NHK札幌放送局

おむすびで笑顔を届けたい

ほっとニュース ミニ

2019年4月9日(火)午後6時43分 更新

この冬、千歳市や恵庭市を中心に、おむすびの移動販売を始めた女性がいます。人々を笑顔にさせるおむすびの魅力をお届けします。

ほかほかおむすび 車で販売

「もうすごいおいしい。ちょうどいい塩加減というか」(お客さん)

この冬、新たにお目見えした、出来たてのおむすびを販売するキッチンカー。

おむすびを握っているのは、高橋寿美子さん。かつてお米の販売をしていた経験をいかし、いつでもどこでも手軽に味わえる、おむすび専門の移動販売を始めました。

「おむすびってすごく可能性が無限にあって、ごはんの中に何を入れても成り立つ。いろんなところに行っておむすびを提供できるので、考えただけでわくわくして、それがきっかけですね」

特にこだわった、おむすびのお米。

高橋さんが選んだのは「ななつぼし」。

「おむすびの場合は、けっこう粒感を残したい。北海道米だと一番ねばりがそんなに強くない」

ご当地の味でその土地を知る

出店して2か月。

おむすびの評判は口コミやSNSで広まり、客が後を絶ちません。

人気の秘密、それは個性的な “具” の数々です。

高橋さんは北海道の郷土料理を中心に、全国各地のご当地食材をおむすびの具にしました。「長命草みそ」「函館松前漬け」「サバのへしこ」など。その数は30種類以上にのぼります。

「食を通して、その土地を知ってもらう。若い方は食べる機会が少ないかなと。そういうものを、おむすびを通して手軽に知っていただくというのは、心がけているところですね」

被災地復興への思い

なかでも高橋さんにとって思い入れのある具材があります。

昨年9月、地震で大きな被害を受けた厚真町の特産「ハスカップの塩漬け」です。

地震の2か月前、高橋さんはみずから厚真町に出向いてハスカップを収穫。復興への手助けの為にも、この味を広げたいという思いが強くなりました。

「酸っぱいけれど、梅干しよりもっとフルーティ。全然、無理やり感がないです」(お客さん)

「たくさんの方が食べて、厚真の復興にちょっとでも助けになったらいいですね。全国のおいしいものをおむすびで結んで、人と人、土地と人を結んでいきたいというのが私の思いですね」

ひとにぎり、ひとにぎり、ふるさとの味をぎゅっと詰めた高橋さんのおむすび。今日も各地でぬくもりと笑顔を届けます。

(2019年2月27日放送)

#北海道の食

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