人間にくすぐったいという感情は必要なの?

質問者うみさん

放送日2018年12月27日(木)

ざっくり言うと
やまもとうみさん(小学校3年生・東京都)からの質問
心と体の篠原菊紀先生が回答
今、考えられている話としては、くすぐったいって思うようなことが起こる場所っていうのは、どうも大事な場所らしい

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心と体 篠原菊紀先生

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2018年12月27日(木)放送より

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放送日時:2018年12月27日(木)午前9時20分ごろ~午前9時26分ごろ

山田アナ:山田敦子アナウンサー
篠原先生:篠原菊紀先生 (公立諏訪東京理科大学 情報応用工学科 教授 / 地域連携研究開発機構 医療介護健康工学部門長)
うみさん:質問者


山田アナ: それでは次の質問です。おはようございま~す。
うみさん: おはようございま~す。
山田アナ: お名前を教えてください。
うみさん: うみです。
山田アナ: うみちゃんですね? 何年生かな?
うみさん: 3年生です。
山田アナ: お家はどこかな?
うみさん: 東京都です。
山田アナ: はい、分かりました。うみちゃんの質問はどういうことですか?
うみさん: 人間に…。
山田アナ: うん。
うみさん: 「くすぐったい」っていう感情は要るのかっていう…。
山田アナ: うん。
うみさん: 質問です。
山田アナ: 要るのかっていうのは、必要ですかっていうこと?
うみさん: はい、そういうことです。
山田アナ: うみちゃんには、くすぐったいこと、よくありますか?
うみさん: はい。
山田アナ: どんな時?
うみさん: 夜に、布団の上とかで…。
山田アナ: うん。
うみさん: ママがくすぐる時。
一同: (笑)。
山田アナ: ママがくすぐるんだ。そうなの。うん、おもしろいママですね。はい、分かりました。じゃ、これは篠原先生お願いします。
篠原先生: はい。はい。うみさん、こんにちは。
うみさん: こんにちは。
篠原先生: ママにくすぐられた時に、どこがくすぐったい?
うみさん: う~ん、おなかとか。
篠原先生: ああ、おなかとか。耳の裏とか首筋とか脇の下とかもやられたりしない?
うみさん: うん、たまに。
篠原先生: そうだよね。他の場所、例えば腕とかだとあんまりくすぐったくないよね?
うみさん: うん。
篠原先生: うん。くすぐったい場所っていうのが、どうもあるんだよね。おなかだとか耳だとか首筋だとかっていうのは、動脈(どうみゃく)って分かる?
うみさん: う~ん、分かりません。
篠原先生: え~と、血管は分かる?
うみさん: 分かります。
篠原先生: 血管の中で、心臓から体中に血液を送る血管のことを動脈って言うんですよ。
うみさん: はい。
篠原先生: で、それが割と皮膚に近いところにある場所が、どうも、くすぐったいんだよね。
うみさん: はい。
篠原先生: そこって大事な場所っていえば大事な場所なんだよ。
うみさん: はい。
篠原先生: そこが、例えば、けがしちゃったりとか、あるいは毒虫か何かにやられちゃったりすると、ちょっと危ないのね。
うみさん: はい。
篠原先生: だからそれを感知するため、危険が来たよっていうのを避けようとするっていうのと、この、くすぐったいって感覚は近いんじゃないかっていうふうには考えられています。
うみさん: はい。
篠原先生: だから、かゆみとかムズムズとか、そういうのとくすぐったいっていうのは結構近くにあって、危険な信号を受け取って、くすぐったいっていうふうに感じているんじゃないか、それがくすぐったさっていうものがある理由なんじゃないか、というふうな考え方っていうのがあります。
うみさん: はい。
篠原先生: そうなんだけどさ、うみさん、お母ちゃんにくすぐられたりすると、なんか気持ちいいよね?
うみさん: はい。
篠原先生: 気持ちいいよね? で、あれホントは危険なんだけど、親しい人とかすごい心許してる人には触られると、それが心地よさとか快感とかにもなるらしいんだよね。
うみさん: えぇ~。
篠原先生: だから「危険とそこを一緒にしていても、なんだかいいかな」って思えるっていう気持ちが混じると、どうも、くすぐったいって話になりやすいらしくて。
うみさん: はい。
篠原先生: 脳の中を調べても帯状回(たいじょうかい)っていう心地よさに関係したりとか、そういう情報をまとめ上げたりする所の活動が高まるって報告があったりするから。
うみさん: はい。
篠原先生: どうも、そういうことらしいっていうことにはなってはいるようですね。
うみさん: はい。
篠原先生: なのでちょっとまとめると、くすぐったいっていう感情がどうしてあるのかってことは、正直よく分かんないんだけど。今、考えられている話としては、くすぐったいって思うようなことが起こる場所っていうのは、どうも大事な場所らしいと。
うみさん: はい。
篠原先生: で、大事な場所に触られそうになると「あっ、ちょっとここは触らないで!」っていうふうなことで逃げたり、あるいは、そういう所に虫が来たりしたらムズムズするから「ちょっとおかしいな」ってことを感じたりするように…。ま、あの、くすぐったいっていう感じはあるらしい。
うみさん: はい。
篠原先生: もう1つは、そういうような場所なんだけど、そこをお母さんとか親しい人が触ったりっていうことは、ある程度許せることなので。それが心地よさとかにもつながっていると。
うみさん: はい。
篠原先生: ということで、その気持ちよさと危険信号が混じったような感覚としてくすぐったいっていうのがあるんじゃないかっていうことなんですね。
山田アナ: ふ~ん。
うみさん: はい。
山田アナ: 先生、くすぐられると「わっ」て首を縮めたり、「わっ」て逃げたくなったりするのは、やっぱり無意識に身を守ろうってこともあるんですね。
うみさん: はい、そうですね。
山田アナ: うみちゃんはお母さんにくすぐられるの好きですか?
うみさん: う~ん…。
一同: (笑)。
篠原先生: あの~、そのうちすごい好きな人が出てくると、好きな人に「くすぐられるの結構好き」っていうのが出てくるかもしれないし…(笑)。
一同: (笑)。
山田アナ: はい、うみちゃん、いいですか?
うみさん: はい。
山田アナ: はい、質問してきてくれてどうもありがとう。
うみさん: ありがとうございました。
山田アナ: はい、今度お母さんをくすぐり返すといいかもしれないね。
篠原先生: (笑)。なるほど…。
山田アナ: はい、さようなら。
うみさん: さようなら。

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2018年12月27日(木)放送より

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