音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
R1・ラジオ第1で毎週土曜日 午前10時5分から放送中! 放送後1週間は「らじる★らじる」の聴き逃しサービスでもお楽しみいただけます!
福岡県・門司駅と山口県・下関駅を結ぶ全長約3.6キロの関門トンネルで活躍する電気機関車、通称「銀釜」に、演歌歌手・徳永ゆうきさんが念願の対面。そして自らも機関車気分で海底トンネルを歩いて渡りました!
音で鉄道の楽しさや、鉄道の旅の魅力を伝える、ラジオならではの鉄道番組「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」。
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福岡県・門司駅と山口県・下関駅を結ぶ全長約3.6キロの関門トンネルで活躍する電気機関車、通称「銀釜」に、演歌歌手・徳永ゆうきさんが念願の対面。そして自らも機関車気分で海底トンネルを歩いて渡りました!
残り1両となったFE81形の「銀釜」こと303号機。
徳永さん:
今、福岡県北九州市にある、JR貨物の門司機関区にいます!
目の前にEF81形電気機関車の303号機が停車しています。
これは関門トンネル用に作られた電気機関車で、塩害対策のためにステンレス車体になっていて、ファンからは「銀釜」と呼ばれています。生で見るとすごくかっこいいですね~。
今日は、この門司機関区を楽しみたいと思います! 伝われ、この楽しさ~!
JR貨物 門司機関区 検修助役の小泉和也さん。
徳永さん:
今日はJR貨物の門司機関区で検修助役を務める小泉和也さんに案内していただきます。
改めて、この門司機関区について教えてください。
小泉さん:
JR貨物の九州地区で、機関車が配置になっているのは門司機関区のみです。
本州から関門トンネルを渡って最初にある機関区なので、九州地区では要の施設となっています。
徳永さん:
このEF81形の303号機は、どういった機関車なんでしょうか?
小泉さん:
関門トンネルを通る際の塩害対策のために、ステンレス車体で製造されているのが特徴で、4両作られましたが、現在は303号機の1両のみが残っています。
徳永さん:
見たいこと、やりたいことがいっぱいあるんですが…。
まずパンタグラフを上げることは可能ですか?
小泉さん:
はい、大丈夫です。
徳永さん:
ありがとうございます!
汽笛を聴くことは可能でしょうか?
小泉さん:
はい。汽笛も大丈夫です。
徳永さん:
ありがとうございます!
これはきびしいかなぁ~。車内に入ることは可能でしょうか?
小泉さん:
今回は特別にお見せします。
徳永さん:
マジっすか!? わ~うれしい!
では、お願いします。
~(汽笛・パンタグラフを上げる音)~
徳永さん:
架線にパンパンとパンタグラフを当たる音が聴こえましたか?
EF81形の運転席にて。運転台にはさまざまな種類の計器類がいっぱい!
徳永さん:
運転席に特別に入らせていただきました!
ハンドルやらメーターがいっぱいありますね。
小泉さん:
速度計をはじめ、圧力計、電流計、電圧計…これらの動きを見て、乗務員は正常に機器が動いているかどうかを確認しながら、運転をしています。
徳永さん:
なるほど~。
運転席内は、見渡しただけでもたくさんのスイッチやレバーがあるから、それを暗記して操作していくのは、さすがプロフェッショナルですよね。
新しい「銀釜」ことEF510形301号機。
徳永さん:
門司機関区に新しい銀釜としてEF510形が仲間入りしましたね。
シルバーを基調とした車体で、従来の車両とイメージが変わりましたね。
小泉さん:
こちらの車両は銀色をベースに、車体の下回りにダークグレーを採用して、さらに赤い帯を入れて全体を引き締めるようなデザインにしています。
徳永さん:
ちなみにEF510形は関門トンネルには入ることは可能ですか?
小泉さん:
関門トンネルを走ることは可能ですが、今のところ九州の日豊本線と鹿児島本線、長崎本線で使う予定です。
徳永さん:
今後、EF510形の銀釜はどれくらい製造する予定ですか?
小泉さん:
最終的には17両になる計画です。
徳永さん:
ちなみに…このEF510形を走らせることは可能でしょうか?
小泉さん:
はい。今日は特別にOKです!
徳永さん:
ありがとうございます! じゃ~もうひとつ言っていいですか?
運転室内に入ることは可能ですか?
小泉さん:
はい。それも特別に!
徳永さん:
マジっすか! ありがとうございます!
特別にEF510形の運転席に入れてもらいました!
運転台はEF81形と比べるとすっきりした構造。
徳永さん:
運転室内に入りました!
先ほどのEF81形と比べると運転台がシンプルになっていますね。
小泉さん:
機関車の電源を入れます。
~(バッテリー電源スイッチを入れる)~
小泉さん:
続けて警笛を鳴らすのと、パンタグラフを上げる動作をします。
~(警笛・パンタグラフを上げる音)~
運転士:
はい、着線オーライ。
小泉さん:
それでは構内を動きます。
~(EF510形が構内をゆっくりと走行)~
徳永さん:
動きました! これで時速何キロくらいなんですか?
小泉さん:
今、時速8キロくらいですね。これからブレーキを掛けます。
徳永さん:
あ~これは無言になってしまう…。
だって自分が乗っているEF510形が動いているんだもん。
門司機関区の中をゆっくりゆっくりと走行して、ただ今、停車しました。
EF510形のさまざまな“てつおと”を堪能させてもらいました!
徳永さん:
いや~、本当に貴重な時間をありがとうございました。
EF510形の運転台周りの計器類は、新型だけあってスッキリしていて、これが最新の技術なんだな~というのを改めて思いました。
小泉さん:
扱いやすく、またメンテナンスもしやすく、というところをコンセプトに作っていますので、新旧の違いも楽しんでいただけたと思います。
徳永さん:
も~最高です。本当にありがとうございました!
これから関門海峡を歩いて渡ります!
徳永さん:
私が今いるところは…人が歩いて渡る関門トンネルの入口です!
鉄道や自動車だけでなく、歩いて関門海峡を越えることが出来るんですよ。これは行かないわけはないじゃないですか。
今日はこの「関門トンネルの人道入口」から、本州方面へと歩いて渡ってみたいなと思います。
トンネル内を機関車になった気分で歩く徳永さん。
壁面には魚の絵など、海底をイメージした絵が描かれている。
徳永さん:
さぁ地下へと到着いたしました。
ここは海面下51メートル。それでは歩いていきましょう!
~(関門トンネル人道を歩く)~
徳永さん:
トンネル内は青色を基調とした壁や天井の色となっていて、魚なども描かれています。
まるで海底にいるかのような気分になりますね。
海底トンネル内に現れた福岡県と山口県の県境。
県境をまたいで山口県に入りました!
徳永さん:
県境に来ました!
今、私が歩いているのが福岡県。この白い線を越えると山口県に入ります。
それでは白い線を越えて山口県に入ろうと思います。失礼します!
…ということで、山口県に入りました。下関まであと400メートル。引き続き歩いて行きましょう!
関門海峡突破記念のパネルで記念撮影!
徳永さん:
下関側に到着しました。やった~!
関門突破記念ということで、写真撮影のスポットもありますね。
僕も記念に撮ってもらいましょう。
壇ノ浦の戦い、源義経と平知盛像の前で。関門海峡を堪能したトレベリンでした!
徳永さん:
EF81形303号機になったつもりで、人道を歩いてまいりました。
ぜひ時間のあるかたは、人道トンネルを歩くのもいいですし、鉄道もデッドセクションの通過など貴重な車内を体験できますので、鉄道も利用してみてはどうでしょうか?
ということで、今回のトレベラーは演歌歌手・徳永ゆうきでした!
写真左から野月貴弘さん、瀧野由美子さん、土屋礼央さん。
ホワイトボードは、かつて関門トンネルで活躍していたEF10形電気機関車!
野月さん:
EF81形の「銀釜」もあと1両なので、乗ることができた徳永さんがうらやましいです!
瀧野さん:
関門海峡は鉄道で渡っても、歩いて行っても楽しいですね。私も機関車になった気分で歩いて渡ってみたいです!
土屋さん:
機関車に乗ったときの興奮ぶりが伝わってきました! 新しい車両になっても伝統の銀色が受け継がれているのは良いですね。
【放送】
2023/07/01 「鉄旅・音旅 出発進行!~音で楽しむ鉄道旅~」
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