隕石が落ちなければ、恐竜はどのような姿になっていたと思いますか?

質問者だいちくん

放送日2019年1月2日(水)

ざっくり言うと
むろだいちくん(小学校2年生・東京都)からの質問
恐竜の小林快次先生が回答
それまでと同じように大きい肉食恐竜と大きい植物食恐竜が、世界を支配していたと思う

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恐竜 小林快次先生

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2019年1月2日(水)放送より

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放送日時:2019年1月2日(水)午後5時31分ごろ~午後5時41分ごろ

藤井アナ:藤井彩子アナウンサー
小林先生:小林快次先生 (北海道大学総合博物館 准教授)
川上先生:川上和人先生 (森林総合研究所 主任研究員)
だいちくん:質問者


藤井アナ: では、次の質問です。今度は、東京都のお友達と電話がつながっています。お名前と学年を教えてください。
だいちくん: だいちです。え~と、2年生です。
藤井アナ: だいちくんね。どんなことを聞きたいですか。
だいちくん: 恐竜のことです。
藤井アナ: はい。質問はどんなこと?
だいちくん: 質問は、隕石が落ちなければ、恐竜はどのような姿になっていましたか? 恐竜はどのような姿になっていたと思いますか?
藤井アナ: え~と。隕石が落ちたことで、どうなったってことは、だいちくんは知ってるの?
だいちくん: うん。
藤井アナ: 隕石が落ちてどうなったの?
だいちくん: 隕石が落ちて。恐竜は全員絶滅してしまった。
藤井アナ: じゃあ、落ちなかったら、どんなふうになったのかなってことを知りたいのね。
だいちくん: はい。
藤井アナ: うん。特に興味がある恐竜はいますか?
だいちくん: はい。トロオドンです。
藤井アナ: トロオドン。どんな恐竜?
だいちくん: トロオドンは、恐竜の中でも一番頭が良くて、一番頭がいい恐竜の、人間になっていたかもしれないという説がある恐竜です。
藤井アナ: そうか。トロオドンが、もしかしたら人間みたいに大活躍している世界だったかもしれないなって思ってるのね。
だいちくん: はい。
藤井アナ: はい。では、小林快次先生に答えてもらいましょう。お願いします。
小林先生: はい、え~、だいちくん、こんにちは。
だいちくん: こんにちは!
小林先生: え~と。だいちくん、どう思う。もし恐竜絶滅しなくて、どんな形に進化したと思う。
だいちくん: 尻尾がある。目がおっきくて、歯が鋭い人間。
小林先生: それはトロオドンが?
だいちくん: はい。
小林先生: なるほど。じゃあ、人間みたいに進化したんだ、恐竜が。
だいちくん: うん。
小林先生: うん。じゃあ、それは面白い考えだね。あのね、恐竜時代。だいちくんさ、恐竜の、中生代って分かる?
だいちくん: はい。
小林先生: 中生代の、3つなんか分かれてるよね。
だいちくん: はい。
小林先生: 分かる?
だいちくん: はい。
小林先生: 三畳紀。
だいちくん: ジュラ紀。白亜紀。
小林先生: そう。三畳紀。ジュラ紀。白亜紀。恐竜ってさ、三畳紀ってさ、ちっちゃいのが多いんだけどさ、ジュラ紀に入ると大型の。
だいちくん: 意外と大きい恐竜がいっぱい出てくる。
小林先生: うん。で、例えば。ジュラ紀の後期。って大丈夫? ジュラ紀後期って分かる?
だいちくん: うん。
小林先生: の、大きい肉食恐竜と大きい植物食恐竜ってなにか言える?
だいちくん: えっと。大きい草食恐竜がブラキオサウルス。大きい肉食恐竜がアロサウルス。
小林先生: ああ。すばらしいですね。じゃあ、白亜紀前期の、大きい肉食恐竜と大きい植物食恐竜、分かる? なんでもいいんだけど。
だいちくん: え~と。白亜紀の一番大きい草食恐竜は、アルゼンチノサウルスで。白亜紀で一番大きくて肉食恐竜はティラノサウルス。
小林先生: え~とね。だからその恐竜の時代ってね。いつ見ても、大きい肉食恐竜と大きい植物食恐竜がいるわけよ。どっかに。
だいちくん: うん、うん。
小林先生: なので、たぶん。その白亜紀の終わりに隕石落ちなくて、まだ生きていたら。同じ感じで、大きい肉食恐竜と、大きい植物食恐竜が、まあ世界を支配していたと思うよ。
で、問題は。だいちくんも興味あると思うんだけど。ま、ティラノサウルスが一番最後に大きかったじゃん。肉食恐竜で。そのティラノサウルスの次の時代の大型の肉食恐竜ってなんだったと思う?
だいちくん: ええ~!!
小林先生: 面白いでしょ。そうやって考えると面白いよね。先生はあるよ。この恐竜じゃないかなっての。
だいちくん: 時代は違うと思うけど。プルスサウルスみたいなやつ。
小林先生: ああ~。先生はね。ドロマエオサウルス科だと思うんだよね。
だいちくん: ああ!! あれか~!!
小林先生: あれです。あれです(笑)。例えば今、実はね、先生、発掘してるんだけど、アキロバトルって巨大なドロマエオサウルスがいたわけよ。過去に。ドロマエオサウルスって、仲間って、ティラノサウルスと同じで、超肉食恐竜だったから、めちゃくちゃ優れてたのね。でもね、ティラノがいたから、ドロマエオはねえ。トップに立てなかったわけよ。で、もしね、ティラノがいなくなれば、ドロマエオはドロマエオサウルスの仲間たちは、たぶんね。
だいちくん: トップ!
小林先生: うん?
藤井アナ: トップになったんじゃないか。
小林先生: トップになったと思うな。たぶんね。どっちもね、めちゃくちゃ強いから。確かにトロオドン、頭いいかもしんないけど、強さでいうとね。たぶん、ドロマエオサウルス科のが強いと思う。で、今度は、植物食恐竜で。そのドロマエオの大きくなったやつと一緒に住んでいそうな恐竜って、なんだと思う?
だいちくん: え…。
小林先生: 一番最後まで生きてた。竜脚類って、なにか分かる?
だいちくん: いや、そこまで…。
小林先生: 分かんないか? そうか、じゃあ今度、調べてみよう。
だいちくん: ちょっと難しい。
小林先生: でもね、アラモサウス知ってるでしょ。
だいちくん: 知ってます!!
小林先生: アラモサウスは、ギリギリまでね、住んでいた恐竜だから、たぶん、そのアラモサウスの仲間って、チタノサウルス類って言うんだけど。
だいちくん: 知ってます!
小林先生: 知ってるよね。チタノサウルスの仲間が、たぶん同じ感じで、巨大化そのまま続けてて。ドロマエオの巨大化したやつと戦ってたんじゃないかなと思うんだよね。
だいちくん: すごい。
小林先生: だからね、だいちくんもね、図鑑見ながらね。もし隕石落ちなかったら、どの恐竜大きくなったんだろうとか、恐竜の世界をね、支配していたのかなって考えてもらうといいと思うんだよね。
だいちくん: はい。
小林先生: うん。ところで。今ちょうど目の前に、川上先生ってね、鳥の先生がいるので。この先生も面白い考えがあると思うんだよね。ちょっと聞いてみようか。
だいちくん: はい。
川上先生: はい、こんにちは。川上です。こんにちは。だいちくんはさ、恐竜好きなんだよね。
だいちくん: はい!
川上先生: ってことは鳥も好きだよね!
だいちくん: 鳥はちょっと苦手。
川上先生: 苦手!!
藤井アナ: (笑)。
小林先生: (笑)。
川上先生: そう。じゃあ、今日から好きになればいいと思うんだけども。隕石が落ちなかったらたぶんね、翼竜も生き残ってたんだよね。翼竜は分かります?
だいちくん: はい。あの、恐竜とは別の恐竜で。空を支配していた恐竜。
川上先生: そうそう。空を支配していた、恐竜とは別の、大きなは虫類だよね。で、空を飛んでいたわけだけども、そこに鳥もいたわけだよね。で、ええ、鳥はね、たぶん翼竜よりも飛ぶのが得意だったと思うので、だんだんだんだん鳥が増えてきて、翼竜は、鳥に滅ぼされるんじゃないかなと、僕は思います。
だいちくん: あ~~。
川上先生: だから、恐竜から進化した鳥が、空の支配者にもなると思います。
だいちくん: すご。
川上先生: そして、そしてね。どんどんどんどん鳥の方も、新しく、空の上で強くなっていって、いずれは恐竜に襲いかかって、恐竜を食べるような大きな鳥が現れたんじゃないかなと思います。
だいちくん: あ~、はい。
川上先生: ね。そういう羽毛恐竜の羽毛をむしってそれを使って、巣を作ったりとか。それこそ恐竜に襲いかかって、あの~血を吸ったりとか。いろんな鳥がね、生まれているじゃないかなと僕は思います。だから地上は、恐竜が支配して。空は恐竜から進化した、鳥が支配する、そういう世界になったんじゃないかと思いますね。
だいちくん: あ~。そういう世界に…。
小林先生: (笑)。どうだろ。人間型の恐竜出てきたかな。そういう世界に。ちょっと厳しい感じしない。
だいちくん: そ、それは~。
小林先生: たぶんね、仮に人間形が出てきてもね、たぶんそういう地上を歩く恐竜と、空を飛ぶ鳥だったり、翼竜から逃げてね。細々と生きてるだけだと思うよ。たぶん。
だいちくん: …。
小林先生: いいかな。ま、いろいろね。たぶんだいちくんも想像してみるといいと思う。今、先生が言ったのも、勝手な想像だし。川上先生も、最大限に想像力を膨らまして、夢のある話をしたと思うんだけど。だいちくんも、いろいろ考えてると面白いんじゃないかな~。
藤井アナ: 小林先生の考えでは、トロオドンみたいに賢い恐竜よりは、体が大きくて強い恐竜の方が。
小林先生: 絶対的に強い方が生き残ったと思いますね。
藤井アナ: 世界を制するんじゃないか、ということですよね。え~どうですか。だいちくんはどう思った。今の話、先生ふたりの話を聞いて。
だいちくん: え~。頭が良くて、強い。チームワークで生き残った恐竜が、人間になれたりするのかな?
小林先生: なるほど、じゃあ、そういうの考えてさ。だいちくん、まだね、今、冬だけど、例えば夏休みにさ、そういうのを考えて、自分で次の恐竜の世界みたいなさ、考えてみたら面白いと思うんだけど。どうだろう。
だいちくん: 絶対考えます!!
藤井アナ: わ~。
小林先生: (笑)。
藤井アナ: 力強い宣言、ありがとうございました。だいちくん、ありがとね。
だいちくん: はい。
藤井アナ: 今、冬休みだけど。
だいちくん: ありがとうございます。
藤井アナ: 冬休みだけど、どこか旅行に行ったりはしたのかな?
だいちくん: 今、旅行中で、長野に居ます。
藤井アナ: そうなのか、じゃあ、旅行先から電話してくれたんだね。
だいちくん: はい。
藤井アナ: はい、どうもありがとう。楽しい旅行を続けてね。
だいちくん: はい。
藤井アナ: はい、さようなら~。
だいちくん: ありがとうございます。さよなら~。
小林先生: さよなら~。
川上先生: さよなら~。
藤井アナ: 東京都のだいちくんからの質問でした。

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2019年1月2日(水)放送より

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