放送を聴く
20/12/09まで

【DJ】
売野雅勇さん、唐橋ユミさん、徳田章アナウンサー
【インタビューゲスト】
坂本冬美さん
【メッセージゲスト】
水雲-MIZMO-


今夜は、売野さんもずっと会いたかったという歌手、坂本冬美さんのインタビュー!

<夢の実現!新曲「ブッダのように私は死んだ」>
中学時代からサザンオールスターズのファンだったという坂本さん。新曲「ブッダのように私は死んだ」は、憧れの桑田佳祐さんが作詞作曲を手掛けられた作品で、感動・感謝・光栄な気持ちでいっぱいだったとか。
インパクトのあるタイトルを見て、まず“どんな歌なんだろう”と思い、歌詞を読んでいくと、“えっ! この主人公の私は今この世にはいないっていうことなの?”と、サスペンス劇場のような内容に引き込まれていったそうです。今まで見たことも聴いたこともない世界観だったとか。

<きっかけは『NHK紅白歌合戦』!>
同じ歌謡界でもジャンルが違うとなかなかお目にかかる機会がなく、桑田さんと初めて会われたのは、2018年、平成最後のNHK紅白歌合戦だったそうです。リハーサルのときに桑田さんの姿を見つけた坂本さんは、走っていって“ファンです!握手してください!”と素に戻ってしまったとか(笑)。サザンオールスターズのリハーサルを見て感動。そして本番で生のパフォーマンスを間近で見たときに、“曲を書いていただきたい”という思いがフツフツとわき、手紙を書かれたそうです。
数か月後、打ち合わせも全くなく指定の場所に行くと、歌詞と桑田さんが歌われたデモの音源が用意されていたのだとか。今思い出しても感動が蘇るとおっしゃっていました。

<緊張のレコーディング>
桑田さんが思い描いているイメージと違ったらどうしようと、レコーディングの第一声は本当にドキドキされたそうです。
恐る恐る歌うと、“あっこんなふうになるんだ”とおっしゃったとか。桑田さんは、ここは美空ひばりさんやちあきなおみさんのようなイメージで、一番演歌っぽいところは都はるみさん風でなど、ギターを持ってそばでアドバイスをしてくださったそうです。とても歌謡曲・演歌をリスペクトしてくださっているという思いが伝わって、それだけで感動したとのこと。
ちなみにレコーディングのときには、桑田さんがこの曲を自分のために書いてくださったものなのか、たまたまあった曲をちょうどいいと思ってくださったものなのか、怖くて聞けなかったそうです。あれから1年経ち、坂本さんのために書き下ろしてくださったのだと知り、本当にすごい歌を書いていただけたなと感動されたそうです。

売野さんいわく、歌手の方はだいたいどうやって歌おうかということを最初に考えるそうで、これがものすごく難しいのだとか。たとえばカラオケなどで歌う場合は、歌手のお手本があるのでこの山に登れば良いとわかるけれど、素の状態だと霧のかかった山があるがどうやって行こうか、どの声を使おうかと考えなければならないとのこと。「ブッダのように私は死んだ」は、歌詞の中に情念・愛・美しさがあり、表現するのは本当に大変で、坂本さんにしか歌えない作品だと感心されていました。

<演歌歌手の枠に収まらない活動>
坂本さんがコラボされたのは、桑田佳祐さんだけではありません。1991年に結成したHIS(ヒズ)もそのひとつ。細野晴臣さん、忌野清志郎さん、坂本冬美さんによるユニットで、それぞれのアルファベットの頭文字をとって名付けられました。
忌野清志郎さんとは同じレコード会社で、坂本さんがデビューした当時、評論家の先生の前で歌っている姿を見てくださっていたとか。デビュー2年目に“とにかくおもしろいことをやろう! 学園祭のノリで一緒に歌わないか”と声をかけてもらったそうです。
HISがなければ、「また君に恋してる」(ビリーバンバンのカヴァー曲)に出会うこともなかったし、桑田さんとの出会いもなかったと思うとのこと。それまで王道の演歌を歌っていて、清志郎さんがある意味違うステージに上げてくださったおかげでいろいろな方といろいろなコラボをするきっかけができたと思っている、宝だと振り返りました。

<歌手として変わったこと、変わらないこと>
実はあがり症という坂本さん。1年ほど休まれた時期がありましたが、その前はいつも失敗すると落ち込んで引きずって“なんであんな歌しか歌えなかったんだ”と、反省ばかりだったそうです。でもお休みされたあとは、一生懸命稽古をして、失敗しても“今日はこれだけの実力しかなかったんだ。でもベストを尽くしたじゃない。よく頑張った!”と自分に言えるようになり、次の日に引きずらないようになったとか。変わらないことは“純粋に歌が好き”ということ。
来年デビュー35周年を迎える坂本冬美さん。今後の活躍にもますます期待が高まります。


今夜のメッセージゲストは、水雲-MIZMO-のみなさん!
新曲「松竹梅」」は、“松”“竹”“梅”にそれぞれ人の喜怒哀楽を歌った王道演歌。迫力あるダイナミックな曲にコーラスがつくことによって、水雲-MIZMO-らしい1曲になっているそうです。
ちなみに1人で歌うコツを伺ったところ、主旋律のサビはハイトーンが続くので、歌う前にしっかりとブレスをするのがポイントとのこと。さらに“松竹梅”の前は少しやわらかくやさしく歌い、“松竹梅”の“梅”は少しだけ強めに歌うと最後ピシッとまとまりが出るそうです。
また、今回は鳥羽一郎さんの「兄弟船」をアカペラで披露してくださいましたが、動画サイトでは、さまざまなカヴァー曲をアップされているとか。NAOさん、AKANEさん、NEKOさんのすてきなハーモニーが堪能できます♪


「売野雅勇の今日のイチ押し」は、堺正章「さらば恋人」♪
1971年にリリースされたソロデビューシングルで、作詞は北山修さん、作曲は筒美京平さん。
筒美さんは毎回作詞家の方を指名されるそうで、その当時一番売れていて一番おもしろいことをやってくれそうな人を指名されていたとか。北山さんといえば「戦争を知らない子供たち」や「この素晴しい愛をもう一度」などのヒット曲を生み出していますが、そういった時代の心臓を射抜いている人をピックアップしていて、「さらば恋人」もそのひとつではないかと分析。売野さんは筒美さんからレコーディング時のエピソードを伺ったそうで、北山さんが良い歌だと感動して涙を流していたらしく、“彼もなかなか良い人だったよ”とおっしゃっていたとか。

ちなみに印象的な最後の歌詞は、売野さんの中に無意識に取り込まれていて、作詞を手掛けた「夏のクラクション」(作曲:筒美京平さん、歌:稲垣潤一さん)にも反映されているそうです。


さらに、個性豊かな歌手の方々のイチ押し曲や、リスナーのみなさんからのリクエストにもお応えしています♪
次回の歌パラは12月9日(水)です。どうぞお楽しみに!

放送を聴く
20/12/09まで