NHK札幌放送局

どうする大雪? 帯広の除雪 投稿募集

十勝チャンネル

2018年12月27日(木)午後4時11分 更新

NHKでは地域の課題やお悩みについて、皆さんからの投稿をもとに取材して解決策を探る新しいプロジェクトを始めます。第1回のテーマはこの時期、気になる「除雪」です。北海道の内陸部では温暖化の影響で降雪量が増えるという研究報告も出ています。2018年3月、大雪に見舞われた帯広市では市民から除雪態勢が改めて問われています。

【積雪1mの“どか雪”】

2018年3月1日、帯広市は積雪が1メートルを超え、3月としては観測史上2位の大雪になりました。
市は午後7時から幹線道路の除雪を行う予定でしたが、出動した除雪車は道路に立往生する車もあり、大渋滞に阻まれ、ほとんど作業はできませんでした。本格的に除雪ができたのは2時間後の午後9時からでした。市内では路線バスも運行を中止、勤務先から帰宅できない人も出たほどでした。

【市民の苦情相次ぐ】

帯広市役所には1900件近い苦情が寄せられました。当時の記録には、「除雪が入っていない」「間口がふさがっている」などと市民の切実な声が残されています。

【まさかの除雪車減少】

除雪態勢の強化が期待されたこの冬。10月中旬、市と除雪の請負業者、住民代表が話し合いました。ところが示されたのは歩道用除雪車の5台減少。業者が減ったというのが理由でした。住民代表からは影響を懸念する声があがりました。
帯広市の除雪態勢について市民に改めて話を聞いてみると、「除雪するのが遅い」「除雪態勢はあまりよくない」「一生懸命やってくれていると思うけど、もうちょっと頑張ってほしい」といった声が聞かれました。

【温暖化で“どか雪”増える】

気がかりなのは今後の雪の降り方です。十勝地方などの内陸部では温暖化の影響で1度に降る雪の量が増えるという研究報告が出されています。気象研究所の川瀬宏明主任研究官は、「海面の温度が上がれば大量の水蒸気が大気に含まれることになるが、北海道は温暖化しても氷点下なのでより多くの雪が降ってくる。1回に降る雪の量だけでなく、厳冬期の1月や2月上旬は期間中の降雪量自体も増えるという予測が出ている」と指摘しています。

今後の除雪態勢の強化に向けて、帯広市議会の委員会は、「除雪は災害対応の観点を持って考えるべきだ」とする調査報告書をまとめました。帯広市議会建設文教委員会の横山明美委員長は、「大雪の時は特段の態勢でやっていかなければならない。問題はあるがくふうを重ねて市民に納得してもらえる方法を考えていかなければいけない」と話しています。

【あなたの投稿で取材へ】

市民にとって身近で深刻な課題の除雪態勢についてNHK帯広放送局では、“課題発見・解決型”の新プロジェクト「ナットク!とかちch(チャンネル)」で投稿を募集しています。大雪や除雪でのお悩みや課題解決のアイデアなどをお寄せください。投稿をもとに取材を行い、解決策を探っていきます。
投稿は、帯広放送局ホームページメールフォームやFAX(0155-23-2741)で受け付けています。

(2018年12月26日放送)


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