NHK札幌放送局

地元自慢 千歳川のサケ #サケ

サケチャンネル

2019年10月15日(火)午後0時54分 更新

秋、多くのサケが産卵のために川に登ってきています。 道内有数の遡上量を誇る千歳川のサケを取材しました。

いまサケでいっぱいの千歳川

豊かな支笏湖の水が流れる千歳川は、川のまわりには地下水がわき出て、水温や水質が一定に保たれているため、サケの産卵に適した環境がそろっています。
年間の遡上量は十数万匹。この時期、水中はサケでいっぱいです。
川をのぼってきたサケは、「インディアン水車」呼ばれるかごの付いた水車で捕獲され、捕獲したサケは上流にあるふ化場へと運ばれます。
1匹のサケからとれる卵は3000から4000個ほどです。この時期、作業場は大忙しです。

伝統的なサケ漁
千歳川のサケはアイヌの人たちにとっても生活の基盤であり、主食になっていました。千歳アイヌ文化伝承保存会会長の石辺勝行さんは、アイヌの人たちの伝統的なサケ漁をを伝える活動をしています。
アイヌの人たちにとってサケは神様からの贈り物であり、捨てるところはありません。干して保存食にしたり、皮を使って靴や服を作っていました。また、交易にも使われ、物々交換の柱になっていたそうです。

そんなアイヌの伝統を伝えようと、石辺さんたちは市内の小学校への出前授業も積極的に行っています。
カギのついた棒でサケを突き、カギをかけてサケを釣り上げます。
漁を体験した生徒は、「神様から授けてもらった魚。いただくときは感謝を持っていただきたい」と話していました。

地域と協力してサケをPRする高校生
地元企業と協力しながら地域の新しい特産品の開発を行っている千歳高校「BSC部(ビジネススタディクラブ)」生徒たちは、千歳のサケを使った春巻き「鮭(しゃけ)るチーズのちゃんちゃん春巻き」を考案しました。

千歳川でとれるのは、産卵のため遡上した川のサケ。実はあまり食べられていないのです。そうしたサケの身を使って、地元をPRするような新しい商品が作れないかと開発を進めてきました。さくさくした皮の中に、キクラゲやパプリカなどが入っていて、食感や鮮やかな色彩も楽しめます。サケだけでなく、野菜も千歳産にこだわりました。
開発した生徒は、「色んな千歳の特産物が入っていて、片手で千歳を味わえる商品です」と話していました。
昔から千歳の生活に欠かせないサケ。千歳川のサケは、さまざまな形で市民に愛されています。

2019年10月11日

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