どもたちの心の変化です。  

連休明けの小学校では
新学期が始まってすぐに迎えた10連休。札幌市内の小学校では、ことしの休みが特に長かったことから子どもたちが学校生活のリズムを少しずつ取り戻せるよう気を配っているといいます。札幌市宮の森小学校の野﨑猛教頭は「子どもたちがどんな様子で帰ってくるのかちょっと心配していましたが、予想以上に落ち着いた様子で学校に戻ってきてくれました。子どもたちにとって安心感があるのは、日常の生活だと思います。いつも通り過ごせるということを意識したい」と話しています。

連休明けに不登校になりました
連休明けのこの時期、学校に行くのが辛くなり、不登校となるケースもあります。札幌市内のフリースクールに通う14歳の中学生は、去年の連休以降、入学したばかりの中学校に通えなくなってしまいました。新しいクラスになじめなかった不安が連休の終わりが近づくにつれ大きくなっていったといいます。

生徒は「去年の連休明けは、2日くらい学校行って、そのあとから辛くなり休んだりしてました。クラスメートが人の悪口をいっていて、自分もいつかいわれるんだろうと思うと怖くなり、朝起きたとき腹が痛くなったり、憂鬱になっていた」と当時の心境を語りました。

ことしの連休明け3日間で相談34件
道教育委員会は子どもの心の悩みに寄り添おうと電話での相談を行っています。ことしは連休明けから今月9日までの3日間に、合わせて34件の相談が寄せられたということです。道教育委員会の松田俊也主幹は「例年5月に相談の件数が増える状況にあります。友人関係やいじめ、そういったいろんな悩みを抱えているお子さんがいると思いますが、気軽に子ども相談支援センターに電話していただきたい」と活用を呼びかけています。

これまでと違うちょっとした変化に敏感に
では、子どもの変化に気づくには大人はどのようなところを気をつければよいのか。専門家は、子どもは悩みを直接口に出すことが少ないため、これまでとは違うちょっとした変化に敏感になってほしいと話しています。北海道教育大学
平野直己教授は「まずはそういう状況にある子たちの様子に気づいてあげることが大事です。例えば、朝ご飯を食べる時間が長くなって、ぼんやりしていることが多くなるとか、ため息が多くなるとか、本当はしないといけない課題があるけど、ゲームに没頭しているという子もいると思う。一体この子に何が起こってるのかな、という視点でその子に問いかけてあげるっていうのが本当は一番いいと思います」と話しています。

学校に関係のない質問で持っていることを引き出す
平野教授によりますと、子どもの様子がいつもと違うときは、まずは子どもに声をかけてほしいということです。例えば「最近ため息が多いね」とか「何か気になることある?」など学校に関係なく子どもの思っていることを引き出すような質問をしてみるのも1つの方法だということです。もし学校に行きたくないという話が出てきたときは「きょうはお休みしてみよう」などと話して、しばらく様子を見守って欲しいということです。平野教授は「学校に行かせることにこだわらず、子どもの気持ちと向き合ってほしい」と話していました。また、相談窓口にメールや電話してみるのも1つの方法です。
道教育委員会「子ども相談支援センター」
0120-38ー8256(無料)
NPO法人「チャイルドライン支援センター」
0120-99-7777(無料)

関連情報

WEBニュース特集 東京オリンピックのチケット申し込み

北海道WEBニュース特集

2019年5月10日(金)午後3時04分 更新

WEBニュース特集 アイスホッケーの灯を消すな!

北海道WEBニュース特集

2019年2月5日(火)午後1時30分 更新

WEBニュース特集 ラグビーワールドカップで乾杯

北海道WEBニュース特集

2019年5月31日(金)午後5時53分 更新

上に戻る