得する家計見直し大作戦!

ざっくり言うと
増税後の影響
生活を見直して節約する
2019/11/18 武内陶子のごごラジ! 陶子のここが聞きたい パートナー:濱口優さん(お笑いコンビ・よゐこ)  ゲスト:高山一惠さん(ファイナンシャルプランナー)

くらし・健康

情報

2019/11/18

記事を読む

【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
濱口さん:濱口優さん(お笑いコンビ・よゐこ)
高山さん:高山一惠さん(ファイナンシャルプランナー)


高山さん

【高山一惠さんプロフィール】
東京都出身、應義塾大学文学部卒業。ファイナンシャルプランナー歴14年。結婚している・していない・子どもがいる・いないに関わらず、自分らしい人生を謳歌(おうか)したいという女性のために、全国で講演活動、多くのメディアで執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書多数。

増税後の影響

武内アナ: 消費税が10%に引き上がって1か月半ですが、みなさんは、どのように感じているのですか。
高山さん: サラリーマンの平均年収はおよそ400万円だが、その場合、毎月3000円の負担増になりました。年間にすると36000円の負担増になるという試算になります。また、税率8%のままのテイクアウトの売り上げが増加しています。外食が多い人や、時間がなくてドラッグストアでまとめ買いする人達からは「負担が大きい」という声を耳にします。共稼ぎ家庭など、消費税10%と分かっていても、時間がないので外食や、まとめ買いになってしまうようです。まとめ買いをすると、ストックがたくさんあって安心という心理から消費が進みますが、モノの減りが早くなってしまうという盲点がありますね。

濱口さん: 軽減税率の仕組みが複雑ですよね。何を注意したらいいですか。
高山さん: 困った問題は「イートイン脱税」です。外食やコンビニやデパートのイートインは税率10%だが、レジでイートイン、と申告する訳ではないため、8%で購入して、そのままイートインで食べる人達がいます。
濱口さん: 法律的にダメなのですか。
高山さん: 法律では特にとがめられないが、店員さんも見て見ぬふり状態です。店内で使用する紙コップに「イートイン」シールを貼るなど、対策するお店も増えています。

※その他、気を付けないといけないこと
・食料品の消費税率は原則8%だが、お菓子の「おまけ」付きの場合、「おまけ」がお菓子袋の3分の1以上で10%になる商品も出てくること。
・調味料の場合、「みりん」のみ、アルコール度で8%か10%か分かれる。
・お酒も、アルコール度数で税率8%か10%か変わってくる⇒細かい分かれ目に注意!
・飲食料品以外の商品を贈答品に含めても8%になるケースがある。
「飲食料品と飲食料品以外をセットにする」、「セットの税抜販売額が1万円以下」、「飲食料品の金額の割合が全体の3分の2以上」…この3点の条件をクリアすれば、税率8%。この状態であれば「飲食料品以外」がアルコールであってもOK。
【例えば】「4,500円のハムと1,500円のビールのセット」も「4,500円の高級紅茶と1,500円のティーカップのセット」も税率8%が適用される。

濱口さん: やっぱり複雑だ~。

濱口さん

キャッシュレスの落とし穴

武内アナ: 政府はキャッシュレスを推進していて、順調に利用が延びていますが、増税の負担軽減策にもなっている「ポイント還元制度」をうまく活用するために心がけることは。
高山さん: 対象の中小店舗でキャッシュレス決済をすると5%、大手チェーンのフランチャイズ店舗なら2%の還元があります。(※2020年6月30日までの予定)。
濱口さん: でも、お得な内にと思って使い過ぎてしまいますよね。
高山さん: 特にスマホ決済は、自動チャージシステムになっていることが多いので、予算管理ができていないと、湯水のように、お金を使ってしまうことになりがちです。例えば、チャージは月5万円! と決めたら、そこから出ない努力をすることですね。キャッシュレスは見えない分、「まぁいいか」という心理になりやすく支出が増えやすいというデータもあります。

※スマホ決済で貯まったポイントにも有効期限があるので、注意。期限内に使わないともったいない。また、チャージしたお金を現金に戻したいと思っても、現状は出金できるスマホ決済アプリは少ないので確認を。
・予算管理の方法は、「家計簿アプリ」がお勧めです。⇒「支出の見える化」がポイント。1か月の真ん中あたりで使った額を確認すれば、これはまずい! という心理が働き、引き締めることができる。

武内アナ: ポイント還元をうまく活用するコツは。
高山さん: 私が勧めているのは、QR決済独自の還元率の高さを利用することです。クレジットカードも同じ。還元率は各会社で違うので、還元率が高いクレジットカードを使うとお得です。

生活を見直して節約

①住宅ローン

高山さん: 今、史上最低のローン金利でまさに借り換えのタイミングです。5年~10年前に住宅ローンを組んだ人は、今より、高い金利で借りているはず。そういう方は、ローンの借り換えをお勧めします。住宅ローンを借り換えてメリットがでる目安は、3つあります。

(1)住宅ローンの残債期間が10年以上
(2)ローン残高が1000万円以上
(3)現在の金利と借り換え後の金利差が0.3%以上(ただし、諸費用が安い金融機関の活用が必須)

高山さん: 現在、変動金利が安いので、変動金利に借り換えたパターンでシミュレーションしてみました。

【ローン残高2500万円(ボーナス払い無し)、残りの借り入れ期間25年の場合】
借り換えパターン 金利1.0%から0.45%へ借換えた場合。
【借り換え前】毎月返済額:9万4218円 総返済額:2826万5282円
【借り換え後】毎月返済額:8万8124円 総返済額:2643万7145円
【負担軽減額】毎月返済額:▲6094円 総返済額:▲182万8137円
借り換えの諸費用はネット銀行などであれば、75万円程度なので、仮に諸費用が75万だった場合、諸費用を差し引いても107万8137円の負担が軽くなる。

②保険料金

高山さん: 長年、ほったらかしの保険があれば、見直すべきです。内容が魅力的で保険料が割安な商品は結構あります。

医療保険 ⇒ 医療の進歩や医療制度の改正などにより、保障が必要な対象や必要保障額が変化していく。
死亡保険 ⇒ 今、長寿になり保険料が安くなっているので、見直しを。
がん保険 ⇒ 深刻でなければ、入院していくら、でなく、通院給付がお勧め。

高山さん: 昔の保険は、入院して5日目、7日目で保険が下りる場合が多かったが、今は即日(入院初日)でないと意味がないと思います。

③通信費

高山さん: ちょっと電話を掛けるくらいの頻度であれば、格安スマホがお勧めです。通信費が自動引き落としの方は、毎月の金額をちゃんと確認してください。その他、電気・ガス・水道といった水道光熱費にも消費税がかかっています。これまでと同じ量を使ったら出費が2%分増えています。対策として、水道光熱費は、住んでいる地域によっては、電力自由化・ガス自由化を利用して、より安くなる会社、お得な会社を選ぶと節約になります。LED電球や節水シャワーヘッドなど、節約向きの製品を買うのも、シンプルながら効果があります。こういった小さなことをコツコツすることも、とても大事です。

先取り貯蓄

高山さん: お勧めの貯蓄方法は、「先取り貯蓄」です。お給料が入ったけど、あとで貯めようでは貯まりません。お給料から自動天引き、もしくは、お給料口座から定期積立を給料日に引き落とすのが鉄則です。お金が貯まっている人は先取り貯蓄しています。人は収入が増えたら、増えた分だけ使うという、経済法則があります。収入が5万円増えたから5万円貯金してください。

日ごろの心がけと工夫

高山さん: 余裕があり、生活が整っている人はお金の管理ができています。ストレスフルで忙しいと、金銭感覚がザルになってしまい、結果的に予算管理ができなくなります。もともと、細かくない性格の人も貯まりづらいですね。この仕事をしていて、性格とお金と人生は、つながっているなぁ、と感じますね。

武内アナ: 上手に貯蓄するポイントは。
高山さん: 貯まる人は、いくらくらい、何に使っているのか、把握している力がありますね。この把握力があるかどうかが、貯蓄できるかどうかの分かれ目だと思います。
濱口さん: 老後の不安もありますね。
高山さん: 今、老後不安など、ネガティブ要素でお金を節約、貯金を考える人は多いです。節約も大事ですが、本来、お金は、自分のしたいことに使い、人生を楽しくするもの、自分の人生を実現する手段です。貯めることが手段になっている人がいるが、人生を思い描かないと、せっかくお金を貯めてもどう使っていいのか分からなくなってしまう人も多いです。
濱口さん: ただ「貯めたど~!」ではダメですね。
高山さん: 目的がある人は、そのためにお金をどう使うかを考えます。それがない人はただの浪費になります。悲観的にならず、目標や希望、夢のためにお金を貯めてください。
濱口さん: きょうは参考になりました。


「聴き逃し」は1週間です。ふだんの家計を聴き逃しで見直してみませんか。

Related Articles関連

Latest新着

トップページへ戻る