「敵の動きを“夢”で予知!?」

ざっくり言うと
2018/12/02 DJ日本史「その時、歴史が動いた……のは、夢のせい!?」①
日露戦争で活躍した軍人・秋山真之
日本海海戦に勝てたのは、“夢”のおかげ?

歴史

2018/12/02

記事を読む

【出演者】
松村邦洋さん
堀口茉純さん
川久保秀一さん


歴史好きが歴史を熱く語る番組“DJ日本史”。
「その時、歴史が動いた……のは、夢のせい!?」というテーマでお届けしました。


皆さんは、物事に行き詰まった時、その状況を乗り越えられる夢を見たことで背中を押されたことはありませんか? 歴史上にもそんな人物がいました。
明治時代の海軍の軍人、秋山真之(あきやま さねゆき)という人物です。
連合艦隊の参謀として、海軍の作戦を立てる任務にあたった人物で、日本がロシアと戦った日露戦争の時の「日本海海戦」で活躍しました。
「日本海海戦」とは、ロシア海軍の主力、いわゆるバルチック艦隊を日本の連合艦隊が破った戦いです。

このバルチック艦隊、元々ロシアの西に配置されていた艦隊ですが、日露戦争が激しくなるにつれアジア方面へ移されることになりました。
このバルチック艦隊によって日本周辺の海を抑えられてしまえば、一大事。
そこで日本の連合艦隊は、バルチック艦隊を日本の近くで迎え撃つことにしました。
これが、「日本海海戦」ですね。

秋山は、この海戦で勝利できたのは、なんと、自分が見た夢がきっかけだった、と語っています。
秋山が見た夢とは、どんな夢だったのでしょうか?


バルチック艦隊を迎え撃とうと考えた日本の連合艦隊。
しかし、大きな問題がありました。バルチック艦隊が一体どのルートを通ってくるか、予測がつかなかったのです。

日本の南からくるバルチック艦隊の考えられるルートは2つ。
ひとつは日本と朝鮮半島の間にある対馬海峡を通って日本海へと抜けるルート。
もうひとつは、太平洋に迂回(うかい)するルートです。
2つのルートに戦力を分散すると、戦いは不利。どちらに戦力を集中させるべきか?

作戦を練っていた秋山真之ですが、考えても考えても結論が出ません。
椅子に座ったまま、ついつい眠ってしまいました。
そして夢を見たのです。

その夢について、秋山は後にこう語っています。
「まぶたの裏が明るく深く、果てしなく広がり出した。海の青いうねり、波の白がくっきり見える。対馬だ。対馬海峡の全景が見える。しめた!」
そう思った瞬間、秋山は目を覚ましたのだそうです。

この夢を秋山は、「神のお告げ」と受け止めました。
実は秋山、別の戦いの時にも、敵の艦隊の動きを事前に夢の中で見たことがあったそうです。
その体験があったので、今回は見た夢を受け流しませんでした。
秋山はバルチック艦隊が通るルートを日本海の対馬海峡に絞り、迎え撃つ作戦を入念に練り上げました。

そして迎えた1905年5月27日。
バルチック艦隊、ついに対馬海峡に姿を現しました。
夢の通り、でした。

こうして、日本の連合艦隊は、秋山の立てた作戦に従って奮戦。
バルチック艦隊の主力の軍艦をほとんど沈めるという、大戦果をあげたのです。

DJ日本史「その時、歴史が動いた……のは、夢のせい!?」②

Related Articles関連

Latest新着

トップページへ戻る