NHK札幌放送局

アイヌ先住民権訴え"無許可"サケ漁

サケチャンネル

2018年10月24日(水)午前11時00分 更新

アイヌの伝統儀式に使うサケを取るため、9月1日、紋別市の男性が許可を得ずに川で漁を行おうとしましたが、警察が出てサケを取ることはできませんでした。 漁を管理する道は事前に許可を申請するよう定めていて、男性は「先住民族であるアイヌが伝統的に行ってきたことで行政の許可は必要ない」と訴えています。

川でのサケ漁は先住民族の権利だと主張するのは紋別アイヌ協会の畠山敏会長です。民族衣装を着た畠山さんと支持者たち20人余りが紋別市内を流れる藻別川に集まり、儀式に使うサケを取るため川に網を入れようとしたところ、警戒していた警察官によって阻まれ、漁を行うことはできませんでした。このためこの日の伝統儀式は海でとれたほかの魚を代わりに使って行われました。

アイヌの人たちにとってサケは、文化に密接にかかわる生きものですが、道は、儀式の場合でも事前に漁の許可を申請するよう定めています。
一方、畠山さんは先住民族の伝統儀式に行政の許可は必要ないと訴えています。
アイヌの人たちの権利をめぐっては、スイスのジュネーブにある人種差別撤廃条約委員会で先月30日、日本政府に対し天然資源や土地に関する権利が十分に保障されていないとして改善を求める勧告が出されています。

2018年9月1日放送

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