NHKさいたまブログ

きょうは、「子どもを守るさいたま~ずさん」をお届けしました。
ゲストはNPO法人「さいたまユースサポートネット」代表・青砥 恭(あおと やすし)さんです。
青砥さんは、さいたま市や川越市、上尾市、民間の財団などと継続的に連携をしながら、小学生から社会人を対象にした “居場所”作りをしています。

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いま、日本では子どもの7人に1人が貧困状態にあると言われています。

毎日の食事が給食だけ…、経済的な理由で修学旅行に行けない…。ユニフォームや道具が買えず部活動にも参加できない…。

進学をあきらめる…というのが「貧困の状態」です。

「子どもの居場所」には、このような貧困家庭だけでなく、親の暴力などで家庭に居場所がない子ども、いじめなどの様々な理由から学校に通えなくなった子どももやってきます。          

居場所としてよく知られているのが「子ども食堂」や、「学習支援教室」です。(学習支援をする無料の学習塾など)家でもなく、学校でもない、子どもが居場所だと思える場所のことです。

NPOなどの団体が、創意工夫でさまざまな形態で運営していて、埼玉県内では去年10月時点で少なくとも456か所あって、県は800か所に増やすことを目標にしています。

この“居場所”について青砥さんと話していると、「居心地の良さ」が伝わってきました。

「〇〇しなければならない、〇〇であるべき!」といったことを一端置いておいて、自分が「〇〇したい」という気持ちや自主性を大事にしてもらえる、肯定してもらえる場だと改めて感じたからでした。居場所は家や学校だけではないんだ!と。

ただ、こうした”居場所”は 若い方たちにも、地域社会にも 知られていないところもあります。
地域に開かれた”居場所カフェ”などもありますので、”ちょっとした おせっかい”の気持ちを持って自分たちの出来ることからさポートして行けたらと思いました。
 

そして、「まちむら便り」は川口市で、支援を求めている家庭におむつの宅配をしている、NPO法人「こどもの居場所づくり in かわぐち」の添田 朋子(そえた ともこ)さんに伺いました。

おむつ宅配は、困りごとを抱える家庭とつながるためのきっかけづくり!

“困っている家庭を孤立させない、見逃さないの”おせっかい おばさん”でありたいと話す添田さんの活動について、詳しくは 聴き逃し配信「NHKラジオ らじる☆らじる」をお聞き下さい。