NHK札幌放送局

十勝エリアの魅力をとことん!ご紹介 大樹町・鹿追町

知っとく北海道

2018年12月18日(火)午後7時36分 更新

今回の舞台は札幌から車で3時間、日帰り圏内の十勝エリア。食材が豊かな大樹町と、大自然あふれる鹿追町です。

食材の宝庫 大樹町の絶品グルメ

まず訪れたのは大樹町。酪農が盛んで乳製品が豊富な上に、太平洋に面しているため、サケやホッキなど海の幸もそろう食材の宝庫なんです。

なかでもイチオシは、伝統のナチュラルチーズ!

昭和32年、日本で初めてチーズを大量生産できる工場が作られた大樹町。日本のチーズの普及はここから始まっていたんですね。

現在、工場では年間1万1千トンのチーズを生産。北海道民が1年間でひとり2キロずつ食べられるほど、大量のチーズを生産しています。

自慢のチーズを味わうなら「チーズ・サーモン丼」がおすすめ。地元で水揚げされるサケと自慢のチーズの天ぷらです。

町の有志が5年前に開発したこのメニュー、現在町内5つのお店で提供されています。

地元でしか味わえない幻の豚丼

町の中心部から車で15分の山の中。こちらの生産農家では「ケンボロー」という珍しい品種の豚が飼育されています。

複数の品種を掛け合わせたハイブリッド種で、日本では全体の1割ほどしか飼育されていません。見た目は普通の豚肉と変わりありませんが、筋肉の量が多く、肉本来の味が楽しめます。

チーズを作る時に出るホエー(乳清)を与え、柔らかく臭みの少ない肉に仕上げる工夫をしているので、「ケンボロー」を使った豚丼は、噛んでいる感覚がないほどの柔らかさ!

幻の肉「ケンボロー」。ぜひ一度、味わいに行ってみてはいかがでしょうか。

最先端の宇宙開発

大樹町といえば、宇宙ロケットの開発が進む町としても有名。日本の宇宙開発の中核・JAXAと連携した実験や、北海道産のロケット「カムイロケット」の打ち上げも行われています。

目の前に太平洋が広がっており、幹線道路も集落も無いため、ロケットの発射に適しているんだとか。

宇宙を夢見る子供たちが、実際に小型ロケット作りに挑戦できる体験会も開かれています。

世界から大注目!?

そして大樹町には、宇宙開発とは別の分野でも世界から注目されている場所があります。

「ほらほらほら、見て見て見て!」
「これは何ですか?」

実はこれ、世界的なコンクールで優勝したアメリカの大学生のデザインを、実際に建ててみた建築作品。この建物のコンセプトは「食と居住」で、家の中で植物を栽培・収穫しながら人が暮らしていくというものだそう。

こういった建築家の斬新なアイデアは、絵や模型で表現されるのが一般的ですが、ここでは実際の大きさで見られるということで、世界から注目されているのです。

元々、競走馬の牧場だったこの場所を住宅設備メーカーが買い取り、7年前から建築家のデザインの実物大を建設。今では8棟にまで増えました。

2018年11月からはホテルとして開業しており、見学するだけではなく、そこで寝泊まりすることで建築家のアイデアを体感してもらおうという企画なのです。

夜は、満天の星空も堪能できます。
どうですか、大樹町。ぜひ行ってみなくちゃ、ですよね。

天空の湖・然別湖

次にご紹介するのは、自然豊かな鹿追町。こちらの自慢はなんといっても然別湖。標高805メートルの高い場所にあり「天空の湖」とも呼ばれています。

この一帯は冷涼な気候のため、紅葉がいち早く楽しめるスポットとして有名。
運が良ければ、古い時代から生息している珍しい「エゾナキウサギ」に出会うこともできるかも!

そして真冬になると、然別湖は全面結氷。湖の上に作られる「しかりべつ湖コタン」には、極寒の露天風呂にアイスバー、チャペルまで登場。1月下旬から2か月間限定で開催される “幻の村” です。

※コタン:アイヌ語で「村」や「集落」などの意。

大自然を “ひと味違った角度” から体感!

然別湖周辺の原生林では、ワイヤーを使って「モモンガ目線」で森の中を飛ぶ体験ができる施設があります。またカヌーに乗って「湖の表面すれすれの位置からの絶景」を楽しんだりと、然別湖の自然をひと味違った角度から体感することができます。

「うわー、気持ちいいな、これ。」
「超楽しい!自然がいっぱい!」

然別湖は、道内の湖の中でも透明度が高いことで有名。水がきれいな然別湖だからこそ、こんな写真も撮れるんです。

まるでカヌーが空中に浮いているよう!

そして冬には、熱気球で「十勝平野を300メートル上空から一望」したり、犬ぞりで「雪原を駆け抜けるように」走るなど、またひと味違う角度での自然の楽しみ方がいっぱいです。

大自然に囲まれたエコな町

鹿追町は、大樹町と並んで酪農が盛んな町。乳牛の数は、1万1千頭以上になります。しかし鹿追町の酪農地帯は町を取り囲むように広がっているため、ふん尿の臭いが町中に充満してしまうことが問題でした。

そこで11年前に完成したのが「鹿追町環境保全センター」。

以前はそれぞれの農家で処理をしていたふん尿をセンターの一か所に集めることで、臭いをシャットアウト。しかも集めたふん尿からメタンガスを取り出し、発電機で電気も作れるという、まさに一石二鳥の施設です。

大自然に囲まれ、エコな暮らしを送ることができる町。それが、鹿追町です。

めざせ!高級食材の一大産地

鹿追町では、一昨年前から高級食材・キャビア作りに乗り出しています。その生産現場はなんと、牛のふん尿処理施設。

牛のふん尿から電気を作る際に出る廃熱の使い道に困っていたところ、廃熱を利用して地下水を温め、チョウザメを飼育するというアイデアを思いついたとのこと。

チョウザメの飼育を始めたのは5年前。将来は、キャビアの一大産地を目指しています。

鹿追産のキャビアはまだ先の話ですが、町内の寿司屋と天ぷら屋では、チョウザメ料理を楽しむことができます。
こちらはチョウザメを丸ごと一匹使った、チョウザメ御膳。

天ぷらに軟骨の唐揚げ、しゃぶしゃぶ、皮の酢の物に刺身、にぎり寿司と、まさにチョウザメ尽くしの贅沢メニューです。

冷凍ではなく生のチョウザメを使うことにこだわっているため、鹿追町に足を運ばなければ味わうことはできません。

実はチョウザメは昭和初期まで道内の川に遡上しており、昔は市場に並んでいたくらい身近な魚でした。道民の懐かしの味が楽しめる、ということでもあるんですね。

「十勝エリア 大樹町・鹿追町」
皆さんぜひ⼀度訪れてみてはいかがでしょうか。

大樹町 源ファーム / メムアースホテル
鹿追町 然別湖 / 鹿追町環境保全センター / びっくり寿司

2018年10月13日放送
知っとく北海道
「十勝エリア 大樹町・鹿追町」より

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