NHK札幌放送局

大樹町の若社長 民間ロケットを宇宙へ!

ほっとニュース ミニ

2019年1月18日(金)午後3時28分 更新

十勝・大樹町のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」の稲川貴大さん。社員21人を率いる、31歳の若き社長です。日本初の民間ロケットで宇宙空間到達を目指す、その思いに迫ります。

目標を見据え ロケット開発に集中

おととしに続いて昨年の6月、満を持して挑んだ2度目の打ち上げ。

機体は直後に墜落・炎上しました。当時、ショックを感じつつも稲川さんは技術陣とともに原因分析を進めました。

打ち上げの先には“宇宙ビジネス”の構築を目指す稲川さん。
目標をしっかり見据えることで、ショックをひきずらずにロケットの開発に集中できたと振り返ります。

「打ち上げの失敗というのは精神的にくるものでしたし、やっぱりショックはショックっていう気持ちはあるんだけど、それだけじゃないよね、次をみようねと。中途半端なものじゃなくて、しっかりとしたものを作りましょう、という段階ですね。」

ロケットとの出会い

稲川さんとロケットの出会いは東京工業大学に入り、ものづくりを通じて魅力を知ったのがきっかけでした。

そして、在学中に実業家の堀江貴文さんと巡り会い、宇宙開発に関する考えに共鳴します。大学院を卒業後、堀江さんが創業したインターステラテクノロジズに加わりました。

「ちゃんと会社としてやっていこうと、大きくしていこうという話で、意気投合というか、誘われたというか。それで実際におもしろくなりそうだなと思って飛び込んできたところです。」

堀江さんの持つ、旺盛な行動力や発信力。稲川さんにとって心強いパートナーです。

「物事を前に進める力ですよね。全然無理に見えるところを切り開いていく。何かに遠慮しないとか、それで切り開いていく力みたいなのは ああすごい、見習わなきゃなと思いますね。」

宇宙でのビジネス 共感してもらうために

ロケット開発を進める中で、稲川さんがこだわっているのが「みんなのロケット」ということばです。

クラウドファンディングや講演を通して、宇宙ビジネスへの情熱を共有できる仲間を増やそうとしています。

昨年12月、札幌で行われた講演会。

「材料に普通の汎用品を採用して、安いロケットをユーザーに提供したい。」(稲川さん)
人工衛星を運ぶ価格の安い輸送手段として、ロケットを実用化するビジネスの構想を熱心に話します。

ロケットの打ち上げの成否のみに注目が集まりがちな中で、稲川さんが目指すのは宇宙ビジネスへの確実な足がかりです。

「まずは宇宙空間に到達するロケットをきちんと実証しようというのが2019年の目標です。それがきちんとビジネスとして回っていくと、本当に世界的にもインパクトのあることになってくる。目指すのはそういうところだと。最終的に、いろいろな人が便利になる、いい世の中になる、っていう世界が開けると思っているので、しっかりと“新しい時代”を作っていくという思いですね。」

時代を作る若きリーダーの決意です。

(2019年1月10日放送)

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