NHKさいたまブログ

きょうは、発見!さいたま~ずさん♪
このコーナーでは、県内の美術館、博物館の学芸員の方に展示の見どころを伺います。
今回は、埼玉県立自然の博物館で開催中の『生き物の名前展』について学芸員の半田宏伸(はんだひろのぶ)さんに聞きました。
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前半のテーマは、色や形などの見た目や鳴き声が由来になった生き物の名前についてです。
今年はトラ年ということで、名前に「トラ」がついた生き物もご紹介いただきました。トラカミキリやトラツグミなど、名前にトラがつく生き物の多くは体の模様もトラのようになっているんです。見た目が強そうなのはもちろん、天敵から身を守るためなどトラ模様の役割もきちんとあって、思わずなるほど~!と感心してしまいました。

後半では、今回の企画展のメイン、埼玉県の地名が入った生き物について
確認されている数は、少なくとも80種類以上!特に「チチブ」とつく生き物が多く、昔から秩父地方には多くの研究者が訪れて調査したそうです。名前の由来を知ると、生き物がより身近に感じられますね。埼玉の地名が入った生き物の中には絶滅が危惧されているものもあり、大切に守っていきたいです。

ぜひみなさんには生き物の名前を検索して、画像を見ながら聴き逃し配信を楽しんでいただけたらうれしいです。
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そして、まちむら便りは熊谷市の話題。
体験型ギフトカタログ『お裾分け旅 おとなり 熊谷おためしβ版』をご紹介しました。
市民のみなさんが編集部として、日々の暮らしの中で見つけたシェアしたい感動体験をまとめたものです。
熊谷で昔から親しまれている“銘菓づくり”や地酒の飲み比べに加え、タンポポの根を使ったコーヒー作りなど、ユニークな体験が掲載されています!
私たちも日常の中にある小さな感動を大切にしていきたいですね。