NHK札幌放送局

本と人の懸け橋に 書店店主の新たな挑戦

おはよう北海道

2019年9月19日(木)午後7時11分 更新

若者の本離れが進むなか、子どもたちに物語の面白さを伝えるイベントが開かれました。ある書店店主の、本と人とをつなげようという取り組みです。

本と人の橋渡しをしたい

書店業界が不況といわれるなか、ことしの3月、札幌に小さな本屋さんがオープンしました。店主の加納あすかさんは、お客さんと直接話し、お客さんの興味に合わせた本をみずから選んで紹介しています。

売れ筋に関係なく、一人ひとりに合った本と引き合わせたい。
その思いでお客さんと接しています。

「本のことに困ったらあのおばさんに聞けばいいよ、と言われるようなおばさんになりたいなと常々思っています。」(加納さん)

より多くの人と本をつなげたい

そんな加納さんがこの夏、取り組んでいるイベントがあります。子どもたちにゲーム方式で物語を楽しんでもらおうという催しです。
狙いは、ゲームの中でストーリー展開や言葉の面白さに気づき、物語や本への関心を高めてもらうこと。

およそ半年かけて、シナリオなどを練り続けてきました。

イベントが開かれたのは、7月下旬。一緒に準備を進めてきた幕別町の図書館に、地元の小学生たちが集まりました。

加納さんが用意したのは、地域に伝わる埋蔵金伝説を元にした冒険の物語です。

「洞窟、右へ行くか。左へ行くか。」(加納さん)

「左だ!左!これ行くしょ。」(小学生)

話の途中で、次の展開を選ぶ子どもたち。
自然にストーリーに入り込んでいきます。

加納さんは最後にひとつ、子どもたちに質問を用意していました。

どうしたらもっと物語が面白くなるのか

自由に想像を膨らますことができる、物語の世界。その豊かさを知り、これからもずっと本を好きになってもらうためです。

「いろんな選択肢があって楽しかったです。」(小学生)
「こういう物語もあるなんて知らなかったから、びっくりしました。今度(本を)探してみたいです。」(小学生)

「一生懸命聞いてくれて、作りがいがあったと思います。本の楽しさを知ってもらえるかなというのがあるので、『こういうのもあるよ』と示せたのがよかったと思っています。」(加納さん)

(2019年8月16日放送)

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