人はどうして生まれてきて死んでいくのですか?

質問者たまきこさん

放送日2018年8月30日(木)

ざっくり言うと
さいとうたまきこさん(小学校3年生・愛知県)からの質問
科学の藤田貢崇先生が回答
命はリレーされてつながっている。だから自分自身を大事にしないといけません。

テーマ

科学 藤田貢崇先生

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放送日時:2018年8月30日(木)午前11時16分ごろ~午前11時23分ごろ

金井アナ:金井直己アナウンサー
藤田先生:藤田貢崇先生 (法政大学 教授)
たまきこさん:質問者


金井アナ:愛知県のお友達ですね。もしもし。
たまきこさん:もしもし。たまきこです。
金井アナ:はい。たまきこさん何年生ですか?
たまきこさん:3年生です。
金井アナ:たまきこさんの質問は何でしょう?
たまきこさん:人はどうして生まれてきて死んでいくのですか?
金井アナ:あー。人はどうして生まれて死んでいくのか…深いですね奥が。では藤田先生ですか。
藤田先生:はい。たまきこさん、こんにちは。
たまきこさん:こんにちは。
藤田先生:人は生まれてやがて死んでいきますよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:どうしてかなって。これはとても難しい問題ですよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:人だけじゃなくって、生き物っていうのは生まれたら必ず死んじゃうんですよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:それは分かりますよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:これがどうしてかっていうと、それは、人間でも動物でも植物でも体っていうのは細胞っていうものから出来てるっていうのは知ってます? 細胞って聞いた事あります?
たまきこさん:いいえ。
藤田先生:聞いたことないね。体を作ってるのは、とっても小さいものから出来てるんですよ。
たまきこさん:はい。
藤田先生:その細胞っていうのが、どんどん増えていって大きくなるんですね。たまきこさんも、今小学校3年生だけど、来年また再来年となるとどんどん身長も高くなりますよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:それは、必要な分だけ細胞が何度も何度も分裂っていうふうに増えていくっていう事をくり返して大きくなるんですね。ここまでは分かる?
たまきこさん:はい。
藤田先生:大丈夫?生き物っていうのは、この細胞が分裂する回数が決まってるっていうふうに考えられてるんですよ。
金井アナ:ふーん。
藤田先生:例えば100回なら100回、200回なら200回っていうふうに分裂すると、もうその働きをしなくなっちゃうんですね。そうすると、とても極端に言うとね、例えば栄養をとって要らない物を体の外に出すとかそういう働きができなくなって、やがて死んでしまうんだっていうふうに考えられてるんですね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:ここまではいいですか?
たまきこさん:はい。
藤田先生:死んでいくっていうと、たまきこさん死ぬってどんな事だと思います? 何か嫌だなとか思ったりしますか? 不安だったり。
たまきこさん:ちょっと不安です。
藤田先生:ちょっと不安だったりしますよね。僕も不安なんですけど。でもね、ちょっと考えてみると、たまきこさんはお父さんとお母さんから生まれたわけでしょ。
たまきこさん:はい。
藤田先生:そうすると、たまきこさんていうのはお父さんとお母さんの一部なんですよ。
たまきこさん:はい。
藤田先生:お父さんとお母さん、もっと言い方を変えるとたまきこさんはお父さんとお母さんそのものなんですよね。
たまきこさん:えー?
藤田先生:さらにお父さんお母さんっていうのは…。
金井アナ:ふふふ。ちょっと分らなくなっちゃったかな?
藤田先生:ここは分かる?お父さんお母さんからたまきこさんが生まれたから、結局たまきこさんはたまきこさんで自分自身でもあるけど、お父さんお母さんから見たら、元々は自分だったんですよ。
たまきこさん:はぁー。
藤田先生:それが、たまきこさんていう新しい命になったの。
たまきこさん:はい。
藤田先生:更に考えると、お父さんはさらにお父さんのお父さんとお母さんがいらっしゃるでしょ。つまり、たまきこさんから見たらお父さん方のおじいさん、おばあさんかな。
たまきこさん:はい。
藤田先生:さらにお母さんにも同じように御両親がいらっしゃって、たまきこさんから見たらお母さん方のおじいさん、おばあさんになりますよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:そうやって、命って自分そのものをどんどんどんどん次の世代にリレーしてるの。リレーって分かる?運動会で次の人にバトンを渡しますよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:そういうふうに、たまきこさんのおじいさんからお父さんに、お父さんからたまきこさんに、さらにたまきこさんから大きくなってたまきこさんに子供が生まれるようになったら、たまきこさんからその子供にっていうふうに命はどんどんリレーされていくんですね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:そうやって地球で生まれてる生命、生き物っていうのは昔からそうやってどんどんどんどん命をつないでるんですね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:その長い間に少しずつ少しずつ変わっていくんですよ。
たまきこさん:はい。
藤田先生:変わっていって、よりその場所の生活に「適応」って難しい言葉で言うんだけど、その場所に生活しやすいように少しずつ体が変わっていったりするんですね。
たまきこさん:はぁー。
藤田先生:それはものすごく長い時間がかかるけれども、そうやってどんどんどんどん昔からつながってるっていう事だね。これから先もつながっていくっていうふうに考えたらどうでしょうね。
たまきこさん:はい。
金井アナ:たまきこさん、どうでしょうか?分かりましたかな?
たまきこさん:はい。
藤田先生:だから命がどんどんつながってるから、たまきこさんはやっぱり自分自身を大事にしなきゃいけないですよね。
たまきこさん:はい。
藤田先生:私はお父さんお母さんそのものなんだと思ったら、ちょっとは考え方も変わるかな?
金井アナ:はい。いいですか?
たまきこさん:はい。
金井アナ:どうもありがとうございました。
たまきこさん:ありがとうございました。
金井アナ:さようなら。
たまきこさん:さようなら。
藤田先生:さようなら。

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