水の入った筒を逆さまにした瞬間、水がこぼれ始めます。本来、水が減った分、体積を埋めようとして空気と入れ代わりますが、今回は瓶がある分、空気が入れません。こうなると、筒の中の体積は減っていく一方だと思います。体積が減ると、筒の中の気圧が小さくなり、筒の外の気圧は大きくなると思います。瓶の底が筒の周りの大きい気圧に押されることによって、瓶が筒の中を上がって行くのだと思います。
ビンの底とふたに加わる圧力の差に注目しているところがいいね。物体の運動を考えるコツは、考える物体だけに働く力を考えることなんだって。ここでは、ビンに注目。筒の中に空気が入っていなければ、ビンの上部に働くのは気圧ではなく水圧だよね。そういえば、大気圧って、どれくらいだったっけ?