ヒャダインの音楽室 応援ソングで「乾癬」の道は晴れゆく

ざっくり言うと
Yogee New Waves「CAN YOU FEEL IT」 その声は細野晴臣さん? いいえ、彼ら、若いんです
太田裕美「雨だれ」 70年代ならではの耽美でけだるいストリングス
2019/06/01 マイあさ! 「ヒャダインの音楽室」ヒャダインさん(音楽クリエイター)

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2019/06/01

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月刊ヒャダインニュース 「乾癬患者応援ソング発表」

今月、私が注目する音楽業界にまつわる話題といえば、この度、私事でございますが4月に、「乾癬(かんせん)」という病気の患者様に向けた応援ソング、「晴れゆく道」を発表させていただきました。こちら私も同じ患者なんですが、乾癬と申しまして、あまり皆さんご存じないかもしれないのですが、皮膚がかさぶたのように剥がれて白い粉が落ちていって、かゆかったり、とても嫌な気持ちになっちゃうという病気なんです。

名前が“かんせん”というので、人にうつるんじゃないかというような誤解もあって、僕も実際それで苦しんでいたのですが、ある日、道端アンジェリカさんが同じ病気であることをカミングアウトされまして、僕はそのニュースを見て、とても勇気をもらいました。「あ、同じように戦って、よくなってる人がいるんだ」と思って、病気で苦しんでいる方々も、「1人じゃないよ」という、僕が道端アンジェリカさんからもらった勇気のように、「僕も何かしら皆さんにシェアできるものがあればいいな」なんて思って、「自分にできることは何だろう」と思ったときに、「音楽だな!」と思いまして、音楽を作りましてミュージックビデオも作りまして、皆さまに見ていただこうと思いました。

実際、患者さまからいろんなお言葉をいただきまして、少なからず、「お力になれたなら、うれしいなぁ」なんて思っていますので、もしかして乾癬という病気を知らなくて、「自分の体にあるこれ何だろう? 分からないな」なんて思う方がいらっしゃいましたら、1回、専門医にかかることをお勧めします。

今月の注目曲 Yogee New Waves「CAN YOU FEEL IT」

Yogee New Waves(ヨギー・ニュー・ウェーブス)、こちら2014年にデビューした4人組のロックバンドです。まず大注目ポイントは、“声”なんですよね。最初ラジオで聞いたとき、「えっ、細野晴臣さん?」と思ったんですよ。若いんですよ、彼ら。若いんですけど歌声に若さが全くないのが、ちょっとクスッと笑っちゃって、それがまた味になって、いいんですよね。昨今、ロックバンドの男性ボーカル、キーが軒並み高いんですが、キーも低いんですよね。低音が効いていて、しかも細野晴臣さんっぽくて懐かしさすらも感じてしまう。なので「このかけ算はおもしろいな」と思って、「もっといろんな新しいジャンルを、このボーカルでかけ算したら、どんなものが出るんだろう」という非常に要注目のバンドでございます。

今月の思い出曲 太田裕美「雨だれ」

この楽曲は太田裕美さんのデビュー曲ですね。1974年のリリースです。作詞はヒットメーカーの松本隆先生、作曲・筒美京平先生、そして編曲が萩田光雄先生なんですが、いやあ、もう僕、何がこの曲好きって、ストリングス、バイオリンですね。このストリングスって、70年代にしか出せない味だと思っていて、僕、この歌謡曲のストリングスが大好きで、今、同じフレーズでストリングスをやったとしてもこの感じが出ないんですよ。「この音色の耽美さ、けだるさというのはこの時期の特有のものだったんだな」と思って、あと太田裕美さんの歌声も、「世界一きれいな歌声だ」と思っていて、なんてこと言っていたら去年、レコーディングを一緒にさせていただきまして、彼女の声を僕なりにきれいに表現できる曲を作ったつもりでいますので、そちらもぜひ、聞いてみていただければ、なんて思っております。

音楽室で待ってます。ヒャダインでした。

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