NHK札幌放送局

松浦武四郎スペシャル 鈴井貴之 春の石狩湾へ

北海道中ひざくりげ

2018年8月16日(木)午前11時00分 更新

今回の旅人は“ミスター”ことタレントの鈴井貴之さん。

鈴井さんは、江戸時代の探検家・松浦武四郎の足跡をたどって、春の石狩湾の魅力に触れる旅に出ました。

まず訪れたのは石狩市の厚田港。

豊かな漁場に恵まれ、古くから港町として栄えてきました。

浜の活気溢れる漁港より徒歩30秒の朝市へ。

おまけ付きがうれしい!気前がいい!

「常におまけ付ける」
「だってうれしいでしょ?自分がお客さんだったら」

武四郎が感じた熱気は、今も残っています。

海が時化た時にしか現れない海の贈り物…

石狩湾には武四郎が恋い焦がれた幻の珍味が眠っています。

幻の珍味を求め厚田から北へ30キロ、浜益へやってきました。

海辺で人影発見!もしや珍味が?

「こんなに天気が悪いところで何していらっしゃるんですか?」
「贈り物が上がってくるんです。浜益のことばでルッツっていう。」

ルッツを求めて47年ここに通っている安保さん。

地域で唯一の居酒屋は、海の贈り物、貴重なルッツを味わえる安保さんのお店です。

はるばる遠方からやって来るお客さんも珍しくありません。

おすすめの食べ方はさしみ。はたして幻の珍味のお味は?

「歯ごたえがあってうまい!」

浜でルッツを拾えるチャンスは年に一度あるかないか。

「恵みですよね、海からの贈り物。」

ルッツはふるさとの味、浜辺で見つけた宝物なのです。

江戸時代に武四郎が描き残した風景「ニシンの天日干し」

加工されたニシンはかつてこの街に繁栄をもたらしたといわれています。

ニシンの素晴らしさを聞きに港近くのニシン加工場へ。

街の歴史が詰まった身欠きニシン、そのお味は?

「脂がのってておいしい!」
「うまい通り越してありがたい!」

古くからニシンとともにあった暮らし。

しかし昭和30年代、環境の変化や乱獲でニシンは姿を消しました。

漁師たちは立ち上がり、平成8年に「ニシン放流プロジェクト」を始めました。

放流を始めて15年後、厚田の海は白く染まりました。

「群来(くき)」
ニシンの群れが押し寄せて産卵を始めたのです。

ニシン漁の復活は、この地を離れた若者たちをふるさと厚田に戻しています。

「どんな港になってくれればいいと思う?」

「日本一の港。厚田のニシンといえば日本一と言われるような地域、港にしていきたい。」

北海道中ひざくりげ「春の石狩湾」。

時が流れても変わらない、人々のこの海への愛着を感じる旅でした。

2018年4月27日放送
北海道中ひざくりげ
「歴史は続くよ 恵みの浜に ~石狩湾~」より

これまでの放送記録はこちら


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