NHK札幌放送局

とかちとかいろいろ神門ブログ 第6回

神門 光太朗

2019年9月19日(木)午後5時00分 更新

連続テレビ小説『なつぞら』のロケセットのひとつ「柴田牧場のサイロ」。 陸別町の駅前多目的広場で公開が始まったと聞き、休日に軽自動車を運転して行ってきました。

車のナンバープレートを見ると、遠くからやってきた観光客の方も大勢いらっしゃいました。
みなさん、「ああ、テレビで見たとおりだ」とか「よくできてるなぁ」とか、そう言いながらサイロのまわりをぐるりと歩いて、それで満足して帰っていくのです。
しかし、私が断言します。
ぐるりと1周だけして帰った人たちは気づいていないと思いますが、私がおススメするのは「柴田」です。
これ!

「柴田」の文字。
まるで何十年も前に書かれたかのような「柴田」
今にも消えそうな「柴田」
がんばれ「柴田」
負けるな「柴田」

ドラマの撮影が始まったのは、2018年です。
この「柴田」もそれに向けて製作されたものですから、せいぜいこの1、2年で書かれたものなのでしょう。
どうやったら、この経年変化を出せるんだ。すごいな、NHK美術チーム。
ぜひ、あなたも陸別町に「柴田」を見に行ってください。

ロケセットといえば、13日(金)の『ほっとニュース北海道』で放送した「なつぞらノート」では、新得町にある「玄関前・新牛舎ロケセット」をご紹介しました。

十勝総合振興局の職員有志で結成された“なっちゃん隊”の野口さん(獣医師)と菅原さん(管理栄養士)がリポーターとなって、ロケセットが設置されている牧場の取締役 若杉さんにインタビューしました。

私は現場でディレクターとして「では本番! ヨォーーーーーイ、スタァァァァアッッッッット!」と声を出して、ドラマ監督気取りで撮影を進めておりました。
(※注 動物のそばで大声を出してはいけません。だから小声でスタァァァァアッッッッットと言いました)

すると、牧場の一角でソフトクリームを売っていた青年が声をかけてきました。
「ぼくも写してくださいよ」

しかし、「なつぞらノート」は、たった2分半のコーナー。
カンド監督は答えます。「ごめんよ。キミを撮影しても、おそらくボツになってしまう。そんなに言うなら、とかちとかいろいろ神門ブログになら載せてあげてもいいよ」
上から目線のカンド監督でしたが、青年は「ブログに、ぼくのことを書いてください」とおっしゃる。
では、青年から聞いた話を書きましょう。

青年の名は清野(せいの)くん、年齢は19歳。
この牧場では、牛の世話をしている若者が、ソフトクリーム売り場にも立ってお客さんと会話をします。
防疫のため、一般のお客さんは牛舎には入れません。清野くんは、日ごろ牛と触れ合って感じたことをお客さんに話すのです。もっと酪農について知ってほしい、逆に消費者が酪農にどんなイメージを持っているのか知りたい、という気持ちからだそうです。牛と消費者との橋渡し役として清野くんはソフトクリーム売り場に立っているのです。

「ぼくも写してくださいよ」と言われたときには、ただの出たがりクンだな……と、上から目線だったカンド監督は後悔しました。
帯広市で酪農業を営む家で生まれ育ったという清野くん。
酪農という仕事の魅力を多くの人に知ってほしいという強い思いを抱いた青年だったのです。清野くん、ごめん。

そして、「なつぞらノート」は2週連続の“なっちゃん隊”です。
今週分も、私がディレクターとして、「では本番! ヨォーオォォイ、スタァァァァアアッァァァアット!」(※小声)と指示を出して撮影しました。

牛の次は馬です! 20日(金)の『ほっとニュース北海道』で放送予定です。
鋭意制作中! お楽しみに!


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