NHK札幌放送局

Part.1「コショウがつなぐ北海道とブラジル」

0755DDチャンネル

2019年7月23日(火)午後1時55分 更新

ブラジル・アマゾンで栽培された自然栽培のコショウが象徴する、北海道とブラジルのつながりとは。

写真の赤と緑の実は、コショウ。ブラジルのアマゾンの森で、梅沢保司さんが栽培し収穫した。梅沢さんは、札幌市にある農業専門学校「八紘学園」の卒業生。いまから半世紀前、1967年にアマゾンに農業移住して以来、無農薬・無化学肥料栽培でコショウを栽培してきた。皮が付いた状態で乾燥・出荷される梅沢さんの黒コショウは、独特の風味とピリッとした刺激が特徴だ。

この黒コショウの存在を多くの北海道民に知ってもらおうと活動しているのが札幌在住のミュージシャン若本香織さん(写真左)だ。
若本さんは18年前、留学研修でブラジルに1年間滞在した。滞在中、子どものころから気になっていた現地の音楽やダンスに直接触れて、すっかりブラジルに惚れ込んでしまった。その時、同時に出会ったのが、ブラジルのコショウのおいしさだった。

帰国後、若本さんは「あのコショウを北海道に紹介したい」と、自然栽培をしている生産者を探していたところ、知人の八紘学園の教員から「卒業生がアマゾンでコショウを栽培しているから訪ねてみては」と紹介された。その卒業生こそ、梅沢さんだった。

若本さんが梅沢農園をはじめて訪れたのは8年前。梅沢さんが手がけていたのは、アマゾンで日系の移民たちが挑戦してきた農法。さまざまな種類の作物を育てていくことで、持続的に農業生産を可能にするアグロフォレストリー(森林農法)だった。若本さんは、現地で、収穫や天日干しなどの作業を体験しながらこの農法について学んだ。

こうして持ち帰った梅沢さんの黒コショウを、お土産として知人にプレゼントしたところ、「一度味わうと忘れられない香り」が大きな反響をよんだ。

若本さんは、自身の音楽イベントでも梅沢さんの黒コショウを紹介。あわせて北海道ゆかりの梅沢さんが取り組むアグロフォレストリーについても紹介して、ブラジルを身近に感じてもらうよう活動している。

いま、黒コショウの独特の風味を活かした料理は、知る人ぞ知るメニューとして、札幌近郊のカフェやレストランなどで提供され、北海道とブラジルのつながりを伝えている。

Part2に続く(準備中)

♪ HOKKAIDO BRASIL 100ANOS ※音楽を再生できます



    

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