目標は「お客さまを乗せて営業線を走る」!? 土屋礼央「運転鉄への道」第2弾~電車編~

23/09/09まで
鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~
放送日:2023/09/02
#のりもの#鉄道#ローカル#アイドル
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23/09/09まで
音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!
番組MCの土屋礼央さんが「運転鉄」としてトレベリンする第2弾!
今回は群馬県を走る上毛電気鉄道で「電車」の運転に初挑戦! 前回は関東鉄道でディーゼル車の運転に挑戦してオーバーラン。果たしてその雪辱を果たすことはできるか?
<取材メモ>
上毛電気鉄道は群馬県を走る鉄道。
前橋市の中央前橋駅から、桐生市の西桐生駅までの25.4キロを結ぶ路線で、開業は1928(昭和3)年。
「風鈴電車」や「お祭り電車」などユニークな列車も走る、地域に根ざした路線です。
中央前橋駅に停車中の700形
日本最古の現役電車! 御年95歳のレトロ電車に遭遇
中央前橋駅に来た土屋礼央さん
かつて京王井の頭線を走っていた700形車両
土屋さん:
私は今、中央前橋駅に来ています。
ここは上毛電気鉄道の始発駅で、JR両毛線の前橋駅から1キロほど北に位置しています。
今、目の前にある電車は、上毛電気鉄道700形車両。これは私も見たことありますよ。京王井の頭線で活躍していた3000系ですね! 私は両親ともども、井の頭線沿線で育っておりますので、もう何回もこの車両に乗ってきました。ですから運転鉄2回目ですけど、これはもう「運転していた」と言っても過言ではないと思っています(笑)。
案内してくれた上毛電気鉄道の総務部部長の中島広美さん
土屋さん:
今日は上毛電気鉄道の総務部部長の中島広美さんに案内していただきます。
中島さん、これは井の頭線で使われていた車両ですよね。
中島さん:
はい、正解です!
土屋さん:
ありがとうございます。今日はこれに乗って、まずは車庫がある大胡駅へ行きたいと思います。
よろしくお願いします!
三俣駅でデハ101とまさかの遭遇!
1928(昭和3)年の開業時に製造され、動態保存されているデハ101(イベント時に撮影)
土屋さん:
おっ! ちょっと向かいに見慣れない電車が…これは何ですか?
中島さん:
これはデハ101という電車で、この路線が開業した1928(昭和3)年から走っている車両です。
現在はイベントや貸切運転などで活躍しています。
土屋さん:
ここで現れるとは思いませんでした…! 驚きです!
~(乗車中)~
アナウンス:
「まもなく、大胡、大胡です。お手回り品をお確かめください」
土屋さん:
まもなく停車です。どう停車するかな…? やさしく停まりました!
あっという間に大胡駅に到着しました!
再びデハ101の姿が…!
土屋さん:
ということで大胡駅のホームに降り立ちました。これから車庫のほうに行きたいなと思いますが…。
あっ、来た来た! 先ほど三俣駅で見かけたデハ101が大胡駅に入ってきました。
まさかの再会にビックリしました!
今は貴重な“てつおと”。懐かしい打鐘式踏切の音を楽しむ!
大胡電車庫で保存されている104号踏切
上毛電気鉄道 列車区助役の五十嵐和彦さん
稼働していた頃の104号踏切(2020年に撮影)
土屋さん:
大胡駅で下車して大胡電車庫に来ました。
ここからは上毛電気鉄道 列車区助役の五十嵐和彦さんに案内していただきます。
今、目の前にある建物の前… 踏切でもないところに警報機があるのですが、これは何ですか?
五十嵐さん:
これは渡良瀬川近くにあった「104号踏切」を移設展示しています。
今、踏切警報機を鳴らしますね。
~(♪カンカンカンカン…)~
土屋さん:
おっ! これは電子音ではなくて、実際に鐘を鳴らしている「打鐘式(だしょうしき)」というものですよね?
五十嵐さん:
そうです。土屋さんも鳴らしてみますか?
土屋さん:
えっ! いいですか?
なかなかないよ。踏切警報機を鳴らす機会なんて…。
それではスイッチオン!
~(♪カンカンカンカン…)~
土屋さん:
1音目の音量が弱めのやさしいスタートなのがいいですね~。
貴重な体験、ありがとうございました!
早くも勝利宣言? 運転の仕組みを学ぶ!
取締役総務部長の中野良雄さんから運転の仕組みを学びます!
土屋さん:
今日は運転鉄第2弾ということで、まあ、私はもう手に取るように運転できるんですけども…。
電車を運転するのは初めてなので、今から講義を受けますが、なんとこれから運転する700形の車内で受けます。テンションの上げ方を分かっていますよね~。
講師は取締役総務部長の中野良雄さんです。よろしくお願いします。
~(講義を受ける)~
土屋さん:
やはり僕は目標が「お客を乗せて運転する」ということなので、営業運転ではないですけどお客さんを乗せて運転する気持ちで、うつくしい停止をしたいと思います。中野さんありがとうございます。
中野さん:
ありがとうございました。
指導してくれた列車区検修主任の山本直人さん(右奥)
シミュレーターで擬似運転をしながら学びます!
土屋さん:
次はシミュレーターで学びます。
教えてくれるのは、列車区検修主任の山本直人さんです。
今、モニターに運転している映像が流れています。
山本さん:
土屋さんが操作してもらっても構いませんよ。
ブレーキをゆるめてからアクセルを入れると加速します。
~(山本さんに指導を受けながら操作)~
土屋さん:
ありがとうございます。これもう、営業路線行っても大丈夫じゃないですかね?
山本さん:
もう大丈夫ですね(笑)。
土屋さん:
このあとは、いよいよ700形を運転です! 楽しみ!
いよいよ電車を運転! 気になる結果は?
これから700形の運転体験にチャレンジします!
土屋さん:
いよいよ電車の運転です。
上毛電気鉄道 列車区助役の五十嵐和彦さんに指導してもらいます。
今日は「絶対に停止線で止まりたい」のですが、コツはありますか?
五十嵐さん:
真横の景色を覚えておくことですね。
土屋さん:
停止線の前と後だったら、どちらに止まったほうがいいですか?
五十嵐さん:
本来は停止線ぴったりに止まるのが理想ですけど、前後50センチなら合格です。
土屋さん:
50センチ以内が目標ですね!
そして、今回は中島さんと山本さんが乗客として評価をしてくれます。
よろしくお願いします!
気になる1回目の結果は?
土屋さん:
それでは運転します!
1回目は往路、果たしてうまくいくか!?
~(1回目の往路の運転・停車)~
五十嵐さん:
これは、ちょっと手前ですね。
土屋さん:
手前でしたか。復路ではリベンジします!
~(2回目の復路の運転)~
土屋さん:
次こそは絶対にうまくいきます!
2回目の復路。往路よりうまく停まれるかな!?
~(停車)~
土屋さん:
いいんじゃないかな? ドンピシャ?
どうですか五十嵐さん?
五十嵐さん:
ブレーキもばっちり。いいと思います! 「合格」です!
土屋さん:
山本さん、中島さん、どうでしたか?
山本さん:
とってもよかったです!
中島さん:
うまかったと思います! ピッタリに近いです!
2回目の復路は「合格」。土屋礼央さんも大満足!
土屋さん:
電車のほうがディーゼル車より僕に合っているなと思いました。
感覚的にも分かりやすく、自信が確信に変わりました。
皆さん、ありがとうございました!
スタジオトークよりひとこと
写真左から野月貴弘さん、瀧野由美子さん、土屋礼央さん。
ホワイトボードのイラストは、今回、土屋礼央さんが運転した上毛電気鉄道700形!
野月さん:
上毛電鉄には、大胡電車庫が選奨土木遺産や登録有形文化財に選ばれるなど、車両以外にも歴史があるところがいっぱい! ぜひ乗りに来て!
瀧野さん:
上毛電鉄の電車は編成ごとに前面の色が異なっているところがオシャレでかわいいと思いました。乗るときに、どの色が来るか楽しみになりますね!
土屋さん:
ディーゼル車、電車と運転してみて、それぞれの運転の仕組みの違いなどがよく分かりました! 第3弾はどこになるか、お楽しみに!
【放送】
2023/09/02 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」
放送を聴く
23/09/09まで