NHKさいたまブログ

その道の達人に「埼玉県のトリビア」を教えてもらう「彩たまDEEP」

コロナ禍で思うように生活できない中、今年はいい年になりますようにという願いを込めて、埼玉の縁起物「鴻巣の赤物」についてお話しいただきました。解説は埼玉県教育委員会 文化資源課 主幹 井上かおりさんです。

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だるまや獅子頭、鯉の上に乗った金太郎や台の上に乗った鯛!かわいらしいですね。

埼玉の鴻巣市人形町を中心に江戸時代から作られてきた郷土玩具「赤物(あかもの)」です。桐のおがくずでできています最盛期には200種類以上も作られていたんですって!

一つ一つの表情の違いが見どころです。

なぜ鴻巣かというと・・・
【1】鴻巣は桐だんすの産地で、たんすを作る際に出るおがくずが入手しやすかった。
【2】中山道の宿場町として繁栄し、土産物として販売できた。
【3】小さく軽いため運搬がしやすく、大消費地・江戸に近かった。
以上のことが考えられます

日本では古くから、赤色に災厄をはらう力があるとされ、鴻巣の赤物は特に、当時流行していた死亡率の高い伝染病・天然痘除けの玩具として、関東地方中心に広く求められました。クマや鯛に乗る金太郎は、強い子供に育つようにという願いが込められているんです。

“病気を治してくれる”とか、祈るもの”として親しまれていたということで、コロナ禍の今、厄年の私も手に取ってみたくなりました♪

井上さんも、免許センターにお越しになる際は、ぜひ「赤物」にも注目してほしいと話していました。

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