NHKさいたまブログ

街歩きが楽しくなるコーナー「彩たまDEEP」
今回は、お電話で、大東文化大学教授の宮瀧交二(みやたき・こうじ)さんに解説していただきましたよ。
皆さん、埼玉の方言は?と聞かれたら…どんな言葉を思い浮かべますか?
もしかしたら方言があることに驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。

埼玉県民が会話の中で“そうなぁ~ん” や、そうだいね”と相槌を打っていたら、まさにこれが方言なのです!

鼻濁音がなく、柔らかいイントネーションなのが、埼玉弁の特徴だそうですよ。

 

秩父弁で書かれた小説もあります。
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現・小鹿野町出身の小説家、大谷藤子さんの作品「山村の女達」。

秩父の山に生きる女性たちの生活が秩父の方言でいきいきと描かれています。
主に使われていた方言は、「なん」。こちら「です」という意味です。
2ページに「なん」が5回も使われるほど、秩父地域では定番の方言なんですね。

 

そしてもうひとつ。
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井上光三郎さんの作品、「機織唄の女たち」に出てくる方言は…「むし」


「むし」といっても昆虫と全く関わりはありません。
「です」という意味があります。

明治時代の女性たちがよく使用していたそうですよ。

方言で書かれた小説は、その地域と所縁がなくても、どこか懐かしさを感じて、地元の人に会いに行きたくなるような不思議なパワーがありますね。