NHKさいたまブログ

ひるどき!さいたま~ず金曜日
埼玉西武ライオンズ

リーグV優勝、そして日本一を目指す埼玉西武ライオンズ。
5年目の指揮を執る辻発彦監督に今シーズンの戦いについて毎月振り返ってもらいます。

チーム状態や注目選手それにラジオ放送で伝えきれなかったインタビュー内容など、辻監督の人柄に触れながら伝えていきたいと考えています。

1回目は野手編。ここまで19試合を終えて10勝7敗2分(4月18日時点)でリーグ3位の成績に、辻監督は「上出来ですよ」とひとこと。チームをけん引しているのはルーキーなど若手です。

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(インタビューは4月14日、データは4月18日時点)
3月26日に開幕したプロ野球。西武は5年目の指揮をとる辻発彦監督のもと、開幕戦に勝ち、このカードを2勝1敗と勝ち越した。リーグ優勝、日本一に向けて順調なスタートを切ったと思われたが、チームは序盤から思わぬ主力選手の離脱に見舞われた。ホームラン王2回の山川穂高選手が左足のハムストリングの軽い肉離れ、通算2000本安打まであと72本の栗山巧選手が下半身の張り。そして外崎修汰選手が左足を骨折し、開幕戦で4番から6番を打っていた3人が1軍の出場選手登録を抹消される厳しい状況になった。それでも4月18日時点で、19試合を終えて10勝7敗2分でパ・リーグ3位につけている。

《辻監督》
「上出来だと思う。やっぱり開幕してから5番の栗山がいい感じで進んでいただけに、ポイントゲッターが離脱したことがまず1番痛かったですし、また4番・山川がいなくなり、6番・外崎もいなくなった。主力があまりにも抜けすぎたので、不安は不安でした」。

外崎選手に代わってセカンドを守っていた山野辺翔選手も左手のけがで離脱した時は、SNS上で「セカンド辻、復活か」といった投稿が出ていたほどだ。これにはゴールデン・グラブ賞に8回輝いたかつての名手も「できるわけないでしょ。でも、いいジョークだね」と笑顔を見せたが、そのウラには、ある手応えがあった。

《辻監督》
「この状況は変えることができないので、その中で若い選手を使わざるを得ないというか、下から何人も呼ぶ状況になった。ただ、ことしはみんな(2軍で)調子よくて、よく打ってたしね、そういう意味では良い状態のときに呼べた」。

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主力の穴を埋めるため、若手が猛アピールを続けている。6年目の台湾出身・呉念庭選手は、4月3日のソフトバンク戦では3安打5打点の活躍でチームの勝利に導くなど、勝負強いバッティングでチームトップの打点13をマークし、主軸を任されている。また同じく6年目の愛斗選手は4月17日のソフトバンク戦まで8試合連続ヒットでホームラン3本。そしてドラフト4位ルーキーの若林楽人選手も、4月9日のロッテ戦から1番を任せられ、リーグトップの7盗塁をマークしている。若林選手だけではなく、チームとして機動力を積極的に使い、チームの盗塁数はここまで12球団トップの22となっている。

《辻監督》
「新人はあてにはしていなかったですよ。でも頑張ってくれています。若林は技術的にまだまだですよ。今1番打たせていますけど、勉強する部分はたくさんあるんで、今はのびのびとやらせていいます。愛斗に関しては、すごく良い形で2軍で活躍していたので、呼びたいとずっと思っていましたが、ポジション面でそういう機会がなかった、ちょっと呼ぶのが遅れたんだけど、好調を維持したまま、技術が上がったのか、いい活躍をしてくれているので、チームとしてプラスになりました。走れる選手がちょっと増えたということもあるんですけど、チームとしてそういうのを打ち出していくことで、相手にプレッシャーの1つになってくれればという気持ちでいます。これからますます警戒されるので走りづらくなると思いますが、これは特権です。若い選手には、失敗を恐れずやってもらいたい」。

若手の活躍するチームに朗報も。新型コロナの影響で来日が遅れていたメヒア選手とスパンジェンバーグ選手が隔離期間を終えてチームに合流。栗山選手も2軍の試合に出場し始めた。ベテランと外国人選手が戻ってくると、チーム内の競争はますます厳しくなる。

《辻監督》
「まだ若い選手をやりくりしながらどうにか点をとるという戦い方をしないといけないですね。4番もいないし、そんなに長打も期待できないので、とにかく、食らいついていくしない」。