“ヘンな人”との付き合いかた ~演出家・俳優 長塚圭史~

ざっくり言うと
2018/10/12 すっぴん!
すっぴんインタビュー 演出家・俳優 長塚圭史
お芝居は破綻した人がいたほうが面白い

エンタメ

2018/10/12

9時台の放送を聴く
2018年10月12日(金)放送より

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【出演者】
高橋さん:高橋源一郎さん
藤井アナ:藤井彩子アナウンサー
長塚さん:長塚圭史さん(演出家・俳優)


毎回様々なジャンルの著名人をお迎えする「すっぴんインタビュー」。10月12日は、演出家・俳優の長塚圭史さんが出演。パーソナリティーの高橋源一郎さんも、実は高校時代に演劇をやっていたことがあるそうで…

高橋さん: ぼくも劇をやってたんですけど、人間関係とかね…集団で作るのは無理だってわかって、一人でできる小説家になったんです。ぼくも、脚本書いて演出して舞台に出たんですよ。舞台立ったときの、あの感じも好きだった。高校のときなんだけど、最後はもう…一応、主宰者だったんで、疲れ果てて、解散しちゃった。
藤井アナ: 源一郎さんは、「みんなで作るのが、人間関係が嫌になってやめた」っておっしゃっていましたけど、演劇を続けるうえで、人間関係って大事なものですか。
長塚さん: ものすごく大事だと思います。それに、お芝居を作る人間がみんな、まともなわけじゃないから。いろんな…本当、いろんな人たちがいる。ずぼらな人もいるし。でも、破綻したような人がいたほうが面白いから。だったら、彼らとどう組んでやっていくか、考えるんです。
藤井アナ: うまくやっていくためのコツはあるんですか。
長塚さん: ぼくら“阿佐ヶ谷スパイダース”は、劇団という形にしないで、毎回いろんな人を出演者として呼ぶ。どんなヘンな人でも、2か月は絶対我慢できるんですよ。で、面白かったら、また別の機会に来てもらう。それはすごくやりやすかったですよ。
高橋さん: 今も小劇場へ定期的に観に行くんですけど、個性的な役者がいっぱいいるんだよね。何でこんなすごい人が、テレビとか映画に出てこないんだろう。もったいない気がする。
長塚さん: そういう人たちは、社会に適合できないから…事務所に入るとか、そういう手段もわからずに、演劇に流れてきて、なんとなく劇団でみんなと一緒に作ってる。その中で育っていくから、面白いんですよ。

実は長塚さんも中学時代まで“ヘンな人”でしたが、個性の強い「内向きの自分」と、社交的な「外向けの自分」とで切り替えていたそうです。“ヘンな人”とも付き合うことが魅力的な演劇に不可欠だという長塚さんは、幼少期から自身に対して実践していたのです!


さらに話題は、現在長塚さんが演出を手掛けているアーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」に。
「完成度が高いがゆえに演出家泣かせ」だという、この名作の現代性と、新しい演出への試みについて、たっぷり解説していただきました。

9時台の放送を聴く
2018年10月12日(金)放送より

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