【もっと、鎌倉殿の13人】時政パパこと、北条時政役 坂東彌十郎さん

22/12/31まで

ラジオ深夜便

放送日:2022/12/18

#大河ドラマ#映画・ドラマ

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大河ドラマ『鎌倉殿の13人』をもっと、楽しむためのコーナーが「ラジオ深夜便」で放送中の「もっと、鎌倉殿の13人」。キャストやスタッフがドラマの現場から制作チームのこだわりをお伝えします。案内役はドラマの芸能シーンに携わる、芸能指導の友吉鶴心さんです。

【出演者】
友吉:友吉鶴心さん(薩摩琵琶奏者・『鎌倉殿の13人』芸能指導)
彌十郎:坂東彌十郎さん(北条時政 役)

周りの人たちが作りあげてくれた、時政という役

友吉: 『鎌倉殿の13人』、ついに本日、おかげさまをもちまして、最終回を迎えます。
そこで、きょうは懐かしい方をお迎えすることができました。
鎌倉幕府を支えた13人のうちの1人で、初代執権、北条時政 役を演じてくださった、坂東彌十郎さんです。
彌十郎: 皆様、お久しぶりです。パパです。
友吉: (歌舞伎の大向こう風に)大和屋! 待っておりました!
時政パパは、伊豆で78歳の生涯を終えて…。撮影が終わった後も、ドラマはご覧に?
彌十郎: はい。欠かさず拝見しています。
自分の出番が終わった後なので、完全に視聴者目線ですから、ドキドキして、拝見しています。
友吉: 撮影が終わると、台本はお手元には?
彌十郎: 来ていないですね。
友吉: ここから先、どうなるかっていうのは?
彌十郎: 知らないんですよ。
友吉: じゃあ、見てくださっている方と同じ?
彌十郎: もう完全に、視聴者目線です。みなさんとご一緒で。
トーク番組で、小栗さんたちとお会いしたときも、「最終回すごいですよ!楽しみにしてください!」「教えてよ。でも、聞かないほうがいいかな。」なんて、話をしているぐらいですから。
友吉: 時政という役について、この長いスパン、この役を務められて、どんな思いがございますか?
彌十郎: 歌舞伎しか、舞台でしか、今までほとんど仕事していないですから、撮影の期間でいうと、1年以上ですけど、一人の人間を演じるってことはなかったので、とっても怖かったのと、今振り返ってみると楽しかった。いい経験させてもらったなと思っています。
友吉: その、怖いっていうのは?
彌十郎: やる前はやっぱり、自分では想像がつかないですし、そんな長い間、1つの役だけっていうのは…。
友吉: (歌舞伎の)芝居だと25日、お稽古入れても30日くらい?
彌十郎: 2か月公演とかあったとしても、それは同じことを繰り返すわけですから。
あすは違う自分を演じるっていうふうにやっていくのは、初めてでしたから。
終わる頃になったら、「えっ、もう終わっちゃうんだ」という、感じでしたね。
本当に不思議な感覚でした。

友吉: 現場での“ファミリー感”っていうのは、いかがなものでございましたか?
彌十郎: 本当ならば僕が父親ですから、まとめるんでしょうけど、小栗さんがまとめていらっしゃったというか。
まとめるようにしないで、小栗さんがちゃんと気遣って。で、周りの方も本当にファミリーとして、どんな場面もそうでしたけど、義時も政子も、実衣も…孫たちも、みんなが父上とか、じい様って言って、僕を時政にしてくれたんです。だから、僕は何もしていないです。皆さんに作ってもらった。
で、そういうふうに(脚本を)書いてくださった、三谷さんがいらっしゃるということですね。

友吉: 時政さんから見て、義時さんの生き方、生きざまは?
彌十郎: 視聴者目線で言うと、怖いなって思うんですけど。時政としてみると、伊豆で、僕の次男坊としてやっていた小四郎が、鎌倉をすべて動かす、それの責任も感じてやっているということ、すごいなって思いますね。
だから、その分大変なんだと思います。本当にすべてを分かってくれている人は、いないわけですから。
友吉: そうですね。

彌十郎: 時政は、義時が分かってくれていたんです。だから、よかったんですね。
義時は、泰時がまだ分かってくれていないですね。そのうち、後で分かるんでしょうけど。
そこは、ちょっとかわいそうだなって、思いますけど。
友吉: それが義時の生き方とか、人生観なのかも。
彌十郎: だと思います。だから、泰時が生まれたんですよ。
友吉: この番組が、おかげさまで結びになってしまうんですが、皆様にひと言、パパから。
彌十郎: まずは、このラジオ深夜便の「もっと、鎌倉殿の13人」を、聞いていてくださった方々に、本当にありがとうございます。
そして、そこを通して、『鎌倉殿の13人』を本日の最終回まで見守ってくださった、いろいろな思いもおありだったと思いますが、見守ってくださったことに本当に感謝いたします
私も、結末は分かりませんが…、ご一緒に拝見したいと思っています。
そして、この『鎌倉殿の13人』に出ていた家族、一族、板東武者、朝廷の人々、それに関わる周りのすべての人々が、次なるステップで頑張るところを、リスナーのみなさん、応援してください。お願いいたします。
友吉: これまで、おつきあいくださった皆様、ありがとうございました!

『鎌倉殿の13人』、今夜もどうぞ、
彌十郎・
友吉:
お楽しみに!

【もっと、鎌倉殿の13人】予測不能な歴史ドラマを 制作統括 清水拓哉(2022/11/06放送)

【もっと、鎌倉殿の13人】演出 吉田照幸(前編)和田義盛の最期を描く(2022/11/20放送)

【もっと、鎌倉殿の13人】演出 吉田照幸(後編)『鎌倉殿の13人』での挑戦(2022/12/04放送)

鎌倉殿の13人

日曜日 総合 午後8時/BSP BS4K 午後6時

詳しくはこちら


【放送】
2022/12/18 ラジオ深夜便 「もっと、鎌倉殿の13人」

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