NHK札幌放送局

WEBニュース特集 “ポテトショック”から3年 産地はいま

北海道WEBニュース特集

2019年9月11日(水)午後4時10分 更新

国内最大のジャガイモの産地、十勝地方でジャガイモの収穫が最盛期を迎えています。3年前の台風ではジャガイモ畑が大きな被害を受けてポテトチップスが相次いで販売休止となる、いわゆる“ポテトショック”が起きました。生産地ではいま、さまざまな対策が進められています。
                              (帯広放送局 加藤誠記者)

【産地十勝は収穫の最盛期】

十勝の芽室町にある菓子メーカー「カルビー」グループの契約農家の畑を訪ねると、初めて自社で開発した、病気に強く収穫量も多い新品種「ポロシリ」が収穫されていました。


【3年前の台風で畑が…】

3年前、十勝地方などは相次いで台風に見舞われ、ジャガイモ畑が水につかる大きな被害を受けました。


【店頭から消えた…“ポテトショック”】

原料不足になった結果、このメーカーではポテトチップスの33の商品で販売の休止や取りやめが相次ぎました。いわゆる“ポテトショック”が起きたのです。


【菓子メーカーの対策は】

あれから3年がたち、会社では生産現場の強化策を進めています。
その1つが産地の分散化。これまで国産原料の3分の2を十勝やオホーツク地方に依存していましたが、新たに道央のコメ農家に水田から加工用ジャガイモの畑へと転作してもらったということです。
さらに、農家へのきめ細かな支援も行っていて、人手不足の農家にはメーカー側が収穫や選別作業を代わりに請け負ったり、人工衛星を使って契約農家の畑の生育状況をリアルタイムで把握できるシステムを導入したりしているということです。


【あれから3年 農家とメーカートップは】

契約農家の竹川徹さんはことしの収穫について「収穫量は平年よりも少し多いのかなと思います。台風のときは水につかり収穫量は減りましたが、みなさんの協力がありなんとか復興できました」と話していました。

カルビーポテトの中村一浩社長は「原料不足を二度と繰り返さないために、生産者が安定して生産していけるよう成長の支援を進めていくとともに北海道の魅力や地元愛も含めて発信していきたい」と話していました。


【新じゃがのポテチは年内に…】

収穫されたジャガイモはしばらく貯蔵されたあと、年内にはポテトチップスに加工され、店頭に並ぶということです。

(2019年9月10日 放送)

関連情報

WEBニュース特集 5月子どもの変化に注意

北海道WEBニュース特集

2019年5月13日(月)午後4時13分 更新

WEBニュース特集 政治は誰のもの?共感広げた言葉

北海道WEBニュース特集

2019年7月26日(金)午後6時00分 更新

WEBニュース特集 "令和"道内の動き

北海道WEBニュース特集

2019年4月2日(火)午後9時21分 更新

上に戻る