上手に気分転換!

ざっくり言うと
呼吸でリフレッシュ!
仮面のススメ
2019/11/12 武内陶子のごごラジ! 陶子のここが聞きたい ゲスト:名越康文さん(精神科医)

くらし・健康

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2019/11/12

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疲れ切ったとき、日常生活に支障が出ないためにどうしたらいいのか、名越さんとともに考えていきます。

【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
名越さん:名越康文さん(精神科医)


名越さん

【名越康文さんプロフィール】
1960年奈良県出身。近畿大学医学部卒業。専門は思春期精神医学、精神療法。相愛大学、高野山大学で客員教授も務める。ラジオやテレビのコメンテーター、映画評論、漫画分析などで幅広く分野で活躍。著書多数。

名越さん: 私たちは、人間関係を維持するために多大な労力を費やし、知らず知らずのうちにストレスに晒(さら)されています。本当に疲弊(ひへい)しきってしまう前に、忙しくとも、一瞬でもふっと楽になれる瞬間を持つことが大事です。上手に気分転換を取り入れましょう。気分転換とは、頭の中の他人をいったん消すことです。

●プチ疲れ度チェック
①「食べるものがおいしい? おいしくない?」
②「寝つきが悪く、寝るのに10分以上かかってしまう」

名越さん: 食に対する貪欲(どんよく)さがなくなると要注意です。積極的に気分転換してください。寝つきが悪いのが1日なら大丈夫ですが、何日も続くようであれば、すぐに気分転換してください。

●年齢と共に衰える、自律神経の働き
・男性は30代前半から、女性は30代後半くらいから自律神経のパワーの低下が始まるといわれている。
・身体を緊張させて身を守るために働く交感神経よりも、人として心安らぐために働く副交感神経のほうが、先に衰えてしまう。
・集中力がない、リラックスしにくくイライラしやすいなどは、副交感神経が衰えているかも。
・中年期には、睡眠時間は短く、眠る時間帯もバラバラで、公私ともに精神的ストレスが大きくのしかかり、自律神経を痛めることにつながる。

名越さん: 昔の日本人は身体をよく動かしていたので、年を取ると角(かど)が取れて和やかになる感じがしていました。しかし、現代人は身体をあまり動かさないから、年を取るごとに自律神経が衰えてイライラする年寄りが増えています。

●基本を見直そう

名越さん: 何をやっても楽しくない、おいしくない、眠れないなど、本当に疲れちゃったアナタには、自律神経を整えて心を喜ばせてください。人生は楽しく明るく!

①必ず朝食を食べる
・朝起きて早いタイミングでエネルギーをチャージし、血糖値を上げて脳を目覚めさせる。
・交感神経がしっかりと働き、日中、活動的に過ごせるようになる!

②軽い運動
・朝食に加えて、午前中に軽い運動を!(歩くだけでもOK)
・朝から運動をすると、夜にはメラトニンという催眠ホルモンが分泌されて睡眠の質が向上!

③夕方以降はカフェイン摂取を控えめに
・夜寝るときには、副交感神経をよく働かせて睡眠の質を高めることが重要。
・交感神経を活発化するカフェイン飲料等は、夕方以降は控えるのが得策。

一瞬でできる 呼吸でリフレッシュ

名越さん: 簡単な呼吸法を日々取り入れてください。

①息を吐き切ったあと、鼻から空気をたっぷりと吸い込む。
②吸った空気を腹のなかに落とし込み、4秒間息を止める。
③口を小さく開いて、ゆっくりと8秒間かけて息を吐きます。

名越さん: 3~4回、時間があれば10回くらい繰り返すと、脳に酸素が行き渡り自律神経が活発になります。朝はもちろん、なかなか寝付けないとき、仕事中ふと疲れたときなどの気分転換にやってみましょう。

気分転換はアイディア次第

武内アナ: 疲れがたまってしまう前に、上手に気分転換を取り入れていきたいですね。でも、気分転換は、人それぞれ、どんなことでもいいのですか?
名越さん: 気分転換とは、集中してからのリラックス・タイムです。頭の中の他人を振り切ることが大事です。人によっては、録画していたテレビ番組を見たり、マッサージをしたり、漫画を読んだり、おいしいものを食べたり、方法は人それぞれです。アイディア次第で楽になれる瞬間を得ることはできますよ。

仮面のススメ

名越さん: 私たちは、人格に一貫性を求めてしまいがちだが、“そうあるべき”という考えや行動範囲が、かえって窮屈(きゅうくつ)にさせています。私たちの人格は、内面からにじみ出るものではなく、どのような「仮面」をかぶるかで決まります。人は「役割」を与えられて初めて、社会や集団の中で落ち着いてふるまうことができます。男性は「仮面」の数が少ないように感じますね。
武内アナ: そんな気がします。
名越さん: 男性から女性に、女性から男性に、大人から子どもに、など別人格を持つのも気分転換の1つです。リアルでなく、ネット世界でも、いつもとは違う自分を演じてみるのもあり。社会のレールに乗った役割モデルの「仮面」に窮屈を感じたら、自分で違う「仮面」を構築して、自分を演出してみてはいかがでしょう。


「聴き逃し」は1週間。気分転換におすすめです。きっとストレスが減って、豊かな気持ちになれますよ。
なんときょうの放送には、ごごP助も謎の登場をしていますよ。探してみてね。

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