悲劇の少年たち 白虎隊の歴史さんぽ

ざっくり言うと
30年前、爽やか路線だった坂上忍も熱演
ローラースケートで駆けつける「ジャニーズ白虎隊」を見てみたい!
2019/09/07 マイあさ! 「ペリー式歴史さんぽ 白虎隊」 時代劇研究家・ペリー荻野さん

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2019/09/07

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2019年9月7日(土)放送より

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【出演者】
ペリーさん:ペリー荻野さん(時代劇研究家)


コラムニスト・時代劇研究家のペリー荻野さんが、時代劇的視点で歴史上の人物とその人物を楽しむための“おさんぽ”プランをご案内するシリーズ。今回は、幕末に会津藩が結成した少年部隊「白虎隊」です。

――白虎隊は戊辰(ぼしん)戦争で官軍と戦い、敗走しました。気になる史実からお願いします。

ペリーさん: もう「白虎隊」と聞いただけで、涙腺が緩んでる方もいらっしゃるのではと思うんですけども、白虎隊は若い隊士、10代の子たちなんですけども、官軍と戦いながら力及ばずってことで、何も食べず、眠ることもできないまま「飯盛山」っていうとこにたどりついて、そこから会津の町を見たら燃えているわけですよね。自分たちの大事なお城、会津若松城、鶴ヶ城とも呼ばれますけれども、それが炎上してると。「われらの城が炎上してしまった、殿ー!」みたいなことで、「みんなここで生き恥をさらすより自刃しよう」っていうふうになって自刃してしまう、ということで。考えてみれば“誤解”ですよね。本当はそのとき城は燃えてなかったわけだから、情報とかあれば彼らもっと生きる望みを持ったのかなって思うと、すごく悲劇だなっていう感じがしますよね。白虎隊って今で言えば高校生ぐらいの子たちばっかりで結成されていたということで、若い命を散らしてしまったってことでやっぱりちょっと悲しい話ですよね。

――これから、という若者がねえ。

ペリーさん: 本当にそうですよ。もうね、言うだけでみなさんも「あのシーン覚えている」っていう方もいらっしゃるかもしれないですね。

――ということで、これまで時代劇にはどんな白虎隊士が登場したでしょうか。ペリーさん、思い出の白虎隊士をお3方お願いします。

ペリーさん: そうなんですよ。これもなかなか苦しみながら……。

――“えりすぐり”のお3方をお願いします(笑)。

ペリーさん: 1986年に民放で年末時代劇スペシャル、その名も『白虎隊』で坂上忍さんが演じた野村駒四郎という人ですね。自決するときに仲間に言うんですよ。「今度生まれてくるときも、また会津で会おう!」、ご記憶ですか? ひょっとして。

――私、当時小学生だったんですけど、強烈に記憶に残ったドラマで、その後DVDも手に入れて家にあるんですけれども、坂上忍さんは隊士の中でリーダー格の役だったんですが、非常に爽やかな若々しい……、当然若かったんですけどもね。爽やかな坂上忍さんが見られるっていうね。

ペリーさん: 坂上さんね、今とはちょっとイメージがだいぶ(笑)。

――なかなか結びつかないかもしれませんね。

ペリーさん: また爽やか路線に帰ってきて……、まあちょっと無理かな、分かんないですけど(笑)。良い作品でしたよね。
あと、2007年にこれも民放の新春スペシャルで『白虎隊』ってタイトルでこれは山下智久さん、山Pが演じておりますが、酒井峰治さんっていう方で、白虎隊士なんですけど自刃した組と別れちゃうんですね、ばらばらになっちゃって。それで生き残った隊士で、その人の記憶から「白虎隊とはこういうものでした」っていうことを語るということで、やっぱり仲間が死んでしまったっていうことで、それを一生背負いながら生きていくという、またこれもちょっと重い役割を担ったってことで。

あとですね、大河ドラマ『八重の桜』で中島広稀さんが演じた伊東悌次郎という人がいて、主人公の綾瀬はるかさんが演じた八重の隣の家の少年なんですね。すごくやる気満々で「侍として頑張りたい」っていう少年だったらしくて、八重が鉄砲を教えたりするんです。で、だんだん会津が追い詰められていく中で白虎隊を結成するっていうときに、悌次郎くんは入隊年齢に達してなかったらしいんですよ。だけどずっと「入りたい、入りたい」って言って「鉄砲もできます」ってアピールして、一説では、自分の希望で入隊して最終的には自刃することになり、それを聞いた八重は「自分が鉄砲を教えていなかったらこの子は入らなかったかも」って思うという流れなんですよね。だからみんなすごく郷土愛が強い少年で、当時の会津の心ばえなのかな、と思いますね。

――私、出身は福島とは縁はないんですけれども、それでも父が私を説教するときに、「お前と同じぐらいの年で白虎隊の若者たちは命を散らしたんだ」みたいなことを言われて、もっとちゃんとしろという意味で。その最たる例として挙げられるような。

ペリーさん: でも、分かりますよねえ。

――気持ちは分かります、今になってみると。

ペリーさん: そういうところで語り継がれるべき人たちなのかな、っていうことも思いますけどね。

――それでは今後、私たちどんな白虎隊に出会えるんでしょうか。ペリーさん、妄想キャスティングをお願いします。

ペリーさん: やっぱりジャニーズの今、修業を積んでいるみなさん方、ちょうど年齢もぴったりじゃないですか? みなさん手を挙げてくれれば。滝沢秀明さんが「やるぞ、白虎隊!」って言えば、『滝沢白虎隊』がすぐできるんじゃないかと思うんですけどね~。

――すごくキラキラした白虎隊が出てくると。

ペリーさん: いやいやもう本当に、もう中にはわらじではなくローラースケートでも駆けつけるっていうぐらいの。ジャニーズのみなさんすごい勉強熱心なので、多分白虎隊もよく勉強して参加されると思うので、みなさんチームワークよくやっていただけたらと思います。

――そんな白虎隊を感じるために、どこを“おさんぽ”すればいいでしょう。

ペリーさん: やっぱり会津若松の飯盛山ですかねえ。白虎隊が自刃した場所ですけれどもね。白虎隊のお墓もあるんですけど、そっちのほうまで今も行けますので、ぜひとも“おさんぽ”してみてください。

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2019年9月7日(土)放送より

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