祝・開業50周年! JR武蔵野線 ひと駅散歩 藤富でGO

23/07/29まで
鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~
放送日:2023/07/22
#のりもの#鉄道#ローカル#アイドル
放送を聴く
23/07/29まで
音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!
今回は、今年で開業50周年を迎えるJR武蔵野線を、沿線出身の気象キャスター・藤富郷さんがトレベリン。
西船橋駅から乗換駅を1駅ずつ探訪しながら、もう一つの主役である貨物列車の音も堪能しました!
<取材メモ>
武蔵野線は1973(昭和48)年に開業した路線。
正式区間は神奈川県の鶴見駅から千葉県の西船橋駅までで、そのうち鶴見駅から府中本町駅までは臨時列車以外は貨物列車しか走らない区間です。
途中、20を超える鉄道路線と交差し、バイパス路線としても重要な役割を担っています。
武蔵野線のE231系
“ひと駅散歩マスター”藤富郷 今回のミッションは?
千葉県内で利用者数1位の西船橋駅からスタート!
藤富さん:
こんにちは。鉄道大好き・気象キャスター 兼税理士の藤富郷です。
私が今いるのは、千葉県船橋市の西船橋駅前。この駅にはJR総武線、武蔵野線、京葉線、東京メトロ東西線、東葉高速鉄道などが乗り入れ、利用客数は千葉県内第1位なんです。
今日は、今年で開業50周年を迎えるJR武蔵野線をトレベリンします! 生まれも育ちも、そして今も武蔵野線沿線の埼玉県三郷市に住んでいる“自称・武蔵野線マスター”の私が、武蔵野線の旅にお誘いしたいと思います!
それでは、武蔵野線のホームに向かって、藤富GO! レッツGO!
…え? 駅と反対側に行くんですか? ホームには行かないんですか? うそ~、乗らないの…?
北総鉄道(成田スカイアクセス線)と交差する新松戸駅に到着!
藤富さん:
東松戸駅前に来ました。
ここはJR武蔵野線と北総鉄道(成田スカイアクセス線)が交差する駅。1991年に北総鉄道が開業し、1998年にJR武蔵野線が開業しました。
せっかくですから武蔵野線と交差する北総鉄道(成田スカイアクセス線)の電車をここから見ながら、その音を録音してみたいと思います。
~(北総鉄道の通過音)~
藤富さん:
これ今、通過して行きましたね。
本当は車両を見たいところですけど…通過音を録ることはできました。
で、もう次に行くんですか? 武蔵野線には…やっぱり乗らない? やっぱ乗せてくれないの?
これ私だけ? え~、乗りたいな~。
武蔵野線の新八柱駅。隣接する新京成電鉄との駅名の読み方の違いにも注目!
藤富さん:
こちらは東松戸駅のお隣の駅、新八柱(しんやはしら)駅です。
この駅では新京成電鉄に乗り換えができて、そちらは八柱(やばしら)駅と濁(にご)るんですね。
同じ漢字を書くけど、読みが違うというおもしろい駅名です。
八柱駅を出発する新京成電鉄。
藤富さん:
新京成電鉄の音を録るために八柱駅近くに来ました。ちょうど千葉中央行きの列車が出発しますね。
~(新京成電鉄が発車)~
藤富さん:
いい音が録れましたね~。え? もう次に行くんですか?
何か分かってきましたよ。武蔵野線ひと駅ごとに乗換えの駅が続いていますから、今回はこういう“藤富ひと駅散歩”だということですね。
新松戸駅。常磐線とクロスする形で武蔵野線が通っている。
藤富さん:
新松戸駅前に来ました。
ここはJR武蔵野線とJR常磐線の駅で、常磐線の上を武蔵野線が交差している構造です。
武蔵野線は50年前に府中本町駅からこの新松戸駅まで開業しましたので、ここがかつての終点になります。
小さい頃は、常磐線のホームで列車を眺めることを楽しんだ思い出の駅です。
踏切を通過する流鉄流山線。
藤富さん:
新松戸駅近くに流鉄流山線が走っているのですが、今ちょうど踏切を電車が通過しました!
流鉄は2両編成。かたや常磐線の快速は15両ということで、このギャップもなかなか面白いですね。
地下駅だから音が聴けない… どうする藤富郷!?
正面奥がつくばエクスプレス。右側がJR武蔵野線の駅。
藤富さん:
南流山駅前に来ました。
ここはJR武蔵野線と、つくばエクスプレスの乗換駅となっています。
つくばエクスプレスが開業するまでは近隣の住民しか使わなかった駅でしたが、今では大きなターミナルになるなど、人の動きが劇的に変わった駅です。
南流山駅に到着する武蔵野線電車。
藤富さん:
府中本町行きが発車していきました。
武蔵野線は盛土上にホームがありますが、つくばエクスプレスのホームは地下にあります。
ということは、つくばエクスプレスは見えないですよ。どうします? エアトレインで再現してみましょうか!
~(藤富さんがエアトレインで、つくばエクスプレスの音を再現)~
- ※ 聴き逃し配信で放送後1週間、聴くことが可能です。
地元・三郷に凱旋(がいせん)! そしてようやく乗車できたものの…
地元・三郷駅に到着!
藤富さん:
三郷駅に来ました!
武蔵野線が開業したのが50年前の1973(昭和48)年。そして、私が三郷市で生まれたのが2年後の1975(昭和50)年ということで、武蔵野線とともに人生を歩んできました。
念願の武蔵野線に乗車!
藤富さん:
府中本町行きがやって来ます。
やっと念願の乗車です! これから乗るのは顔が銀色のE231系。以前は総武線を走っていましたが、一部が武蔵野線に転属して活躍しています。それでは乗ってみましょう!
車内でリポートする藤富さん。
藤富さん:
ようやく乗車することができました。
進行方向の左側、住宅地ができてきました。このあたりは元々武蔵野操車場という大きな貨物駅だったのですが、その跡に家が建っているんですよね~。
間もなく新三郷駅に到着します。この駅は1985(昭和60)年に開業し、三郷団地の住民にとってはとても便利な駅です。
え…? 降りるの? まだ乗ったばかりなのに? いや~嫌な予感しかない!
次の新三郷駅で下車。発車する列車を見送りました。
藤富さん:
新三郷駅で降りてしまいました。
どうもありがとうございま~す! あ~見送ってしまった…
レア体験! 貨物ターミナルで貨物列車の音を間近で聞く
越谷貨物ターミナル駅構内に特別に入らせていただきました!
藤富さん:
武蔵野線の新三郷駅から、吉川美南駅、吉川駅、越谷レイクタウン駅と進んだ先、なんと貨物駅に来てしまいました。その名も「越谷貨物ターミナル駅」です。
武蔵野線開業時からあるのですが、私は初めて来ました。今回は特別に構内に入って、貨物列車の音が録れるということなので楽しみです! それでは行ってみましょう!
藤富さんの後ろには愛称“桃太郎”のEF210形電気機関車。
ふだんは見ることができない貨物駅の内部を見学してきました!
藤富さん:
電気機関車のブロワーが動き始めて、信号が青に変わりました。そろそろ出発でしょうか。
今、目の前にいる貨物列車は、先頭がEF210形で石油を積む貨車を13両連結しています。
動き出しました。いい音ですね~。越谷貨物ターミナルから、松戸方面に向けて出発して行きました。ガタンゴトンの音が軽い感じがしますが、これは中身が入っていない貨車を返す列車で、千葉貨物ターミナル駅へ向かうそうです。
同じ駅のようで、同じ駅名ではない不思議な感じの駅
左:南越谷駅に来た藤富さん。
右:JR武蔵野線が南越谷駅で、東武鉄道は新越谷駅という駅名。
藤富さん:
南越谷駅前に来ました。
ここは東武スカイツリーライン(伊勢崎線)との乗換駅なんですが、東武線の駅名は新越谷駅です。武蔵野線のユーザーは「なんこし」と略すのですが、東武線のユーザーは「しんこし」と言います。それでも待ち合わせはできるので、はたから見ると不思議な感じかもしれません。
~(武蔵野線の列車が出発)~
藤富さん:
今、ちょうど府中本町方面の列車が出発していきました。
この駅は高架の武蔵野線をさらに上をまたぐ形で東武スカイツリーラインが通っています。あっ、今度は東武鉄道の特急「スペーシア」がやって来ました!
~(特急「スペーシア」が通過)~
藤富さん:
ここは武蔵野線と東武スカイツリーラインの両方を見ることができますし、音も録ることができる。いい駅ですね~。
さぁ、次の駅に行きましょうか? え、行かないんですか? この先も乗換駅が東川口、南浦和、武蔵浦和、北朝霞、新秋津とたくさんあるのですが、この続きはそのうち第2弾でお伝えしたいですし、伝えさせてください。よろしくお願いします。
ということで、今日のトレベラーは三郷市PR大使も務めている、自称“武蔵野線マスター”藤富郷でした!
スタジオトークよりひとこと
写真左から野月貴弘さん、土屋礼央さん。瀧野由美子さんはお休みです。
ホワイトボードのイラストは、武蔵野線で活躍していた103系電車!
野月さん:
武蔵野線はいろんな路線と交差するので、乗らなくても駅周辺で楽しめるということが分かったトレベリンでした!
土屋さん:
今回も藤富さんの“ボヤき”がさく裂しておもしろかったです。武蔵野線の西側は僕の地元でもあるので、続きは僕にやらせてください!
【放送】
2023/07/22 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」
放送を聴く
23/07/29まで