緊張! その時アナタは

ざっくり言うと
あがり症克服レッスン
シタシキナカをおぼえよう
2020/01/14 武内陶子のごごラジ! 陶子のここが聞きたい パートナー:山田ルイ53世さん(お笑いコンビ「髭男爵」) ゲスト:鳥谷朝代さん(一般社団法人あがり症克服協会 代表理事)

くらし・健康

情報

2020/01/14

陶子のここが聞きたい(前半)の放送を聴く
2020年1月14日(火)放送より

陶子のここが聞きたい(後半)の放送を聴く
2020年1月14日(火)放送より

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【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
山田さん:山田ルイ53世さん(お笑いコンビ「髭男爵」)
鳥谷さん:鳥谷朝代さん(一般社団法人 あがり症克服協会 代表理事)


鳥谷さん

<鳥谷朝代さんプロフィール>
1971年愛知県出身。中学1年生のとき、あがり症を自覚し、17年間悩む。名古屋市役所の職員となった以降も、あがり症に悩む毎日だったが、話し方講座に参加し、同じ悩むを持つ人が多いことを知り、克服につながる。公務員を退職後、2014年に「一般社団法人あがり症克服協会」を非営利団体として発足。全国各地で講演、あがり症対策講座を行っている。

武内アナ: 具体的にどのような症状だったのですか。
鳥谷さん: みんなの前で何かしようとすると手や声が震えてしまい、恐怖心にさいなまれていました。市役所に勤務しても、立場上、研修の講師や司会進行をすることもあり、耐え切れず仮病を使っていました。
山田さん: 仮病という重症ですね。
鳥谷さん: 当然ながら周りの信頼は失い、自律神経失調症になってしまいました。精神内科も受診しましたが、大きく変わったのは「話し方講座」に参加したことです。
武内アナ: どういうふうに克服したのですか。
鳥谷さん: 練習・場慣れの特訓をし、長い間悩んでいたあがり症と向き合いました。そこで分かったことは、緊張を解きほぐすには練習が必要だということ。私のように人知れず悩んでいる人の助けになりたいと思って団体を立ち上げました。
山田さん: 今までのあがり症がウソのような行動力ですね。ボクも中学生のころから6年間、ひきこもりでした。いまだに人と目を合わせるのが苦手なんですよ。

山田さん

あがり症チェック(監修:あがり症克服協会)

以下の6つの質問に、ひとつでも当てはまったら、あがり症の可能性があるかも。

①初めての場所へ行くと「自己紹介をさせられるのではないか」と気が重くなる
②葬儀やホテルのチェックインなど人前で字を書くのが怖い
③プレゼンや朝礼が周ってくると、ゆううつな気分になる
④カラオケや楽器の演奏など、人前で何かを披露するのが嫌でたまらない
⑤電話を掛けるのも、出るのも怖い
⑥面接や会議などプレッシャーのかかる場面で、口ごもってしまうことがある

山田さん: 僕は3つかな。芸人なので、おもしろいコト言えなかったらどうしようという恐怖ですね。
武内アナ: 私は、自己紹介と面接の2つかな。
鳥谷さん: 披露宴など改まった場所でスピーチを頼まれた時に大手を振って引き受けられる人、「プレゼン、得意です!」と即答できる人は、ほとんどいないでしょう。「あがり症ではない」イコール、緊張しない、というわけではないのです。私もあがり症を克服したけれど、まったく緊張しなくなったわけではありません。

<あがりの症状は人それぞれ>
声…震える、うわずる、息苦しい
手足…震える、硬直する
視線…目が泳ぐ、伏し目がち、聞き手を見ることができない
消化機能…胃痛、吐き気、頻尿
話し方…口ごもる、滑舌が悪い、早口になる
その他…汗が出る、赤面がある

なぜ必要以上に緊張してしまうのか

①場慣れしていないから
人前で恥をかきたくない、人に弱みを見せたくないという気持ちが働いてしまう。「やったことなければ緊張する」のは当然のことです。

②プレッシャーを感じるから
知らない人の前よりも会社の上司や同僚、部下の前で緊張してしまうのは、評価に直接響いてしまうと考えるから。人の評価で緊張が増すのも当然です。

③準備・練習不足だから
内容に自信がないと不安が増します。そして、緊張しやすい人の中には、準備・練習をしない人もいるそうです。

あがり症克服レッスン

鳥谷さん: あがりやすい人には、以下の3つの特徴があります。

1 体がガチガチに硬い
・緊張すると体の硬直が起こってしまう。
・あがり症の人の大半は、首や肩、背中に常に力が入っている。
・特に肩や胸、のどなど上半身に力がはいってしまい、息の通りが悪くて思うように声が出ず、次第に手足も硬直して震えがやってきます。

鳥谷さん: ストレッチが効果的です。

<簡単なストレッチ>
・首を左右2回ずつ回してのどの緊張を取る、肩を回して肩甲骨をほぐす1、2、3と数えながら息を吸い、1、2、3と数えながら息を吐いて伸ばします。


2 呼吸が浅い、速い
・あがりの克服には、準備・練習やメンタル面のケアが大切ですが、要は「息」です。
・「自分の声の震えでさらに緊張した」。そんな経験したことある人もいるはず。
・無意識のうちに呼吸が浅く速くなり、息苦しさを感じることも。
・吐く息を伸ばすと、声の震えは止まります。

鳥谷さん: 呼吸法をマスターしましょう。

<腹式呼吸>
・腹式呼吸は、息を吸った時に横隔膜を広げてたくさんの空気を取り込みます。
・息を吐くとき(声を出すとき)は横隔膜を上げて発声します。
・おヘソの少し下(丹田)に手を当てて、引っ込めながら今ある息をすべて吐き切ります。引っ込めたお腹を膨らましながら、鼻から息を吸います。


3 発声が弱い
・あがりの悩みナンバーワンは「声の震え・上ずり」。
・「発声を制する者は、あがりを制す」といっても過言ではない。
・人前に出ると消え入るような声になってしまう人も。

鳥谷さん: 発声練習をしましょう。声を磨くことが自信を付ける最短コースです。

<発声練習>
・先ほどの腹式呼吸を用い、今度は「あー」と、声を出してみましょう。
・はじめは15~20秒くらいしか出せないと思いますが、2週間続けると、数秒~10数秒は伸びてくる。

本番に強くなる秘策

鳥谷さん: 本番までに時間があればあるほど、苦痛は長くなります。待っている間に恐怖を感じるからです。この「待ち時間(待ち緊張)」とどう向き合うかが、あがりを最小限に抑えるカギです。

★聞き上手は、あがり解消上手
・あがっている人は、順番を待っている間、まったくと言っていいほど人の話を聞くことができない傾向にあります。
・自分の順番がきたら何を話そうと、自分のことで精いっぱいになってしまう。
・人の話を聞かず、自分のあがりのことばかり考えているから、よりあがってしまう。
・待っている間は人の話に関心を向けると、待ち緊張も小さくなります。
・人が話をしているときは、メモを取るのもオススメ。あがりを抑える効果も。
・聞き上手であると、印象は上がり、緊張は下がるので、一石二鳥です。

★「あがりカミングアウト」を体験するとラクになれる
・緊張していると、ありのままを打ち明けることも、心の緊張を解きほぐすには有効。
・大勢の前で話すときも「いま緊張していて…」そんなプチ・カミングアウトもあり。
・あがってしまい、うまくいかない自分を認められないことが、自分を苦しませることにつながります。

結婚式・パーティでのあいさつ、スピーチ

・目安としては、乾杯のあいさつは1分以内。スピーチは、3分以内。

鳥谷さん: 長いスピーチは迷惑行為だと思います。

・話の組み立てとしては、お祝いの言葉を述べ→新郎新婦の人柄や活躍ぶりを紹介し→はなむけの言葉と結びのあいさつ、が美しいカタチ。
・大勢の人前で手が震えてしまったら、力を入れて握らない。力を入れると手の震えの原因になります。

シタシキナカ

鳥谷さん: あがりを自覚する人には、大勢の人前で話すことと、初対面の人と会話をするのが苦手、という人が多いです。困ったときには次の「シタシキナカ」をおぼえてください。

「シ」…趣味の話
「タ」…旅(食べ物)の話
「シ」…仕事の話
「キ」…気候(天気)の話
「ナ」…仲間(友達)の話
「カ」…家族の話

鳥谷さん: 自分が話すのではなく、相手に聞いて話してもらえばいいんです。
山田さん: 私の「シ」は、「しんどいです」の「シ」ですね。

ありのままの自分をさらけ出そう

鳥谷さん: 自分の実力以上のものを見せようとするとプレッシャーが大きくなり、緊張感が高まります。「他の人から自分はどういうふうに見えているんだろう?」「変なふうに思われていないだろうか?」と、人の目を必要以上に気にし過ぎないでください。「ダメでもともと」「失敗してもかまわない」という開き直りの気持ちが大切です。

武内アナ: 私もありのまま話しています。
山田さん: 陶子さんの場合、そこは、もう少し考えましょう。


聴き逃しは1週間です。「あがり症」克服ルネッサーンス!

陶子のここが聞きたい(前半)の放送を聴く
2020年1月14日(火)放送より

陶子のここが聞きたい(後半)の放送を聴く
2020年1月14日(火)放送より

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