庄司智春パパ・大日向雅美先生と考える 「子どもたちと過ごすコロナ禍」①

21/06/20まで

ラジオ深夜便

放送日:2021/04/22

#子育て#家族#コミュニケーション#コロナウイルス

毎月第4木曜日に<ラジオ深夜便>でお送りしている「ママ☆深夜便」は、子育てに悩んで眠れぬ夜を過ごしているママ・パパたちを応援すると同時に、「真夜中の子育て応援団」として社会全体で子育てのことを考えようというプログラムです。
4月のテーマは、「コロナ禍での子育て」。
新型コロナウイルス流行が生活を一変させてしまった現在、子どもたちとどう接すればいいのか、何をしてやればいいのか。3児のパパであるお笑いタレントの庄司智春さん、子育て支援の専門家の大日向雅美さんとともに考えました。
(聞き手・村上里和アンカー)


【出演者】
庄司:庄司智春さん(お笑いコンビ「品川庄司」)
大日向:大日向雅美さん(恵泉女学園大学 学長)

真夜中の愛のささやき

――「子育てリアルトーク」のコーナーです。ゲストをご紹介しましょう。
スタジオにお越しいただきました。お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんです。どうぞよろしくお願いいたします。

庄司: よろしくお願いします、庄司です。(控え目に)ミキティー…!

――夜中バージョン(笑)?

庄司: そうですね。

――すてき。ありがとうございます。

庄司: 夜中バージョンで、しっとりと「ミキティ」と言わせていただきました。

――ミキティさんは聞いてくださっているかな。忙しいかな?

庄司: 忙しいですね。3人子どもがいまして、下の子が今1歳で夜泣きが最近激しいので、夜泣きのタイミングで起きてくれていたら、聞いていてほしいですね。

――自分のお仕事は見てほしい、聞いていてほしい?

庄司: 裸でテレビに出ることも多いので、それは「見ないでほしいな」というのはありますけど…。
こういう、僕の好感度が上がるようなお仕事は――「上がるといいな」と思いながらやってますけど(笑)――見てほしいな、聞いていてほしいなと思います。

――きょうは暑かったし、「Tシャツでいらっしゃるかな」なんて思っていたんですが、とてもすてきなデニムをお召しです。

庄司: デニムのジャケットですね。

――長袖の袖をまくって、筋肉質の腕が少し見えています。

庄司: ちゃんとTシャツの下にタンクトップは着ているんですけどね。いつものスタイルでやっています。

――あっ…そうですか。下はタンクトップ?

庄司: 一応。いつでもタンクトップの姿になれるように、いつも仕込んでいます。きょうはそんな機会はたぶんないと思いますが。

――たぶんないと思います。(笑)
庄司さんに、はがきが届いています。

庄司: うれしい。

――メールやツイートが多い今、はがきです。

福井県30代男性
庄司さん、こんばんは。元気モリモリの庄司さんがご出演ということで、初めておはがきを書かせてもらいます。

庄司: うれしい。マジで。

庄司さんのパワフルな芸風と、某シチューCMでの家族を見守る笑顔とのギャップに魅了されています。深夜便でも温かいお話、楽しみにしています。

庄司: うれしいですね。男性の方なんですか。ありがとうございます。

――力こぶを作ってニコッと笑っているイケメン庄司さんの小さい似顔絵まで描いています。

庄司: 本当だ。うれしい。ありがとうございます。

――私たちの間にはアクリル板もあって、お互いマスクをして、感染対策をしっかりとして生放送をお送りしていきます。
庄司さんは、先ほど夜版の「ミキティー…!」が出ましたけれど、奥様はタレントで歌手の藤本美貴さん。芸能界きっての愛妻家として知られています。小学校4年生の男の子、そして5歳と1歳の女の子のパパです。
きょうは、お子さんとはどう過ごしましたか?

庄司: きょうは、夜ごはんを一緒に食べましたね。
小学校4年生の男の子は宿題に追われていまして、僕が仕事に向かう直前までバタバタしていましたね。
先ほどミキティからLINEが来まして、僕が出ていったあとにそのまま爆睡したらしいです。「このまま放置していてもいいのかな?」と相談が来ました。
「そのまま起きるまで寝かしておいたほうがおもしろいのかな」とも思ったんですけど、このご時世、かぜを引いちゃうとやっかいですから、「起こしてベッドに入れてあげたほうがいいんじゃないの?」という返信はしました。
そのあとどうなったか、わからないですけど。

――宿題を終えてから爆睡したんでしょうか。

庄司: いやあ、たぶん宿題の途中だと思いますよ。僕が出ていく前に「あと何が残ってるの?」と聞いたら、結構残ってました。

――今、小学生の宿題も多いですからね。漢字をたくさん書いたり、大変ですよね。

庄司: 頑張ってます。

――あしたはちょっと早起きして宿題をやらなくちゃいけないかもしれませんね。

回復まで長かった新型コロナウイルス感染症

――庄司さんは去年の8月に新型コロナウイルスに感染して、入院生活を送られました。今は本当にすっかりよくなられて。

庄司: おかげさまで元気に。
ふだんの生活も、お仕事も元気にできていますね。

――日常生活が以前のようにまったく心配なく送れるようになるまでには、どのぐらいかかりましたか?

庄司: 2週間入院しまして、そこから…後遺症なのかどうなのかわからないですけど、退院してからも肺のほうに違和感がありましたね。
半年…もうちょっと長いですかね。たまに違和感があったり、「きょうはちょっと呼吸が浅いぞ?」といった違和感を持ちながら生活していました。
ようやく気にならないで元気に過ごせるようになりました。

――体力もあってふだんから体も鍛えてらっしゃる庄司さんでも、回復に時間がかかったんですね。

庄司: 2週間ずっと…ふだんはパワフルに動き回っていたので、病院で2週間動かないでいることでまず体力が落ちますし、コロナウイルスだったこともあるので、通常の体力に戻るまで結構時間がかかりましたね。

大学生は受難の日々

――2人目のゲストは、Eテレ<すくすく子育て>でもおなじみ、子育て支援の専門家、恵泉女学園大学学長の大日向雅美さんです。大日向さん、こんばんは。

大日向: はい、こんばんは。よろしくお願いいたします。

――大日向さんとはインターネットでつながっています。背景には、ものすごい本の数です。すごいですね。大学の学長でいらっしゃいますからね。
大日向さんには、これまでも「ママ☆深夜便」に何度もご出演いただきました。前回のご出演が11月でした。あれから月日がたって、4月。新年度を迎えていますが、大学はいかがですか?

大日向: ことしは昨年度と違いまして、入学式が4月1日にできたんです。授業も、なんとか対面で。キャンパスで学生を迎えられてとても嬉しかったです。でも、緊急事態宣言が発令されそうですので、来週からは、またオンラインに戻さなければならないかな…ということをスタッフの皆さんと相談して、帰ってきたところです。

――学生たちにそれを伝えるのは、学長としてつらいところもあるでしょうが、感染を防止するためですからね。

大日向: 私の大学は多摩市の緑豊かなところにある小規模な大学なので、なんとか対面で頑張りたいと思っているんですが…。
今回、一応の区切りは5月半ばぐらいまでですか。オンラインになってもなんとか我慢して…と思ってはいますけれど、つらいですね。

――若い人たちは去年から我慢して頑張っていますよね。

大日向: これ以上「我慢して」って言えないんですよ。一生懸命オンラインで勉強して、部活も控えて…とやっていますからね。
キャンパスで会うときに「元気?」「元気なの?」って聞くんです。そうすると、明るい笑顔で「元気です」「先生も頑張って。お元気で」なんて言ってくれるんですよ。

――大日向さんは娘さんが2人いらっしゃいますが、海外でお2人とも子育ての真っ最中。新型コロナウイルスの影響で4人のお孫さんにもずっと会えずにいらっしゃる。

大日向: テレビ電話で会うことはできているんですけれど、1つ残念なのは、去年の夏に生まれた4人目の孫に1度も会えていないことです。もうつかまり立ちを始めたんです。
いつも土日にはテレビ電話をかけてくれるのですが、柔らかそうな肌に触りたい、赤ちゃんのにおいをかぎたい…。これも我慢ですね。

――会いたくても会えない。今、世界中の人たちが同じような思いを抱えて我慢しています。心で泣いて、顔で笑って…という方もいらっしゃるでしょうね。
今は我慢のとき。いろんな思いをリスナーの皆さんも抱えていらっしゃると思いますが、今夜もラジオでつながっていきましょう。

学校に行けない! 勉強ができない!

――庄司さん、大日向さんと一緒にお送りするきょうの「子育てリアルトーク」。テーマは、「コロナ禍での子育て」です。

去年からことしにかけて、子育て環境、子育て事情、大きく変化しています。
感染の拡大を防ぐために「3密」といわれる密集・密接・密閉を避けることや、距離を取ること、マスクを常に着用して、換気をしたり手洗いをしたりといった対策を日常的に取り入れる「新しい生活様式」が始まって1年がたちました。
不要不急の外出や移動の自粛は、今も呼びかけられています。リモートワークも進められてきました。こうした変化に、皆さん、戸惑いながらも一生懸命にそれぞれ取り組んでこられたと思います。

子育て世代にとって大きなショックだったのが、ちょうど1年前――去年の今ごろです――学校の一斉休校、そして幼稚園・保育園も一斉休園となったことです。
庄司さんのところは、どうされましたか?

庄司: びっくりしましたね。僕もまだ感染してないころですし、「参ったな…」と。
勉強…あまり僕は賢いタレントとして活動していませんけど、「子どもたちには勉強してもらいたい」と頑張っているんですよ。なので、「どうしようか?」と。
当時上の子は3年生だったので、すぐ書店に行って、復習と予習ができるように3年生のドリルと2年生のドリルを何冊か買って、「これをやるぞ」と夫婦代わりばんこで隣につきながら勉強を見たりしました。
小学校3年生はまだ僕レベルでも見られるので、なんとかやっていましたね。
そのあと、リモートの授業もできて対応してもらったのでなんとか大丈夫でしたけど、勉強に関しては「どうしたらいいんだろう?」と慌てましたね。

――お2人ともお仕事がある中、ちゃんとお子さんに勉強を?

庄司: ちゃんと、というか…“反動”ですかね。
こういうパパ・ママもいらっしゃると思いますけど、「子どもたちには、基本的なお勉強はやってもらいたいな」と…(笑)。
僕ら、緊急事態宣言が出たときに仕事がセーブされましたので。

――時間的な余裕はありましたか。

庄司: そうですね。

――「在宅で仕事をしながら子どもの面倒を見て、さらに食事も3食作らなくちゃいけなくて大変だ」というママたちからの声もありました。

庄司: ママは大変でしょうね。ことばは悪いですけど、やっぱり学校に行ってもらっていたほうがいいですよ。

――それはすごくあります。

庄司: 安心ですよね。安心ですし、勉強もしてもらうし、子どもたちとのふれあいもあるし。
何しろ、家にずっと子どもがいる、旦那がいるのは地獄でしかないんじゃないでしょうか(笑)。そこらへんはストレスがたまったんじゃないですか。

――大日向さんが笑っていらっしゃいます。

庄司: 「旦那が家にいる」ということが、ママの方たちには一番大変だったと思いますよ。ふだんいない人たちがいるので、生活のリズムは崩れると思います。

コロナ禍と季節でダブルの重圧

――大日向さんは子育て支援の「あい・ぽーと」施設長でもいらっしゃいますが、1年前に生活がガラッと変わったとき、子育て世代のお母さんたちからどんな不安が寄せられましたか?

大日向: 今、お2人が話していらしたとおりですね。
お仕事を持っていらっしゃるママは、突然の休園・休校にとても困ったと思います。「預け先がない」ということですよね。
庄司さんがおっしゃったように、子どもが保育園や幼稚園や学校で過ごしてくれるのは、子どもにとっては無論ですが、親にとってもとても大事なことじゃないですか。それが子どもはすべて家庭の中で世話を…となって、戸惑ったと思います。

庄司さんみたいに「僕がいると、妻も大変だったじゃないか」と思ってくれるパパって、それだけでもすばらしいと思うんです。そう思ってくださるということは、手伝おうとしてくださったりして、妻の大変さがわかっている。
でも、「僕はテレワークしているんだ。食事はどうしたの?」みたいな夫も、まだいるみたいですからね。これもまた大変でしょう。
夫と妻が家の中でイライラしているもとで、子どもは騒ぎたい。だけど、騒ぐとパパに怒られる、ママにもつらく当たられる。子どももかわいそうでしたね。

――去年のことでガラッと変わって、みんな今までと違う世界に入らなきゃいけなくなった。急に立ち止まったことで見えてきたいろんなこともありますよね。
そして次の春を迎えたわけですが、春はいろんなことが新しくなって、新入学、新入園、新しい学年、ママの職場復帰…という季節でもあります。変化が大きいので、子どもにとっても親にとっても、不安定になりやすい時期といえるのではないでしょうか。

大日向: もともとこの時期って、親がとても緊張するんですね。「入園、入学までにこれができていないと、だめよ」「これができないと、私の子育てが失敗と見られるんじゃないかしら」って、子どもを追いつめたり、肩に力が入りやすい時期なんですね。
それに加えて、コロナ禍でしょう。だから、親の不安が最大値に達していると思いますね。頼りたいところに頼れないというのもつらいですしね。
そういう中で、まなざしや心が内向きになって、「人に頼っちゃいけない、頼れないんだ」という孤立感と無力感――それでいて、「私の子育てが問われているんじゃないか」「失敗はできないんじゃないか」(と思いがちになる)。
もともとのこの時期の大変さにさらに追い打ちがかかっちゃったと思います。

真夜中の子育て応援団
ママ☆深夜便

毎月第4木曜日
[R1] 午後11時05分~翌午前5時00分
[FM] 午前1時05分~午前5時

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【放送】
2021/04/22 ママ☆深夜便「子育てリアルトーク ~コロナ禍での子育て」


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