NHK札幌放送局

ヒグマと向き合う

0755DDチャンネル

2019年9月9日(月)午後0時09分 更新

この夏、札幌市南区の藤野地区と簾舞地区は、ヒグマの住宅街への出没に揺れました。

藤野地区と簾舞地区の住宅街に8月3日から現れたヒグマは、14日に駆除されるまでの間、断続的に街を徘徊、庭先の作物を食い荒らしていました。
札幌市は、2017年(平成29年)に「ヒグマ基本計画」を作って、ヒグマ対策の担当部署を市役所内に設置。やみくもに駆除するのではなく、出没するヒグマの危険度を判定して、状況に応じて対応することを決めています。

今回出没したヒグマに対して、札幌市は、出没する夜間に車での追い払い、昼間に電気牧柵を使った家庭菜園の対策を進めていました。
しかし、周囲に野次馬の車が集まるうちに、ヒグマは車で追われることに慣れ、7日から8日にかけて車のライトやクラクションを怖がらなくなりました。
さらに、12日には朝の明るい時間帯に出没。付近には霊園があり、お盆に人出がある時期とも重なったことから、市民に危険が及ぶ可能性が高くなったため、駆除に踏み切りました。

MEMO 麻酔銃?生け捕り?
住宅街にいるヒグマに麻酔銃は使えません。麻酔薬を使えば、アニメのようにすぐ寝てしまうということはなく、効き目があらわれる前に大きな獣が暴れることで周囲に危険がおよぶ、というのが理由です。
さらに、こうしたクマを生け捕りにしたとしても、人なれして農作物の味を学習したクマを、よそへ移すことは、別の場所に危険を持っていくことになってしまいます。
今回の駆除は札幌市では6年ぶり。北海道内では年間600頭以上のクマが捕獲されているのが現状です。
MEMO 電気柵も大事な手段
ヒグマ対策で大事なのは、出てこないような環境を作ること(=草刈り)とともに、出てきたクマに作物を食べさせないこと(=電気柵の設置)です。トウキビやスイカが簡単に手に入ることを覚えてしまったクマは問題行動を繰り返すことになります。
札幌市は家庭菜園について、ヒグマの被害があったり、被害が想定される場合、電気牧柵を貸し出しています。


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