「プロ無職」ってなんだ!? ①

ざっくり言うと
スポンサーつきの無職。「こんな人が増えたら日本沈没してまうわ」(小藪さん)
暮らしも旅も、ないものはもらう、困ったら助けてもらう
2019/05/03 とりしらベイビー るってぃさん(プロ無職)

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2019/05/03

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【出演者】
小籔さん:小籔千豊さん(タレント)
みちょぱさん:池田美優さん(ファッションモデル)
るってぃさん(プロ無職)

無職なのに年間300万円のスポンサーがついているという謎の男、“プロ無職”の「るってぃ」さんを取り調べ! 民泊をやったり、スマホ1台で海外旅行してみたり。「人生一度きり」なのだから、あらゆる周囲にとらわれることなく楽しむという「るってぃ」さんの人生哲学。前半をお届けします。


月25万振り込みあり。それって無職?

みちょぱさん: 今夜取り調べるのは、“プロ無職”の、るってぃさんという方なんです。
小籔さん: ろくでもない人ら、この番組来ますね。
みちょぱさん: そうですね。無職系多いですね、なんもしないとか。
小籔さん: プロやのに、無職。
みちょぱさん: そうなんです。だけどいろいろあるみたいで、意外とすごい方なんじゃないかと思ってるんですけど。
小籔さん: 今までは、「こういう肩書だけどもお話聞いたらちゃんとした人やな」とか、「賢いな」とかいう人ばっかり出ました。もうそろそろ、普通の変な奴来てもおかしないですか。怪しんでますよ、僕は、“プロ無職”。
みちょぱさん: それじゃあ、取り調べていきます。
小籔さん: いきましょう。ギッチギチにいったろ。
みちょぱさん: いきましょう。
小籔さん: こんな人が増えたら、日本沈没してまうわ、ほんま。無職でありながら25万稼ぐ。そんなもん、若者たちの夢のような未来だから。
みちょぱさん: ねぇ。もう、働かなくなっちゃいますよ。
小籔さん: ……、あんた誰ですの? 横、座ってますけど。
るってぃさん: はい。えー、“プロ無職”「るってぃ」って言います。よろしくお願いします。
小籔さん: なにがや!
るってぃさん: メッチャ怒ってるじゃないですか。なんで?
小籔さん: 「人のために動く」、それで「働く」という文字になるんですよ。“プロ無職”いうことは、あなた人のために動いてないということ? 本当に?
みちょぱさん: いつかのゲストの方みたいに「働くのは意味があって、働かないのも意味があって」とかいう真面目な方かなって思ったら、黄色のパーカー着て、ちょっとふざけてる感じがする。
小籔さん: チャンネル登録数の少ないユーチューバー?
るってぃさん: まあそれ、事実ですけど。でも全然もうかってないです。
みちょぱさん: じゃあ、ユーチューバーなんですか、肩書は。
るってぃさん: そう名乗ってないんですけど、たまーに「ユーチューブ、やられてますよね」みたいなこととか。
みちょぱさん: でも、年間300万円のスポンサーが付いているっていうのは、ちょっと気になりますけど。
小藪さん: 月25万ですもんね。
るってぃさん: そうすね、銀行口座に振り込まれます。
みちょぱさん: 十分じゃん。普通に過ごせちゃう。なんのスポンサーなんすか、これは。
るってぃさん: うーん、なんすかね。2017年くらいから“プロ無職”でやってるんですけど、“プロ無職”といえど日々食うお金が要るじゃないですか。
小藪さん: 光熱費とかもね。
るってぃさん: それすら面倒くさいなと思って、もらおうと思って募集したんです、SNSで。そしたら、見つかって。もともと知り合いなんですけど、「年間300万円でいいですか」っていう感じで、契約結んで2年目です。
小藪さん: ほお。何歳ですの? 金持ちのおばはんとかですか。
るってぃさん: 35歳の、まつもとひろきさんっていう方ですけど。
みちょぱさん: なにをされてる方ですか。社長さんとか?
るってぃさん: 社長でもあるんですけど、個人でブロガー、ユーチューブもやったり。
小藪さん: 若者系ね。最近の金持ち系のお仕事されてる方ね。
るってぃさん: メディア運営、っていうんですかね。
小藪さん: われわれの世代ではいなかった。
みちょぱさん: 募集して、来るもんなんだ。すごいな。でも、いつ切れるか分かんないですよね。
小藪さん: そうですよ。でも、よくそれを思い付いたよね。“プロ無職”になろうと思って、募集してお金もらえたらラッキーと思ったことが、すごいよね。思えへんもん。
みちょぱさん: 思わない。どうにか働かなきゃいけないじゃないですか、まずは。もらおうって考えは、ちょっと甘いんですけど。でも、そうやって甘やかす人がいるから、だめなんだろうなあ。
小藪さん: 本当に。あのー、言うとくけど、みちょぱさんも割と情報面、厳しいよ。
るってぃさん: 一応お話は伺いました。メチャメチャびびってます。

若者に“プロ無職”を教える?!

小藪さん: 無職と言いながら、SNS、ユーチューブもやってるんすよね。
るってぃさん: はい。一とおり手を出してるっていう感じです。
みちょぱさん: 講演活動っていうのも聞いたんですけど。
るってぃさん: 講演なんて自分では言ってないんですけど、大学とか地方のイベントに呼ばれて「若者向けに“プロ無職”という働き方を教えてくれませんか」とか。
みちょぱさん: 教えちゃっていいの?
小藪さん: これから勉強して日本のために働こうかゆうてる人に、月25万もらってる“プロ無職”の話聞かせたら、みんなやる気なくなってまうがな。
みちょぱさん: 「そっち、やりたい」ってなっちゃう。
るってぃさん: 月に2回ぐらい呼ばれますね。
小藪さん: なんたる大学! ほんまに。
みちょぱさん: それでまたお金もらったり。
るってぃさん: まぁ、ギャラ、もらったり。
みちょぱさん: 過去の活動で言うと、いろんなことされてるらしいんですけど。
るってぃさん: もともとはブログ。インターネットで文章を書くのにはまってて、「Airbnb」って、知ってますかね。アメリカで生まれたサービスで、人んちに泊まれるサービス、みたいな。
みちょぱさん: 民泊的な?
るってぃさん: そうです、ホテルじゃなくて。僕もそれを東京でやってて、知らない外国人が毎日ひっきりなしに泊まってたんです。外国人と会った話をブログに書いてたら、パン屋さんやってるおじちゃんがいて、そこの近所のおばさんが、「ここのパン、メチャメチャおいしいのに、つぶれそうだ」と。「あなたのブログ見て連絡した。このパン屋さんの2階が空いてるから、そこを外国人向けに貸して、そのパンをはやらせられないか」みたいな話が来て。3年くらい前。実際それで家片付けてAirbnbやってみたら、メッチャ来たんですよ。その話が海を越えてAirbnbの創業者の耳に入って、そのパン屋に直接来てくれて。
みちょぱさん: わざわざ?
るってぃさん: はい。で、今度は僕らがアメリカに招待されて、こういう活用事例もあるんだよという感じで世界に発信されたり。
小藪さん: そうか。民泊紹介システム。ウーバーの民泊版みたいなもんかな。考えた人からしたら、困ったお年寄りを助けて、しかも民泊も進めつつウィンウィンウィンの関係でやっているのを、モデルケースとして、「すてきな使い方してもろうてありがとう」と。
るってぃさん: メチャメチャ感謝されましたね。自分的には別に助けたいとも思わず、ただおもろいから暇つぶしでやったら、結果そうなった。
みちょぱさん: 今もそのパン屋さんは?
るってぃさん: 忙しくなっちゃって、おじちゃんが体調壊して休業。
みちょぱさん: そんな忙しくなったんだ。
小藪さん: でも、最初の望みはかなったね。

パスポートとスマホ1台で旅をする

小藪さん: ほかにどんなことをやってるんですか。
るってぃさん: もともとAirbnbにはまったきっかけも、自分自身、旅が好きなんですよ。最初はスーツケースをガラガラ引きながら行ってたんすね。そうしたら、スーツケースだるいなと思って、リュックひとつになって、いわゆるバックパッカー。そうしたらバックパック背負うのもだるくなってきて。
みちょぱさん: どういうこと? どういう肩してるんですか。筋肉ないんじゃないですか、それ。
小藪さん: ほんまや。
るってぃさん: 荷物ゴチャゴチャ持ち歩くの面倒くさいな、と。いろいろあると、盗まれたりなくなったときにあせるじゃないですか。その感情がだるくて。スマホ1台で旅ができる未来が来るんじゃないかと思って、30年後とか分かんないですけどやってみようと思って、2017年に、やった。
みちょぱさん: スマホ1台旅、的な。
るってぃさん: 現金もクレジットカードも持たずに、海外なんでパスポートは要るんですけど、パスポートとスマートフォンだけで、上海とかアメリカとか、いろんなところへ行きました。
小藪さん: 充電はどうなるんですかね。
るってぃさん: 充電なしでアメリカに行ったんですけど、ケーブルはルール上持てないんで、隣のおばちゃんとかに話しかけて貸してもらってました。現地調達はありなんで、いろいろ助けてもらいながら。もう発信活動やってたんで、「ロサンゼルスで助けてくれる人いませんか」とか、呼びかけたら……。
みちょぱさん: いるもんだ?
るってぃさん: そう、いたんですよ。僕のこと知っててくれて、ごはんおごってもらったり。クレジットカードは、物理的に使えないというだけで、ネットに先に登録しておけばサービスは使えるんです。
小藪さん: なんとかペイとか。
みちょぱさん: スマホでやるやつ。
るってぃさん: キャッシュレス。そうです。
みちょぱさん: なんだかんだ、行けはするのか……。
小藪さん: いや、でも、行きます?
みちょぱさん: 無理です。私、旅するたびにでかいキャリーバッグ持って、帰りにお土産とか入れるから余裕持っていこうと思うんだけど、その時点でパンパン。無理です。
るってぃさん: 物の多さは不安の表れだと思ってて、僕の周りにはミニマリストって呼ばれる人、僕自身も結構そうですけど、多くて。

<「プロ無職」ってなんだ!? ②>へつづく

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