NHKさいたまブログ

2021年02月25日 (木)

2/24 「埼玉出身の力士たち」

彩たまDEEP

歴史文化の達人に埼玉県のトリビアを教えてもらう「彩たまDEEP」。

先月の初場所では、大相撲の歴史上初めて、埼玉出身力士である大栄翔関幕の内最高位優勝を飾ったということで、今回は“埼玉出身の力士”に焦点を当てました。

話をしてくれたのは、大東文化大学教授の宮瀧交二さんです。

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江戸時代の力士「武蔵野門太」(埼玉県立博物館『相撲』より)

相撲の所作など基本的な情報をお伝えした上でまず紹介したのは、鎌倉時代の武蔵武士・畠山重忠。

源頼朝の前で、強豪力士であった長居と相撲を取り、見事に打ち負かしました。

この故事を題材に、松尾芭蕉も「むかしきけ ちちぶ殿さへ すまふとり」と句を詠んでいます。

埼玉出身の力士たちの四股名にも触れました。

入間川、武蔵野、武甲山、若秩父など、地元にちなんだ四股名をつけた力士もたくさんいたそうです。

さらに、正代関について。正代の出身は熊本県ですが、正代氏は元は小代氏と書き、現在の東松山市正代を本拠とする武蔵武士・鎌倉幕府の御家人でした。

文永・弘安の役の後、九州に土地を与えられて移住したということです。現在、東松山市には、その縁から正代関の後援会もあり、正代関も度々東松山市を訪れているんですって。

今後も、埼玉ゆかりのお相撲さんが活躍しますように。応援したいですね!

 

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力士の埴輪…行田市酒巻14号古墳出土(埼玉県立博物館『相撲』より)