わたしの就活ダイアリー

アナウンサー 木村 穂乃

  • 学生生活留学、勉強、
    課外活動など

    留学や大学での勉強、課外活動を通して、「子どもたちが自分の人生に対して、一つでも多く選択肢を持てる社会を作りたい」という思いを強く持っていました。このビジョンを達成できそうな仕事であれば、業界を絞らずに幅広く視野に入れていました。1年生の頃から就活目的ではない長期インターンなどを経験しながら、働くことについて考えてはいました。
    ただ、「就活」に対してなんとなく恐怖心を抱いていて、3年生の夏頃までは「20卒としては就活せず、休学してのんびり過ごすのもいいかも」なんて考えていました。それが興味や関心の赴くまま、ご縁に導かれるままに行動を起こしていく中で、気付けばやりたい仕事に出会い、今に至っているので、自分でもびっくりしています!

  • 2018年8月下旬IT企業のインターンに参加

    地方創生がテーマのインターンだったので、地域のお年寄りや農家の方々にインタビューをする機会がたくさんありました。最初は緊張気味だったおばあさんが、言葉選びや相づちなどを工夫してお話を聞いているうちに少しずつ心を開いてくれて、照れくさそうに心の内を漏らしてくれたことが嬉しかったのを覚えています。また、そうしたやりとりを見ていた社員や市役所の方々から「木村さんはインタビューをしているとき、本当に楽しそう」と褒めてもらい、「もともと新しい人や考えと出会うことは好きだけど、これを仕事として生かすという選択肢もあるのかもしれない」と思うようになりました。

  • 2018年11月民放記者インターンに参加

    「インタビューといえば記者?」と思い、民放の記者インターンに参加しました。数日間かけて番組作りに関わらせていただき、報道や「テレビ」という媒体について深く知ることができました。それまでに経験してきたどのインターンの中でもトップレベルに高揚感や使命感を感じることができて、テレビに関わるという選択肢が明確なものになりました。私が体験した職種は記者でしたが、番組作りをする中でアナウンサーの方とも関わることができ、アナウンサーの仕事にも興味を持ちました。ただ、気にはなるものの、自分は現場に出たいという気持ちや社会問題に対してアクションを起こしたい思いが強かったので、アナウンサーだとそれは厳しいのかな?と悩みました。また、自分は調査報道や視聴率だけに左右されない内容がやりたい、とNHKが気になり始めました。このインターンに参加した後、上記の疑問を解決するために、元NHKアナウンサーの方にOB訪問しました。NHKのアナウンサーは企画から番組作りに関われると聞き、「現場に出たい」「自分の言葉で伝えたい」という私のやりたいことを、NHKのアナウンサーなら実現できるかもしれないと思いました。

  • 2018年12月NHKアナウンサーの
    インターンに参加

    原稿読みやリポート体験、企画作りなどを体験しました。仕事の説明を聞く中で、アナウンサーでも企画から関わったり、現場に根ざした取材をしたりできると聞いていたのは本当なんだと確認できました。また、実際にご活躍中のアナウンサーの方に話を聞く機会もありました。アナウンサーのみなさんが「NHKでは伝えたい思いがあれば、年次に関係なく企画を出せる。提案さえ通ればみんなが応援してくれる」と言っていたのが印象に残っています。

  • 2019年1月~アナウンススクールに
    通い始める

    インターンに参加したことで、NHKのアナウンサーになりたいという気持ちが固まり、できることは全てやっておこうとアナウンススクールに通い始めました。NHKはアナウンス技術や経験を全く問わないということを人事の方から聞いていましたが、「少しでも不安要素を減らしておきたい」「できることを全てやりきった状態で臨みたい」という思いから、私は通うことに決めました。

  • 2019年3月就活解禁

    最初は出版社や教育関連企業も受けようと思い準備していましたが、他業界の企業から早期選考で内定をいただいていたため、第一志望のNHKアナウンサー試験に集中して挑むことを決めました。お守りのつもりで、スマホの待ち受けをがんこちゃんの画像にしました(笑)

  • 一次面接

    一対一で20分ほど話を聞いてくださいました。面接官は何度もテレビで拝見したことのある現役アナウンサーの方で、質問の仕方や場の和ませ方に「さすがだな…」と感じました。「子どもの選択肢を増やしたいというのは、何をもって達成されたと言えるんだろう?」という問いをくださり、「今ここで答えを出す必要はないけれど、考え続けてみてね」と言われたことは、就活の枠を超えて、自分の人生における目標を見つめ直すきっかけになりました。最後には今後のアドバイスもいただけて、「こんな素敵な先輩のもとで働きたい!」と気持ちが強くなったのを覚えています。

  • 二次面接

    かなり鋭い質問や指摘をたくさんいただきました。その場では頭をひねってめげずに答えましたが、「あのときこう言えばよかったかな」と後悔も残り、バスでひとり悔し泣きをしながら帰りました。二次通過の連絡をもらうまでは不安で仕方がありませんでした。ですがこの悔しさから、改めて自分のNHKアナウンサーに対する思いの強さを確信し、次に進めたときのためにより一層準備に力を入れました。

  • 論述・カメラテスト

    論述試験ではどんなテーマが出ても焦らず書けるように、予めいくつかネタを用意して、構成を考えておきました。またカメラテストでは、カメラがあるからといってかしこまらずに、普段通りの自然体でいられるように意識しました。

  • 最終面接~結果通知

    そこまで堅くなく、これまでの面接と同じような雰囲気だったため、緊張しすぎずに臨めました。インターンから本選考までじっくりと考えて見出していた思いを、伝えきれたと思います。終了後は「ここまでやったんだからもう悔いはない!」と、すっきりした気分でした。
    結果は、インターンからお世話になっていた人事の方から、電話で連絡をいただきました。涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。「インターンの時に比べて、本当に成長したね。」と言っていただけました。「点」ではなく「線」で私のことを見てくださっていたのだと思い、本当に嬉しく、また頑張ってよかったなと心から思えました。

  • その後…

    内定式や内定者勉強会など、アナウンサー内定者での集まりが何度かありました。みんな本当に個性的で面白くて、それぞれに多様な志があるので、就活説明会で人事の方が「”NHKらしさ”なんてないから、演じなくていい」と言っていたのは本当だったんだなと思います(笑)