NHK札幌放送局

胆振エリアの魅力をとことん!ご紹介 伊達・苫小牧

知っとく北海道

2018年12月18日(火)午後6時21分 更新

今回の舞台は札幌から日帰り圏内の胆振エリア。伊達市と苫小牧市にスポットを当てます。

北の湘南 伊達市

有珠山の麓に広がる伊達市は、年間平均気温10℃、中心部の積雪量は70cmほど。道内では比較的温暖な気候で「北海道の湘南」とも呼ばれています。

そんな温暖な伊達では、生産される野菜も豊富!ハウスを使えばほぼ一年中出荷でき、道内トップクラスの収穫量を誇るブロッコリーなど200種類以上の野菜を生産しています。

旬の野菜を買いたいという人には道の駅がおすすめ。
毎朝、市内で採れた新鮮野菜が格安で購入できます。

しかし、新鮮な野菜を買って食べるだけじゃ満足できない人には、ちょっと変わった場所をご紹介!
町の中心部から車で5分、誰でも本格的な野菜作りを楽しめる会員制農園です。

オーナーの寺島利紀夫さんが、15年前にこのユニークな農園を開園。年会費を払えば、伊達の温暖な気候と大地で、自分が作りたい野菜を作ることが出来るのです。

毎日の畑の管理はオーナーの寺島さん親子がしてくれるので、仕事が忙しい人でも安心。

最近は、ゴーヤや、食べることができるお花・ナスタチウムなど、ちょっと変わった作物も育てています。

会員の人たちの要望で、ほかにも100種類以上の作物が植えられています。

通常の農業体験とはひと味違った野菜作りが満喫出来るこの農園。収穫した野菜は全員で山分け、野菜パーティーも開催しています。

歴史ある町

伊達といえば、明治3年に元仙台藩の武士たちが入植した歴史ある町ですが、先ごろ世界文化遺産の推薦を受けた「北黄金貝塚」に行けば、縄文時代の歴史にも触れることができます。

7千年ほど前に縄文人が使っていた器や縫い針など、貴重な品々に出会えます。

さらに伊達には、500年ほど前のアイヌの暮らしぶりが分かる「ポンマ遺跡」もあり、歴史好きにはたまりません!

有珠山の麓、温暖で豊かな恵みを育む伊達市。いつの時代にも、住みやすい町だったんですね。

江戸時代の名残

現在は市役所職員だというお殿様の子孫・伊達さんに、街で出会える江戸時代の名残を案内していただきました。

まずは、街の中心部にある武道具店を訪問。ここに残る江戸時代の名残とは、藍染の文化です。
「この剣道の垂れに使う名前の布が、藍染なんです。」

江戸時代の武士は、防虫効果のある藍染の着物を身につけていました。伊達の人たちは、明治時代になっても藍染の文化を引き継いでいたのです。

今でも伊達に行けば、藍染の工芸品を買えるほか、藍染体験もできます。

続いては、街中の交差点で見つけた江戸時代の名残。左に向かって曲がった道が。

江戸時代の街は、敵が攻めにくいようにわざと交差点を曲げて、見通しが悪い作りにしていました。伊達の人たちは街作りでも江戸時代のやり方を持ち込んでいたんですね。

そして、こちらは伊達家の菩提寺。

伊達家の人たちは江戸時代に使っていた甲冑(かっちゅう)や生活の道具、およそ100点をそのまま持ち込んでいました。予約すれば誰でも見学可能です。

さらに銀行や市役所、車屋さんやクリーニング屋さんなど、街の至るところに甲冑(かっちゅう)が飾られていて、年に一度開かれる “伊達武者まつり” で実際に衣装としても使われているそう。

伊達の街歩き、ぜひ挑戦してみて下さい。

苫小牧 工場の夜景と水揚げ量日本一の海産物

次に注目するのは苫小牧市。苫小牧は道内ナンバーワンの工業都市。年間1兆4千億円もの製造品を出荷しています。

工場が立ち並ぶ苫小牧で日が落ちると・・・

街がきらびやかに彩られるんです。

苫小牧市では4年前から、工場の夜景を新たな観光資源にしようと力を入れています。

苫小牧の港は、砂浜を掘り進めて造られた世界初の「掘り込み式」の港。周辺には、海に映る明かりやフェリーの照明までもが幻想的な光景として広がります。

そんな工場が海沿いに林立する苫小牧、その前浜でとれる海産物といえば、ご当地名物のホッキ貝。実は、苫小牧はホッキの水揚げ量が日本一!

ホッキを食べるなら港近くにある市場がおすすめ。ホッキのメニューがずらり!

「これ全部ホッキのメニュー?」
「すごいたくさんある!」

こちらは一番人気のホッキのしゃぶしゃぶ。新鮮なホッキが手に入る産地だからこそ味わえる逸品です。

ほかにもホッキのフライに炊き込みご飯、焼きそばにシューマイなど、メニューはなんと20種類以上。まさにホッキ尽くしです。

そして、ホッキ料理の元祖といわれるお店には長蛇の列。この日は30メートル、50人以上が並んでいました。

こちらの名物はホッキカレーですが、最近、新しいメニュー「ホッキのプリン」を開発。

プリンの生地に干したホッキの粉末を混ぜているので、ほのかな塩味が甘さを引き立てます。

「ホッキが苦手な人や、お子様にも合うような物を作ろうと思って。」

道内一の工業都市が作り出す夜景、そして日本一のホッキは、苫小牧の自慢です。

実は苫小牧発祥! 第4のラーメン

ラーメンといえば味噌、塩、醤油。でも苫小牧では “第4のラーメン” を売り出し中なんです。

それは「カレーラーメン」。5年前からご当地グルメとして売り出し、街のソウルフードになっているんだとか。現在は49のお店で提供され、スタンプラリーも開催されています。

苫小牧のカレーラーメンは、バラエティー豊か。回転寿司店や居酒屋でもカレーラーメンが。

カレーラーメンといえば室蘭を思い浮かべますが、実は苫小牧が発祥!
52年前からカレーラーメンを作っているという、“元祖” のお店を訪問しました。

こちらの特徴は、ラーメン専用に作った秘伝のルー。極上のとろみを出したスープです。

カレーラーメンの生みの親・高橋一郎さん。札幌出身で、昭和40年に苫小牧で店を開きました。

店の新しい看板メニューを開発できないか。その時ふと思いついたのが、母親が作ってくれたカレーの味だったといいます。

現在の店主は、息子の高橋浩一さん。
「昔、カレーはとても高級品だったんです。父は、記念日とか、お祝いの時に食べた味を思い出したんでしょう。」

「これからも父の味を守っていければなあ、と思います。」

先代の思い出の味が、今や苫小牧市民のソウルフードとなっているのです。

「胆振エリア 伊達・苫小牧」
皆さんぜひ⼀度訪れてみてはいかがでしょうか。

伊達市 イコロ農園 / 北黄金貝塚・ポンマ遺跡
苫小牧市 ぷらっとみなと市場 / マルトマ食堂 / 味の大王 総本店

2018年9月1日放送
知っとく北海道
「胆振エリア 伊達・苫小牧」より

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