NHKさいたまブログ

キャスターの渡辺です。

12月25日放送さいたマッスルのコーナーでは、昌平高校サッカー部のインタビューをお送りしました。

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今月31日から開幕する全国高校サッカー選手権

昌平高校は埼玉県代表校として、2年連続4回目の本大会に臨みます。
去年の大会はベスト8で惜しくも敗れましたが、ボールを保持して展開する昌平高校のサッカースタイルは、見ている人たちを魅了しました。
今回は、サッカー部の藤島崇之監督とプロ内定が決まった3年生の4選手にインタビューに応じていただきました。

キャプテンを務める、MFの須藤直輝選手。(写真中央)
J1の鹿島アントラーズに内定しています。

去年の大会でも10番を背負い、効果的にドリブルを仕掛けるプレーが持ち味。
今大会ではさらに注目が集まり、エース級の活躍が期待されています。

2年生の当時よりも体格ががっしりとした印象を受けましたが、それについて伺うと、
「去年の大会で青森山田に敗れたあと、フィジカル面での弱さが課題だと痛感しました。コロナで練習ができなかった頃、ラグビー部の友達と一緒に体を鍛えたんです。最近では、フィジカルコンタクトのところで当たり負けしないようになったと手応えを感じています」とのこと。

去年の大会では、2得点を決めた須藤選手。
今大会の意気込みを伺うと、「見ている方々に、”サッカーっておもしろい”と思ってもらえるようにしたい。そんなサッカーを見せることを保証します。個人的には、得点ランキングで10位以内に入りたいです」と、なんとも頼もしい答えが!

感心した私が「すごい!得点ランキングで10位以内を狙うんですね?」と目標を確認したところ、
「いえ、やっぱり、5位以内にしておいてください!」と、すぐに言い直した須藤選手。

さらには、「アシストランキングでも結果を出したいです」と。
自ら目標を高く設定し直すなんて、とても素晴らしい!

「苦しい時にこそ、プレーでチームを引っ張るキャプテンでありたい」という言葉をピッチ内で体現してくれそうです。

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MFの小川優介選手も、鹿島アントラーズに内定しています。(写真左)

ボランチを務める小川選手に今年のチームの特徴を伺うと、「個の力が強くて、どの選手もゴールやアシストを決めることができると思います。ボランチの自分が、攻撃面でも守備面でも効果的に動くことによって、個の能力の高さを引き出していきたいですね」と話していました。

J2のアルビレックス新潟に内定しているFWの小見洋太選手は、攻撃の要です。(写真右から2番目)

「去年の青森山田戦ではチャンスがあったのに決めきれなかったので、責任をもってプレーしなければと思いました。今年はシュート練習に集中して取り組み、シュートの種類も増えましたし、決定力も上がっていると思います」と、今年1年の練習の成果を話してくれました。

MFの柴圭汰選手は、J3の福島ユナイテッドFCに内定しています。(写真左から2番目)

「この大会で結果を残すことができれば、自信をつけてプロの道に進むことができると思うので、自覚をもって臨みたいと思います。埼玉県の代表として、決勝の舞台である地元の埼玉スタジアムに戻ってくることが目標です」と、優勝を目指す意気込みを生き生きと話してくれました。

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藤島崇之監督(写真右)は、「日頃の練習から意識を高く持って、チームを引っ張ってくれているこの4選手がプロに内定したことはとても嬉しい。4人とも体は小柄ですが、そういった選手が今大会やプロの世界で活躍することで、次世代の選手に希望を与えられたらいいですね」と、おっしゃっていました。

ちなみに、同時期に昌平高校から4選手がプロに内定するのは、過去最多とのこと!

今年は新型コロナウイルスの影響でチーム作りも大変だったと思いますが、
「キャプテンの須藤を中心に、一致団結しようと自分たちから積極的に動いてくれました」と、選手たちに全幅の信頼を寄せているご様子。

今大会の目標を伺うと、「高校サッカーは埼玉県勢の優勝が長年遠ざかっているので、全国制覇を目指したい。“サッカー王国”という埼玉の名に恥じないようなプレーで、一戦一戦を大切に戦っていきたいです」と話していました。

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実は、去年の同じ時期にも、高校サッカーの取材で昌平高校にインタビューをしました。

当時、まだ2年生だった皆さん。
まるで3年生のお兄さんたちの影に隠れる、弟分のような存在だった記憶があります。

もちろん、サッカーの技術は当時から目を見張るものがありましたが、マイクを向けるとどこかあどけなさが残る印象だったんですよね。

今回のインタビューでは、「自覚」や「責任感」という言葉が何度も飛び出してきました。

およそ1年間で見違えるほど、精神的にも大きく成長している様子!
とても頼もしく感じられました。

「1年間でこんなにも逞しくなるんだなぁ」と、まるで親戚のお姉さんのような心境になり(笑)、ただただ感心するばかり。

この年末年始も、昌平高校の試合の取材に行きます。

目指すは、決勝の地・埼スタ!
昌平高校らしいサッカースタイルで、圧倒して欲しいと思います。

期待しましょう♪