介護中でも外に出かけてみませんか?

ざっくり言うと
なぜ出かけなくなるのか?
行ける場所から「行きたい場所」へ
2019/06/26 武内陶子のごごラジ! 陶子のここが聞きたい パートナー:新田恵利さん(タレント)、ゲスト:篠塚恭一さん(NPO法人日本トラベルヘルパー協会会長)

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2019/06/26

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【出演者】
武内アナ:武内陶子アナウンサー
新田さん:新田恵利さん(タレント)
篠塚さん:篠塚恭一さん(NPO法人日本トラベルヘルパー協会会長)


ゲストに、要介護者の外出事情に詳しい、NPO法人日本トラベルヘルパー協会会長の篠塚恭一さんをお迎えして、「介護中の外出」について考えました。

新田さん: 私も5年半、母の介護をしていますが、最初の2年間の外出は病院に行くくらいでした。家族に余裕がなかったです。

武内アナ: なぜ外に出なくなってしまうのですか?
篠塚さん: 外出を控えてしまう理由として、自分の身体に自信がなくなり、外に出るのが不安になってしまうんです。例えば、トイレの不安や、段差や狭い通路、電車や車の乗り降りの不安が挙げられます。しかし、一番のブレーキは身内への“遠慮”なんです。
新田さん: 365日のたった2日、3日と思えればいいんですけどね。
武内アナ: 外に出なくなることのデメリットは?
篠塚さん: 筋肉が弱って、心も弱ってしまうんです。よく歩く人の方が、認知機能障害が発生しにくいことも明らかになっています。外出することは、認知症予防のためにも重要です。
武内アナ: 実際に外に出ると、どのような変化がありますか?
篠塚さん: 施設や家では食欲がなく、よく眠れなかった人がよく笑い、よく食べ、リハビリにも積極的に取り組むようになりました。家族も前向きな気持ちで介護できるようになりました。

篠塚さん: 私たちは、孫の結婚式のため東京の式場へお連れしたり、田舎の墓参りに同行したりしていますが、単に同行するだけではなく、事前に要介護者の状況や行先をチェックしたり、バリアフリーが期待できない田舎の墓などの移動手段を検討・準備します。また、宿泊する場合は介護用ベッド手配。宿の受け入れ態勢の確認、夜間の付添いも行っています。

介護タクシー現場の声

介護タクシーのドライバー、原田一樹さんに電話でお話をうかがいました。

武内アナ: みなさん、どのように利用されていますか?
原田さん: 通院利用も多いが、一番多いのは食事ですね。施設では食べられないお刺身を食べに行く方が多いです。
武内アナ: 車内での様子はどうですか。
原田さん: 元気になりますね。また車内テレビよりも、外の景色を見ている方がほとんどですね。
武内アナ: 1日貸切ったり、散歩に付き添ったりもしていただけますか?
原田さん: まずは「何をしたいか」を電話で相談してください。事業者によって、得意な専門分野がありますので、内容によって対応します。(料金は都内や地方で違いますので確認を)
武内アナ: 原田さんの声を聞いているだけで元気になりました。ありがとうございました。

業者を利用しないで出かける場合

篠塚さん: 移動手段、トイレのこと、持ち物、必需品のチェックはしっかりしてください。トイレ、段差やエレベーターの設備の情報は各自治体に、バリアフリーマップがない自治体は、民間の情報サイトを利用してください。
新田さん: 旅館などにヘルパーさんがいたら行きやすいですね。

武内アナ: 介護の外出に100点を目指さなくてもいいんですね。
新田さん: 勇気をもって出かけてみて、失敗しても笑い話になりますよ。近所でもいいんですよ。
篠塚さん: 外に出ることで、食堂やタクシーの運転手さんから「ありがとうございます」と感謝される側になり、気分も変わります。
武内アナ: 介護する方も、される方も、ホッとできたらいいですね。

※放送から1週間は「聴き逃し」もお楽しみいただけますので、ご活用ください。

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