今はなき「名鉄岐阜市内線の音」を聴いてみよう!~貴重なてつおと発掘隊~

ざっくり言うと
NHKアーカイブスをはじめ、「日本全国で眠っている昔の貴重な鉄音」を、土屋礼央が掘り起こす! 「今はもう聴く事ができない 貴重なてつおと発掘隊」のコーナー
今回は、今はなき「名鉄岐阜市内線の音」
2019/11/09 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」

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2019/11/09

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土屋さん: 鉄分足りてますか? お耳の栄養補給、てつおと発掘隊・隊長の土屋礼央です。
「今はもう聴く事ができない 貴重なてつおと発掘隊」! NHKのアーカイブスをはじめ、「日本全国で眠っている昔の貴重な鉄音」を、土屋礼央が掘り起こして、みなさんにお聴かせして、番組独自のアーカイブスを作っていこうというコーナーです。

今日は、今はなき「名鉄岐阜市内線の音」。
名鉄といえば、名古屋鉄道というだけに、名古屋を中心に、愛知県や岐阜県を走る大手私鉄です。
車両の最前部に展望席を設けた「パノラマカー」。これ、いいですよ。僕もね、数年前に乗りました。快適。もう~、子ども大喜びですよ。
最近は中部国際空港セントレアへ向かう空港特急の「ミュースカイ」なども人気です。

でも昔は路面電車も走らせていたんです。それが岐阜市内を走る「名鉄岐阜市内線」。
元々は「美濃電気軌道」という会社が、108年前の、1911年(明治44年)に開業させた歴史ある路線なんです。
その後、名鉄が引き継いだのですが、道路を走る路面電車なので、道路事情の変化もあり、2005年に廃止されました。

アーカイブスには、この音は「名鉄岐阜市内線の音」とだけしか記載されていませんでした。
20世紀末期からは、新型の路面電車も登場したのですが、音を聴く限り、どうも新型ではなさそうです。
いつ録音した音なのか詳しい記入がなかったので、判らないんですが…。
大正15年に製造されて廃止されるまで走っていた、名鉄モ510形か、元・北陸鉄道からやってきた、モ550形・モ560形辺りではないかな…と、われわれ番組チームは推測しています。
特に、モ510形は、美濃電気軌道時代は、「セミボ510形」という形式。“セミボ”…なんだか焼き肉の部位のような形式ですが…、なんの略なのでしょうね。気になります。
正面が5枚窓、側面の戸袋窓が楕円形(だえんけい)の窓で、人気の車両でした。
このどちらかと言うことで、あなたなりに想像して聴いてみてください。

それでは聴いてみましょう。
今はなき「名鉄岐阜市内線の音」です。(※2019年12月26日まで聴くことができます)
いやぁ~、「鉄」の音がしましたね。大興奮!
低いね~音がやっぱ、重低音で、重そうでございましたなぁ!
「なんとか…、なんとか動いてくれ!」っていうような音ですよね。
いやぁ~、興奮するね。
ましてや音が、あくまで「市内線の音がメインで、運転手さんの声がオプションだ」っていうマイキングで、いやぁ~良かったねぇ。
最初カーブですか? なんか、ガタンゴトーンと、きしむ音とか、最高だよねぇ。
今の鉄道は、こういう音は出さないですよ。その方が快適ですし、電気やエネルギーのロスも少ないでしょう…。ただやっぱね、こう…人が汗をかいて、一生懸命やってる姿に、感動するように、「コイツも、頑張ってんだなぁ」という感じがあって、すばらしい音でございました。
そして、わずかにしていた子どもの声、そして運転手さんの声というものは、いつの時代も同じ声なんだなと感じました。

…というわけで、「今はもう聴く事ができない 貴重なてつおと発掘隊」!
隊長の土屋礼央でした!

岐阜県「明知鉄道」を旅する、「秋の味覚『きのこ列車』を“鉄道アーティスト”の小倉沙耶さんが舌つづみ」の記事はこちらから

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