NHKさいたまブログ

きょうのひるどき!さいたま~ずでは、学ぶさいたま~ずさんのコーナーをお届けしました。

ゲストは、渋沢史料館 館長で、大河ドラマ「青天を衝け」で時代考証をされている井上潤(いのうえ・じゅん)さんです。

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(収録は、和やかな雰囲気で行われましたよ。)

 

ドラマのリアリティを支える時代考証”とはそもそもどういうお仕事なのか、井上さんにお伺いしましたところ…

「一番大きな仕事は脚本があがって、それを史実に沿った形で描かれているかを確認し、コメントを伝える。さらに、脚本を書く前に、脚本家の大森美香さんが疑問に思ったり資料の疑問があったら間を介して質問がくるので、それにお答えする。」と教えてくださいました。

時代考証の”裏話”も教えてくださいましたよ。
例えば、第一話で、渋沢栄一の厳格な父”市郎右衛門”が幼少期の栄一さんを叱責しているシーンでのこと。

幼少期の栄一さんは、正座をして話を聞いていましたが、当時は、正座をする習慣はなかったそうなんです。座る時は、胡坐がメインだったそうですが、お父さまに叱られているときに胡坐をかいていたら、視聴者の皆さんはどんな印象を受けるだろうか…。考えに考え、正座をして聞くという道を選ばれたそうです。

私達がつい見過ごしてしまいそうな場面のすべてで時代考証はされているんですね。

最後に、井上さんに、時代考証に携わる意義をお伺いいたしました。
井上さんは、「渋沢栄一を、間違った人物像として伝えたくない。 これを機に渋沢という人物を知ってもらえるいい機会だと思うので、 多くの方に渋沢象に触れてもらいたい。」と穏やかながらも力強く話してくださったのが印象的でした。