NHK札幌放送局

地元・名寄の人たちに愛される若き経営者

おはよう北海道

2019年7月16日(火)午後2時24分 更新

道北の名寄市では、大学を卒業した学生のほとんどが名寄を離れてしまいます。そんな中、大学を卒業したばかりの若者が市内に居酒屋をオープン。その背景には地元の人たちの後押しがありました。

4月にオープンした、名寄市内の居酒屋。

店のオーナーは、名寄市立大学を卒業したばかりの堀 伸吾さん(23)です。

一番の人気メニューは、ボリュームたっぷりの「どすこいから揚げ」。

カレー味やおろしポン酢味など、十種類もの味付けがあります。

ほかにも、特産のもち米を使った「あげもちのみぞれ煮」や…

名寄のアスパラガスを使った「アスパラベーコン炒め(期間限定)」など。
地元の食材を使うことにもこだわっています。

「料理もおいしいし、店長も気さくだし。」(居酒屋の客)

「ちゅう房にいても『うまっ!』って声が聞こえると、その時は心の中でガッツポーズです。」(堀さん)

当別町の小麦農家に生まれた堀さん。小学生のころから料理を作ることが好きで、名寄市立大学の栄養学科に進学しました。
大学4年の秋に札幌の食品関連会社に内定をもらいましたが、辞退して自分の店を開くことを決意したといいます。

「名寄の人たちって、人と人のつながりを大事にする人が多いなというのを4年間で感じていて、名寄でやりたいなと思いました。」(堀さん)

地元の人たちの支え

お店をオープンするにあたって、堀さんを後押しした人がいました。

市内で飲食店を営む、成吉 麻虎斗(まこと)さん。
成吉さんは、開店準備のために資金を援助。経営のアドバイスもしています。

「(店を開きたいと聞いたときは)やれっ!って思いました。大学生は名寄から離れる人が多いんですけど、名寄に残って地域貢献をしてくれる子が一人でも残ったら、すばらしいことだと思った。」(成吉さん)

堀さんを支える人は、他にもいます。

名寄市立大学の髙野 良子教授です。卒業後も堀さんのことを気にかけ、調理についてアドバイスしてくれます。この日は、肉の加熱温度と食品衛生に関する資料を持ってきてくれました。

「周りの人がいろいろ助けてくれる人柄なので、うまくいっていると思う。」(髙野教授)

後輩の学生たちも堀さんを支えています。

栄養学科3年の宮川紘輝さん。尊敬する先輩を支えたいと、開店当初からアルバイトをしています。

堀さんは地域の人たちに助けられながら、町の人たちに愛される店を作っていこうとしています。

「この場が、年代の違う方々の交流の場になるのが一番の僕の理想なので、そうなってくれるといいなと思います。」(堀さん)

(2019年6月25日放送)

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