先輩たちの仕事

視聴者がほしいと思う情報や
体験を届けるのが公共メディア

技術(コンテンツ制作技術)とは
技術(コンテンツ制作技術) 放送技術局 クロスメディア部 加藤 成暁 (2016年入局)

リオオリンピックに関われた幸運

東京のクロスメディア部に配属されたので、初任地は放送センターです。配属してからデータ放送を中心に色々な知識を身につける中で、夏にはリオオリンピック・パラリンピックが開催されました。地上波で放送していない競技をインターネットでライブ配信するサービスでは、最大で29チャンネルが同時に配信されました。それまでも似たようなサービスを行っていましたが東京2020を見据えたリオでのサービスが最大の規模でした。
1年目の私は競技をライブ配信するための設備の運用・監視システムの整備に携わりました。特に配信中の監視ではアクセスしている人数が具体的にわかるので、手応えがダイレクトに感じられやりがいを感じました。地味ですが、安定的にコンテンツを届けるためのシステム構築が大切です。

苦労した「Nスペ」のデータ放送

NHKの良いところは若手にチャンスを与えてくれるところだと思います。オリンピックのようなイベント対応など幅広い仕事を経験し基本的なことが分かるようになり、1年目の秋にはNHKスペシャルの生放送のデータ放送コンテンツの制作を一人で担当させてもらいました。
生放送の番組を見ながら放送と連動したデータ放送からアンケートに答えて楽しむことができるという内容です。演出に合わせてコンテンツをプログラミングして作るのですが、途中から放送を見始めた人も一問目からアンケートに答えられるような工夫などを取り入れ、放送まで1か月という期間で作りました。結果、何万という視聴者の方が参加してくれました。ゼロから1人で作る中で苦労もしましたが、ディレクターから「次も一緒にやれたら良いね」と声をかけてもらえて、本当にうれしかったです。

ユーザー体験はどう進化する?

2000年にデジタル放送を開始してから約20年が経ち、データ放送に限らずネットと連携してできることは増えてきています。ネットやスマートフォンの進化は早いので、まだまだテレビとスマートフォンが連動したコンテンツは出てくると思います。さらに、スマートフォンやPCでもこれまで以上に手軽に番組が視聴しやすくなるとどのようなユーザー体験が考えられるのか。その時にどのようなコンテンツが提供できるのかを考えるのはとても面白いです。

私のリアルとは

最近はフェスが人気だったり、体験することに価値を見いだしてお金を払う人が増えていると感じます。公共メディアとしてリアルを「伝える」だけでなく、リアルな「体験」を届けることを目指したいです。