先輩たちの仕事

エンタメからニュース番組まで
テレビに映る全てをデザインする仕事

映像デザイナーとは
映像デザイナー デザインセンター 映像デザイン部 塚崎 安奈 (2015年入局)

日本画科があわず、イラストで発散

大学では日本画科に入ったものの、日本画が全然あわず、ひたすらイラストを描いてはSNSにあげたり学外で活動することで発散していました。
絵を描くことは好きだったので、就職活動ではキャラクター制作の会社なども検討していました。たまたま、テレビ番組の観覧募集に当たってテレビ局に行くチャンスがあり、そこで見たテレビ局の雰囲気が面白いなと思っていたのでNHKの説明会にも行ってみました。そこで、連続テレビ小説「あまちゃん」の担当者の話を聞き、面白そうな仕事だなと思いました。「あまちゃん」はすごくヒットした番組で、そのロゴも衣装もそのデザイナーが描いたと聞いて、驚かされました。
絵が活かされる職場だから、自分にあっていそうだなとも感じ、エントリーを決意しました!ちなみにテレビ局ではNHKだけしか受けていません。

「まれ」の紙芝居をひたすら描く日々

東京のデザインセンターに配属され、連続テレビ小説「まれ」の一番下のアシスタントになりました。その時に任されたのが劇中に出てくる紙芝居の絵です。机に向かってただひたすら紙芝居を描いていました。その紙芝居が、最終週で物語とちゃんとリンクして私の描いた紙芝居が全面的にドラマに出るという経験をしました。
就活生の皆さんは映像デザイナーなんて専門の勉強もしてないから無理と思うかも知れませんが、映像デザイナーの仕事を専門で勉強してきた人は誰もいません。みんな入局してから仕事を覚えていきます。いきなり、紙芝居を描いたり、衣装をデザインしたり、ロゴを作ったり。いろいろなことを任されますが、なんとかなるものです。大学の4年間よりも社会人として働く時間はずっと長いので、働きながらもいろいろ勉強できます。

4年目で「NHK紅白歌合戦」の2番手に

映像デザイナーの仕事は基本的にテレビに映る全てに関わっています。セット、ロゴ、テロップ、衣装など。テレビの美術をデザインしディレクションします。2年目に紅白の一番下のアシスタントを経験し、4年目で2番手のデザイナーとして担当させてもらいました。
9月頃から準備が始まり、まずはどのようなセットにするかチーフデザイナーがラフを描きます。それを出発点として、徐々に詳細な図面を描いていきます。デザインをしながら、カメラ、照明、音声の各担当者とも協議を重ねます。そして変更を繰り返してベストのデザインを見出していきます。デザインが固まったら素材なども確認しながら、どんどん具体的にしていきます。

飽き性の私にはちょうど良いかも

NHKは本当にいろいろな人が働いています。個性的な人が多くて面白いですね。一番やりとりをすることが多いのはディレクターです。エンタメ系のディレクターは格好もラフで冗談を言ったり、報道系のディレクターはスーツで雰囲気も真面目だったり。こういうセットにしたいという明確なイメージがあるディレクターもいれば、こちらから自由に提案させてもらえることもあります。
NHKは番組がたくさんあるので、自分では思ってもみなかった番組を担当することになったりして、飽き性な私にはいろいろ経験できるので、ちょうど良いです。

私のリアルとは

日本画を専攻していたので、平面のデザインは自信があっても、立体をデザインする事へは苦手意識がありました。けれど、自分では苦手だと思っている事が、周りからは意外と評価されていたりする。「好き」と「得意」は違うというのが私のリアルです。