「プロ無職」ってなんだ!? ②

ざっくり言うと
気づいてしまった! 「稼がなくても、生きてりゃいい」
You Only Live Once  一度きりの人生、周りに流されず生きていく
2019/05/03 とりしらベイビー るってぃさん(プロ無職)

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2019/05/03

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【出演者】
小籔さん:小籔千豊さん(タレント)
みちょぱさん:池田美優さん(ファッションモデル)
るってぃさん(プロ無職)

無職なのに年間300万円のスポンサーがついているという謎の男、“プロ無職”の「るってぃ」さんを取り調べ! 民泊をやったり、スマホ1台で海外旅行してみたり。「人生一度きり」なのだから、あらゆる周囲にとらわれることなく楽しむという「るってぃ」さんの人生哲学。後半をお届けします。


“契約彼女”を募ってみたら……

みちょぱさん: “契約彼女”というのをやっていたという情報が。これは絶対に聞いとかなきゃと思って。どういうことですかね?
小藪さん: “みちょぱデカ”にまかしますわ。
るってぃさん: こういう活動してたら、いろいろ価値観的におもろい人が周りに増えてきて。その中の1つとして、「複数恋愛」っていうんですかね、いわゆる「ポリアモリー」と呼ばれる人がチラホラいらっしゃったんです。
小藪さん: ポリアモリーって、最近聞きますね。
るってぃさん: ずっと言われてるじゃないですか、一夫多妻制。
小藪さん: ひとりと、パートナーいることは、どうなんや、みたいな。
るってぃさん: ずっと疑問を感じてたんですよ。出来れば複数の女性と……。ただただ、ポリアモリー、いいなと思ったんですけど、心情的には「やってから批判しろ」。「ポリアモリーを十分やらずに、いいとか悪いとか違うとか言うのは、ちょっとちゃうな」っていうのがあったので、ネットで募集掛けたけど「集まるわけない」と思ってたんですよ。そうしたら、40人くらいの女性が集まって。
みちょぱさん: なんで?
るってぃさん: 分かんない。
みちょぱさん: それで「これから彼女」って契約するってことですか?
るってぃさん: 「試しに3か月ぐらい付き合って、もし合えば更新していきましょう」という打ち出し方をして。実際会ったのは15人ぐらいなんですけど、結果、誰とも付き合ってないです。
みちょぱさん: 「合わなかった」ってことですか?
るってぃさん: つ、疲れましたね……。
みちょぱさん: そりゃそうでしょ。
小藪さん: 自分の性に合ってないってことですか?
るってぃさん: はい、性に合ってない。でも、「周りに迷惑をかけずに、互いの合意さえあれば別にいいんじゃない?」っていう。
みちょぱさん: へえ。いや、すごい。
小藪さん: ポリアモリーもだいたいそういう主張ですしね。
みちょぱさん: 「ポリアモリー」って何ですか、まず。知らない。
小藪さん: 今度、ポリアモリーの人に来てもらいましょうか。でも恋愛のことを深く考えていったら、ゆうてはるような中身になっていきますよね。
るってぃさん: 正解ないし、人類の歴史の中で昔の人もチョー悩んでるし、たぶん未来の人も悩む。だからそこを探求してもいいんじゃないかと。法に触れない限りは。
小藪さん: 友達もいっぱい作っていい、ってなってる。でもたまに女子校で、「あんた、私以外とはしゃべらんとってな」っていう束縛……。
みちょぱさん: いるいる。
小藪さん: 友達もおる。
みちょぱさん: います。チョー面倒くさい。
小藪さん: だからその倫理観って、友達の中では人それぞれあったりするのに、恋愛だけバチって決められてんの。
るってぃさん: うん。ちょっと不思議だなって思って。
みちょぱさん: 大切にして、女性も。ちゃんと愛を注いで。
小藪さん: みちょぱさんは今、その1人の友達、「女子便所行くのは、1人じゃないとあかんで」って言ってるんですよ。「ちゃんと私を大切にして。えっ、他の子ともトイレ行くん?」
みちょぱさん: 面倒くせぇ。
小藪さん: じゃあそれ、「私のこと大切にしてない」ってこと?
みちょぱさん: え、便所は1人で行きたい。
小藪さん: とかまぁ、みたいなことになっていくという。
みちょぱさん: なるほど。

「生きてりゃいい」と気付いてしまった

小藪さん: 最初のほうの「Airbnb」の発音からして、あー、ちゃんとした人なんじゃないかと。
みちょぱさん: 確かに。発音がね。
小藪さん: 速すぎて何言ってるのか分からなかったけど。
みちょぱさん: ちゃんとしているんですよね。大学とかも。
るってぃさん: 一応行ってます。
小藪さん: 就職もされている。
るってぃさん: いったんは。でも就職する気もなくて、大学卒業後はいきなりふらふら行こうと思ったんですけど、大阪の大学にいたので東京に出たいな、って。引越し費用も掛かるし、会社って全部出してくれるじゃないですか、一応。「活用しよう」っていう言い方はあれですけど、いったん就職して勉強させてもらおう、っていう。でもやっぱ、合わなくて。
みちょぱさん: 辞めたあとに民泊のブログを始めたんですか?
るってぃさん: 会社員やりながらやってました、並行して。食ってくスキルはないんですけど、ブログをやってたら、読者さんで家くれる人とか現れて。「余ってる家があるから、ブログのネタ用に住めば?」みたいに言ってくれて。家賃8万円くらいの新宿のアパートに住んでたんですけど、引き払って杉並区に引っ越したら家賃ゼロ円になった。つまり、「もう死なない」。「別に稼がなくていいんだ」っていうことに気付いて、「生きてりゃいい」みたいな。
みちょぱさん: 気付いちゃった。
るってぃさん: 飯も全部、読者さんにおごってもらって。
小藪さん: ほう。
るってぃさん: だいたいは「お金稼げるようになったら会社辞める」とかなんでしょうけど、稼いでなかったんですよね。「生きてりゃいい」みたいな、それで、辞めた。
みちょぱさん: 全部おごってもらうってことは、自分で出してるものってあんまりないってことですか。
るってぃさん: そうですね。今全然、仕事も受けてなくて。楽しいからやる、みたいな。
小藪さん: きょうはよう来てくれはりましたね。
るってぃさん: いやもう、メチャメチャ楽しみで。自分の活動が広がって「おごってあげてもいいかな」みたいな人が1人でも増えたら。
みちょぱさん: 駄目ですよ~、だまされないで~。
るってぃさん: だましてない。
小藪さん: うん。今、「きょうは楽しみにして来た」って言ったときに僕とみちょぱさんを見たんですけど、みちょぱさん3回に対して、僕1回。みちょぱさんと会うのを楽しみにして来たやろな、っていう。
るってぃさん: いやいやいやいやいや。

ブレイクダンスで日本一。「仲間に恵まれているんです」

小藪さん: 大学時代はブレイクダンスの大会で日本一? これ、すごいがな。
るってぃさん: 仲間に恵まれてるんです、本当に。
小藪さん: 何人で出たんですか。
るってぃさん: 8人です。
みちょぱさん: もともとダンスは好きだった?
るってぃさん: 高校2年のときに始めて、そんなにやる気なかったんですけど、たまたま行った大学のダンスサークルが、日本2位になったことあるみたいな、ガチだった。2位になった先輩を超えたいじゃないけど、ああいう先輩になりたいなってみんなで頑張ったら、なれたという。
小藪さん: 優勝したときは泣きましたか?
るってぃさん: 泣かなかったな。
みちょぱさん: 泣けよ。そこは泣けよ。
るってぃさん: 「当然」ぐらいになってました。「余裕でしょ」「敵なし」みたいな。
みちょぱさん: すごいな、でも。

“YOLO”というライフスタイル

小藪さん: YOLOというライフスタイルに、影響を受けている?
るってぃさん: そう。
みちょぱさん: 「YOLO」って何ですか、まず。
るってぃさん: You Only Live Once.の略で、直訳すると「人生って一度きり」。人生一度きりだから、好きなこと、やりましょうみたいな、アメリカのシリコンバレーとかサンフランシスコ辺りで言われていて、民泊紹介するブログやってたときにアメリカの人たちから情報が入ってきた。「今の日本に足りてねぇ考えだな」って見に行こうと思って、クラウドファウンディングで50万円くらい支援してもらって、3週間取材しました。Airbnbとかウーバーが流行ってる理由は「必要なものを揃える」ということ。無駄な一軒家を買うとか、一家に一台車を持とうみたいな、そういう周りに流されることがない。自分の好きなことだけして生きるという考えに、今すごい影響受けてる。
小藪さん: 人生は一度きり系の考え方、あんまり好きじゃないんですよ。自分はやっぱり先人のつながりの中で生きてきて、ひいおじいちゃん、そのまたひいおじいちゃんと、洗濯板でゴシゴシやったりして頑張ってきてくれたから自分が存在するのに、自分の代から「はい、私は好きに生きますね」ってのは、「何言うとんじゃ、馬鹿たれ」って思いましたけど、中身を聞くと、みんなと同じような生き方で息が詰まっていって、気が付いたらみんなが大学行くから大学、新しいテレビが出たらみんなと同じようにとか、そういうのをやめよう的なことですよね。だから自分の子どもとかは、大事にせなあかんのでしょう、これ。
るってぃさん: もちろんそうですね。
小藪さん: であったら、いいです。「私の好きな人生やから、子どもを家に置いてパチンコ行って」みたいな考えだったら……。
るってぃさん: いや。自分は、海外行ったことなかったんですよ、22年。ずっと生きづらさみたいなのを感じてて、日本の、周りの目を気にする、みたいな。ニューヨークへ留学したのが初海外だったんですけど、向こうの人、本当すごい自由なんですよね。いい意味でわがままというか、自分の信条を貫いて生きている。それにすごいインスパイアされて今の活動につながってるんで、ここは大切にしていきたい。
みちょぱさん: 今後もし子どもができても、別に家を買う予定もない?
るってぃさん: 周りに流されずに自分で買うって判断すれば、ありなんじゃないかな。
小藪さん: それは分かります。それでいうたら僕なんて、You Only Live Once.の家に生まれましたんでね。「真似すんな、そんなもん」っていう、おかんでしたんで、ネイティブYOLOです。そのかわり、割と変人扱いされます。僕、ずーっと昔のスマホですね。ちっちゃい方がいいってかたくなにしてたら、「え」みたいな。「キモ」みたいな。薄型テレビがはやったときも、僕はもう「絶対ブラウン管がいい」って。嫁の亡くなったおじいちゃんちにブラウン管あるから、東京の家引っ越すときは送ってもらったんです。
るってぃさん: 逆張り的な意味でやってるんですか? もっと自分の軸?
小藪さん: パッて点けたときに、パッて点いたほうがいいんですわ。
るってぃさん: そっか。薄型は遅い、確かに。
小藪さん: ピッて点けたら、ファ~ン、遅、みたいな。
みちょぱさん: ああ、そこ? 1秒くらい、いいじゃん。
小藪さん: いまだにブラウン管信者です。しかもね、画像、ええねん。それで映画見て、ブラウン管で僕バリバリ泣いてます。
みちょぱさん: でもそれを超えるものができてしまった以上、やっぱり戻れないですよ。
小藪さん: あなたはYOLOではないです。みちょぱ・イズ・ノー・YOLO!
みちょぱさん: ノーYOLOです。まあ、人それぞれ。
小藪さん: でもだからこの人は、無職ゆうときながらブロガーをやって、生きざま見せえの、働き方というか人生を選んでるという。“プロ無職”ではある。生きざま見せ系のブロガー&ユーチューバーといった感じですね。
みちょぱさん: 職業とか肩書にとらわれたくない感じかな、とは思いましたけど。
小藪さん: あとは、価値観や考え方をちょっと変えたときに、こういうことを提示してみてもいいんじゃないか。「日本にない生き方をしてみたい。そやったらブログやってみよか」みたいなことでつながって、こんなことになったってことですね。
るってぃさん: そうっす。
小藪さん: 悪い人間やないの、分かりましたね、とりあえず。
みちょぱさん: 悪い人間ではないと思います。恋愛もこれからはちゃんとしてもらえれば。
小藪さん: 怖いな。

このあと、資本主義経済での生きづらさや、仏教の教えまで話が及びました。

<「プロ無職」ってなんだ!?>おわり

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