「災害列島 今、知りたいこと 伝えたいこと」

災害列島 今、知りたいこと 伝えたいこと

■「災害列島 今、知りたいこと 伝えたいこと」 放送より■

番組の一部をテキストでお読みいただけます。

強風対策について

お話:
松島康生さん(災害リスクアドバイザー)
国崎信江さん(危機管理アドバイザー)

 

Q 台風21号では風がひどく、特に屋根が飛ばされる映像をたくさん見ました。自転車の駐輪場の屋根も飛ばされて、自転車ごと風に舞い上がり、それが窓に当たって壊れてしまうということもありましたよね。

松島:

通常の強風・台風であれば、瓦が飛ばされるという事はあまりなかったんですけども、今回は非常に強い風だったということです。
いろいろ調べてみると、古い瓦の一部ですと、周りに鉄線が張られていたり、釘のようものが刺さっていたりすることがあるのですが、風化してそれが外れてしまったところに強い風が吹き込んで、あおられて瓦が外れてしまう。今回は連鎖的にどんどん風が吹き込んできたために、瓦が外れてしまうというようなことが多く見受けられたんじゃないかなと思います。
対策としては、瓦用の編み目の厚いネットを台風の前に屋根瓦の部分にかけるんです。そうすると少なくとも瓦が飛ばされる、瓦が落ちてくるというようなことは防げるのではないかと思います。ブルーシートですと中に風が吹き込んでかえって危険な状態になってしまいますけれども、編み目の大きなものですから、風の影響を受けにくいんですね。

Q 突然家の中に瓦が飛んできたという方もいらっしゃいましたよね。対策は何が考えられますか?

国崎:

マンションの場合にはシャッターがありませんので、窓が割れにくいように、または割れたとしても飛散度合いを軽減するためにも、窓には飛散防止フィルムを貼っておくといいと思います。
飛散防止フィルムを貼るような時間的な猶予がないといった場合には、せめてレースのカーテンと厚手のカーテンの2枚があれば、2枚のカーテンを閉めて、裾が広がらないように裾をガムテープでしっかり止めていただくだけでも、割れた時に室内への飛散度合いは軽減できるかと思います。
植木鉢や自転車、物干し竿など飛ばされそうなものは、室内に入れる。室内に入れられない場合には床に置いて固定をする。ブルーシートをかけることや縛っておくことも非常に重要です。

松島:

身近な所では、外出する際に家の扉、もしくは自動車の扉に指を挟んで切断をしてしまったという事例もあります。
強風の時には、できれば扉の隙間を少し狭くして、体の出入りだけを最少限に行う。バンと飛ばされてしまったり、逆に挟まれてしまったりする恐れもありますので、ぜひ注意していただきたいと思います。